東電・松本「水処理装置の運転状況: 第1セシウム吸着装置キュリオンと、除染装置アレバの運転状況ですが、本日05:51に、アレバ側、除染装置・高速凝集沈殿装置の電源装置故障の警報が発生し、除染装置が停止」
2011-09-06 21:20:05東電・松本「06:21に、警報をリセットして再起動させたものの、同じ警報およびシステム重故障警報が発生し、アレバの除染装置および第1セシウム吸着装置が停止している。現在、第1セシウム吸着装置とアレバの除染装置は停止中。停止原因については、現在調査中。」
2011-09-06 21:20:45東電・松本「これに関連し、ほぼ同時刻05:44頃、大熊線3号線の変圧器の故障警報が発生。現場を確認したところ当該変圧器には、振動・漏油・異音等はなく、変圧器としては問題ない、過電圧の警報そのものはクリア。この大熊線3号線の件と水処理施設のアレバの故障について因果関係含め調査中」
2011-09-06 21:29:56東電・松本「尚、第2セシウム吸着装置SARRYの方は現在連続運転継続中。従って、現在は雑固体廃棄物減容処理建屋からはSARRYを使い、25t/hで処理を実施」
2011-09-06 21:30:39東電・松本「淡水化装置: 淡水化装置RO膜のみ継続運転中、蒸発濃縮式淡水化装置については依然停止中。水処理実績、本日午前10時迄で累積値、高濃度汚染水7万8500t。RO膜による淡水化処理量は午前8時迄で2と3で2万6450t、蒸発濃縮装置による処理量は現在停止中だが2249t」
2011-09-06 21:38:58質疑
東電・松本「原因関係わかっていない、アレバの凝縮沈殿装置の中に、かくはん機があり、そのサーマルトリップリレー、いわゆる過負荷が働いたという事例があり、その辺りに問題がないか調査中」
2011-09-06 22:04:21東電・松本「尚、トリップリレーをリセットしたところリセットできたので、一時的誤動作ではないかとで運転再開したが再度06:21同警報とシステム重故障がおこり、全システムが停止」
2011-09-06 22:04:48東電・松本「従って、なぜサーマルトリップリレーが働いたのかという点、電源系中心に調査を進めている。当時大熊線の変圧器の故障も発生しているので、因果関係含め調査中」
2011-09-06 22:04:56東電・松本「原因として2通り考えられるが、機械的に粘度の高いものを巻き付けた関係でモーターに対し余分な力がかかり、電流が流れすぎ過負荷となったケース、もう一つは、モーター内部・電源装置の方に何らかの故障が生じ電流が流れすぎたケースが考えられる」
2011-09-06 22:06:23電・松本「SARRYの方は、雑固体廃棄物減容処理建屋の水処理、キュリオン・アレバ側はプロセス建屋の水処理を行っているので、プロセス建屋の方の水処理ができないことになるが、今のところ水位そのものは5708㎜、O.P.で4491なので余裕はある」
2011-09-06 22:07:13東電・松本「まだはっきり分からないが、一時的に炉心スプレー系からの注水を始め格納容器も含む系統の中で若干の変動あり、その後炉心スプレー系から注水を6日間継続しているので環境的には落ち着いたのかと。ただ問題となっていた凝縮槽に水が貯まった結果なのかという点は未だ判断できていない」
2011-09-06 22:12:24東電・松本「アレバの除染装置は、いわゆる高濃度汚染水を装置に取り込んだ後、薬液を混入し、いわゆる凝集させる。そのときに薬液を馴染ませる必要があるので、プロペラのようなもので水全体をかき混ぜる形になります」
2011-09-06 22:18:17??毎日新聞・比嘉「沈殿したものを、もう一度巻き上げることはないのか」、 東電・松本「巻き上げるということはなく、薬剤と溜まり水を混ぜ合わす役割、最終的には沈殿槽で、沈殿物と上澄み液ということで分離するが、その前の段階でよくかくはんするということになる」
2011-09-06 22:22:45東電・松本「実際に過電圧になったのかまでは未確認、警報が出た後に確認したところ、二次側電圧が一次的に高くなったことは確認、通常6.9KVのところ7.1KVボルトだったが、特別高い値ではない、少しその辺りの関係調査必要」
2011-09-06 22:34:35東電・松本「当該変圧器には、振動・漏油・異音等はなく運転状態に問題ないものと判断、停電などがおこったわけではない、現時点でクリアしていると考えられる」
2011-09-06 22:35:07