住宅用ソーラーパネル「制度」のお話 ソーラーパネルちゃんの憂鬱。

Fumiko @Hellothebook

さて先日、新しもの好きな父と一緒に住宅用ソーラーパネル説明会にいきました。といっても営業さんがソーラーパネルを導入するとお得だよ！という話です。しかし科学好きなCocoさんはツッコミを入れる気満々で話を聞きにいきます。

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営業さんA「Coco様のお宅なら年間13万ぐらいの電気料金ですね。設置していただくとちょうど売電見積もりがトントンになるんです！」 営業A「今なら補助金が出ますので、施行料金が200万で済みます！ただ1回300万円でお支払頂いて、その後、補助金がでるという形です」

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営業A「メンテナンスは必要ありません！ただシステム上（北電のメーターとは別に自宅のメーターをつけなければならない）のメンテナンスは必要です！ほにゃらら年間保証します！」 営業A「雪が積もっても大丈夫です！むしろ気温が低い土地の方が発電効率が高いです！」

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営業A「やっぱり設置しないと電気料金が値上がりしてしまうから損だ。という事でお客様多いですね！」

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営業A「しかもCoco様のお宅は屋根張り替えましたよね！向こう20年は持ちます！他のお宅ですと屋根の張り替えからやらなくてはならないんですよ～」 営業A「パネルはとっても丈夫です！鉄のスコップでガーンとやらない限り(笑)」

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Coco「先ほどまったく壊れないと仰いましたよね。逆に壊れる例ってどんな例ですか？」 A「やはり北海道ですと、屋根の雪下ろしとかで破損される例があります」 Coco「（よくある話じゃん）たとえば台風とかで物が飛んできて壊れた場合ってどうなるんですか？」

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A「えーっと場合によっては、保証を考えさせていただきます」 Coco「あのパネル一枚お幾らですか？」 A「７～８万円です」 Coco「今後値上がりしますよね。パネル自体は」 A「その可能性はあります」 父「いやーでもさー停電になっても大丈夫なんでしょ？」 A「いえ使えません」

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Coco＆父「えっ？」 A「送電はあくまで北電さんなんですよ。あ、でも非常用電源のコンセントありますから！それからなら大丈夫です。今回の震災でも・・」 Coco「震災おきて家にいる可能性って低くありません？」 A「ははは・・」

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A「でもこれって投資の意味合いもあるんです！北電さんは向こう10年売買契約交わしてますし、今後買い取り金額は値下がる可能性もあるので今がチャンスです」 Coco「（今後かならず利回りが低くなる投資って何よ）」 父「趣味の世界だなぁ～（のんき）」

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Coco「思うんですけど、公民館とか、学校につけたほうがよくないですか？」 A「いや補助金の制度が10Kwまでなんですよ～」 Coco「（そういう意味じゃないんですけど）あと、パネル一枚壊れても作動するんですか？」 A「1モジュール単位なのでダメになります～」

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Coco「（もういいや）ありがとうございます！勉強になりました！」 A「お見積もりの方は・・」 父「う、うう～・・ Coco「母と相談してからまたという事で！ありがとうございました！」スタスタ

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とても勉強になりました。パネル自体はとてもいいものです。 ただ制度が完全に各個人個人の国民に負担させる気満々なのが残念です。

Fumiko @Hellothebook

ソーラーパネルの普及に反対なわけではありません。使いどころが違うべ。と言いたいのです。各家庭につけるより、避難場所となる学校や公民館等の公共施設につけるのが先ではないのか。と言いたいのです。ソーラーパネルちゃんは悪くありません

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それができないのがなぜか。予算なんでしょうか。なんなんだかわかりませんが、税金使ってやるなら、もっと効果的な設置方法あるんじゃないかなぁ～。

Fumiko @Hellothebook

営業さんも責めるつもりはありません。大変だなと思います。政策に振り回されて。リベートなんかもあるでしょうが。どうもうまくいかないね。にっちもさっちも。

Fumiko @Hellothebook

ただ悲しいのがソーラーパネルちゃんが変な普及をされて無用の長物になってしまう未来を想像してしまいます。いっぱい技術が詰まってるのに、使われてる物質だってそこらへんにあるものでつくってる訳ではありません。

Fumiko @Hellothebook

私が12.3の頃、太陽光発電は夢の技術でした。うまくいけばこんないい事はない！環境に超優しい！私が科学研究者になりたくなったきっかけの一つでもあります。その夢の現実がこれか、ととても寂寥とした気分です。終わり。