15世紀のトンガ王国の海上覇権を崩壊させた30メートル級の大津波の原因は「隕石」だったのか？神戸大学のプレスリリースと実際の論文の内容が全く違っていて想像できない波乱の展開に。

彩葉 @iloha_train

@fushunia (いやぁ、本当に珍しいケースで…。全く違うとか、普通は想像できないですよね…。)

巫俊（ふしゅん） @fushunia

@iloha_train 英語の論文を読むと（翻訳機能を使ってですが）、隕石について検討した部分もあるので、全く何かの推定を行って無い訳では無いようですが、隕石以上に火山についての議論も詳しく論文本文に書かれていたので、びっくりしました。

Vamos Celeste @Terracelta1

これ、ツイートした人は全く悪くないんだけど未知の隕石の可能性をちょっぴり示唆しただけでメインの話は今回のような海底火山噴火。 さも原因が隕石で決まったような書き方をしてる、大元のプレスリリースが極悪。 twitter.com/fushunia/statu…

巫俊（ふしゅん） @fushunia

こんな研究があったなんて。 2022年1月5日の神戸大学の記事 「研究グループは、トンガ王国における現地調査において、15世紀に太平洋に落下した隕石によってこれまで知られていなかった津波が発生し、トンガ大国の時代が終焉をむかえたことを発表しました。」 research-er.jp/articles/view/…

2022-01-16 18:26:15

巫俊（ふしゅん） @fushunia

@Terracelta1 いえ、英語の論文も確認してからツイートすればよかったのですが、英語が苦手なもので後回しにしてたら、論文本文と全然違っていて困りました。

彩葉 @iloha_train

トンガ周辺地域を支配していた大王国が15世紀に津波の被害を受けて衰退した、までは同じだが、元論文では大規模噴火による津波を示唆してるのに、プレスリリースではそれを全否定して元論文が可能性が低いとした隕石落下を原因としている、という…。 frontiersin.org/articles/10.33… kobe-u.ac.jp/research_at_ko…

彩葉 @iloha_train

(元ツイの方が頭抱えてらっしゃる…。全く落ち度ないのに…。かわいそうに…。こんな展開、フツー想像できないですよ…。)

彩葉 @iloha_train

(しかし、論文の方も面白い。Last Autherが神戸大学のChristopher Gomez 先生というだけで、論文に日本人的な名前が一切ない。フランス、イギリス、インドネシア、現地トンガの研究者の共同研究ですね。)

Taka Fumi @taka_hydroxide

原文によると「大津波の起源はまだ不明であるが、トンガタプ沖の南西150kmに位置するトンガ海嶺に沿った古代の島火山が全壊したカルデラ形成噴火を支持する」とあるので、非常にタイムリーというか予言的な研究ですね。 ちなみにプレリリースはウンコ。誰が書いたんや。 twitter.com/fushunia/statu…

窪田 薫 @kaoryu

著者はだいたいフランスの研究者なのか frontiersin.org/articles/10.33…

窪田 薫 @kaoryu

後藤さんらの論文 twitter.com/jibansaigai/st…

地盤災害ドクター横山芳春@住宅の災害リスクの専門家 @jibansaigai

海への隕石落下による津波リスク評価の論文 ＞太平洋に直径10mの天体が衝突する確率は4500年に一度程度と推定、この程度の小規模衝突でも沿岸部での津波高は数mに達し被害が生じうる より大きな隕石では高さ100m以上の津波想定もあり、頻度は低いが起きた時には大きな被害。 wakusei.jp/book/pp/2013/2…

2022-01-16 09:53:52

巫俊（ふしゅん） @fushunia

英語の論文の結論部分には、 「この大津波の起源はまだまだ不明ですが、トンガプ沖の南西150km未満のトンガ尾根に沿って位置する古代の島の火山の完全な崩壊を引き起こしたであろうカルデラ形成噴火を支持する一連の議論を提供します。」 とありまして、

巫俊（ふしゅん） @fushunia

これは翻訳機能を使ったものですけど、「カルデラ形成噴火を支持する」までなら、この論文は噴火が大津波の原因だと指摘してることになりますが、「カルデラ形成噴火を支持する一連の議論を提供します」なので、議論を提供してるだけなんですよね。

巫俊（ふしゅん） @fushunia

英語は苦手なので誤りがあったら申し訳ないですが、歴史関係の論文でもこういう書き方があって、論文の作者が実証主義的な「確定したことしか書かない」姿勢を取ってると、かえって作者は何を信じているのか、伝わりにくいことがあります。

巫俊（ふしゅん） @fushunia

この論文には、この津波が「隕石」の落下によって起こった可能性について検討した部分が確かにあるのですが、アボリジニとマオリ族が隕石の伝承を伝えていること、トンガ諸島に影響を与えた可能性があるクレーター候補の不完全な数値シミュレーション結果しか、作者は指摘してないので、

巫俊（ふしゅん） @fushunia

作者は炭素年代測定の結果から、サンゴの大岩を動かした最大30メートルの大津波が15世紀に起こったことは「確信している」と書いてるものの、その原因についてはとくに火山について詳しく書いてるとはいえ、結局何だったのか、現在の数値モデリングでは有りそうも無いとしか書いて無いように思いました

冬樹蛉 Ray FUYUKI @ray_fyk

@fushunia @smasayasu97 まあ、ありがちなことではありますが、なぜ神戸大学のリリースがそんなにセンセーショナルなものになったんでしょうね？

LingLang@言語学好き @linglanglong

調べてみると、トンガ語 Tonga /toŋa/は、直接的にはトンガの北で話されるサモア語の toga /toŋa/ からで「南」という意味のようですね。 ハワイ語の /kona/ (ハワイ島西部の地域コナを指す)はこれと同根語で、こちらは「風下側」という意味のようです。 twitter.com/koridentetsu/s…

想像地図の人 (珍百景とウラマヨに出た人) @koridentetsu

「トンガ」という国名は「風下側」という意味なのか。

2022-01-16 10:48:38

LingLang@言語学好き @linglanglong

トンガ語やハワイ語を含むポリネシア諸語は語彙が互いにかなり類似していて、音韻対応も規則的なことで知られています。 ハワイ語では他の多くの言語の /t/ に /k/ (音声的には [k] ~ [t] で揺れる)が、/ŋ/ に /n/ が対応するので、/toŋa/ に /kona/ が対応するのも規則的です。

巫俊（ふしゅん） @fushunia

トンガ王国の歴史は、こちらの記事を書いてほんの少しだけ触れましたが、ヨーロッパ海上勢力との接触時は国家の崩壊を阻止できていて、滅亡したハワイ王国とは明暗が分かれてます。 togetter.com/li/1657313

巫俊（ふしゅん） @fushunia

この記事を書くのに参考にしたというか、内容が面白すぎて紹介のツイートしてたら、そのまままとめ記事になる内容だったのが、 塩田 光喜・編『海洋島嶼国家の原像と変貌』という本で、もう品切れだそうですが、リンク先で全ページ読めるように公開されてるようでした。　ide.go.jp/Japanese/Publi…

巫俊（ふしゅん） @fushunia

トンガの歴史を調べてたら、広島県に弥生時代から古墳時代の「トンガ坊城遺跡」って遺跡があることが分かったんだけど、日本語（地名）のトンガってどういう意味なんだろう？

はるやすみ @dandonban

@fushunia 古文書などの文献記録は皆無とか＾＾； sitereports.nabunken.go.jp/ja/16624 でダウンロードしたPDFのp.136 pic.twitter.com/mLR9rI7Fp6

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ゆ先生 @y_u_sensei

@fushunia どこにアクセントがあるんでしょう。 天狗を連想しました。