精神分析とは何か?

精神分析および精神分析的心理療法とは何かについての討論。資格の問題から金銭の支払い、精神分析のモデルや治療観について。
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IKEDA Akifumi @osake_kushami

無事に福岡入りしている。今日の夜はビオンについて話す。といってもケイパーによるビオン論の紹介で、私のオリジナルな言説ではないが。まぁビオンについて何かオリジナルなことを語るなんてそうできることではない訳だけれど、紹介を通して私の現時点での精神分析理解を多少でも伝えられるとよいな。

2011-09-02 16:02:30
IKEDA Akifumi @osake_kushami

昨日の夜はケイパーのシンポ。颱風の唸り声の中、サブ会場まで移動して参加してくれた方々ともっと話せるとよかったな。指定討論の先生の質問は流石の鋭さ。お陰で大分深みが出たと思う。1人でも多くの聴衆が「ケイパーって何か面白そうだな」と思ってくれたことを祈ろう。福岡は相変わらずよい街だ。

2011-09-03 22:28:15
ピュアリー @purely1939

最後の事例研究「外傷とエディプス」は盛り上がったけど、精神分析が良いかどうかの議論しかなかったな。もっと治療関係で何が起こっており、それが発表考察とどう関係するのかを議論しないと。

2011-09-04 15:29:31
ピュアリー @purely1939

その辺の重要さは分かるし、実際の臨床では考慮するけど、個人的には外的部分には正直興味が引かれない(笑) RT @kazeatume: @image_taro @pidesu 児童養護施設の方の口頭事例をひとつ、見ました。思ったのは、やはり心理療法の中身のみの発表はものたりない

2011-09-06 13:00:34
藤山直樹 @monomorahi

心理職の国家資格といっても、心理職の公的機関への雇用がこれ以上増えることは国家財政の点からみてありそうもないし、医療費をとにかく減らしたいのが国策だし、結局自分のお金を払う個人のユーザーが増えない限りどうにもならないように思うのは、素人の考えなのだろうか。

2011-09-06 13:02:12
風あつめ @kazeatume

@purely1856 私も精神科外来で仕事をしていた時は、全く関心なかったですよ(笑)家族療法への関心も薄かったし。ただ、児童福祉領域だとケースワークを整えておかないと、「消毒しないまま傷を縫う」ようなことになり、縫った傷の中が膿んでしまうみたいに、よくならないんですよねえ。

2011-09-06 13:11:18
IKEDA Akifumi @osake_kushami

精神分析へのよくある疑問に、治療者を背にしてただ自由連想を続けることに意味があるのか、というものがある。個人的な答えは明確で、2つの主体がなければ決して到達できない地点がある、というものだ。しかしこれを口で説明しても伝わりはしないというところに、この問題の本質的難しさがある。

2011-09-06 14:06:25
白象 @elephantcalli

@monomorahi 医療だけではないので、教育、福祉、司法、その他において有資格者のみが(排他的に)業務にあたることが目指されているのだと思います。数ではなく、悪く言えばパイの独占、良く言えば質の統一。その成否はともかくとしてですけど。

2011-09-06 14:21:41
藤山直樹 @monomorahi

@elephantcalli それらすべて公的な雇用ですから、現在雇用している人を馘首するとは考えられず、増員もないでしょう。独占したって基本的にパイがちいさすぎて、平均的心理職が専門職に見合う収入は得られることは難しいことに変わりはないように思うのですが。

2011-09-06 14:28:19
白象 @elephantcalli

@monomorahi お金に関して言えば、自分の心理療法に自分でお金を払うということの意義と必要性を認めた上で、それは個人資本でのみ賄われるべきなのかとか、つまり払わない人に現れる病理に社会が何かを供給する役割を持たないのだろうかとかいう問題について考えたりもします。

2011-09-06 14:30:46
白象 @elephantcalli

@monomorahi 基本的にパイが小さいという点には同意です。名称はともかく今の臨床心理士のような人を増やす事にあまり意味はないのかなと思います。ただそれは心理と福祉の境界をどう設定するかにもよるかな、と、例えば虐待の問題を見ていると思わなくもないです。

2011-09-06 14:39:13
藤山直樹 @monomorahi

@elephantcalli 「社会」とは政府ですか。おそらくそんな余裕も意思もこの国の政府にも地方公共団体にもないような気がします。とにかく、心理療法はお金がかかるので、そんなに多くの人が受けることはなく、したがってそんなに多くの心理職を食べさせることもないでしょう。

2011-09-06 14:40:18
白象 @elephantcalli

@monomorahi 心理職の仕事を心理療法に限定すればおっしゃる通りたくさんの心理職は必要ないと思います。とは言え、CBTが保険点数化されると話は変わるのかもしれませんが。ただ、精神科医が精神療法しかしないわけではないように、心理職も心理療法しかしないわけではないのでですね。

2011-09-06 15:02:48
白象 @elephantcalli

@monomorahi そんなに心理職はいらないという声と、心理職へのニーズは高いという声(資格の推進者からの声は別にして)と、どちらも聞くので、どこで何がどの位必要とされているのかということの整理がいい加減必要なのではないかなと思っています。

2011-09-06 15:02:56
藤山直樹 @monomorahi

@elephantcalli そうです。心理職の仕事は心理療法だけではないことに自覚的になる心理職が増えて欲しい。ただ、そうして仕事の領域を拡大していっても、そして国家資格になったとしても、経済原理からみるとそれほど多くの心理職は日本の社会では必要とされていない現状があります。

2011-09-06 15:07:18
ピュアリー @purely1939

というよりも、どういう支援や対応、連携をするのかより、何が関係の中で起こっており、それが患者の何によっているのかを考えるということに興味あるということです。 RT @kazeatume 児童福祉領域だとケースワークを整えておかないと、「消毒しないまま傷を縫う」ようなことになり

2011-09-06 15:41:33
白象 @elephantcalli

@monomorahi 心理療法を心理職の仕事と捉えるのは学部生くらいまでではないかという感触もあるのですが、少なくとも医療分野では役割の再構築が求められるかもしれないと思いました。現状はそれとして、その先の社会のありようの中での心理職が描かれる必要があるのかなと思っています。

2011-09-06 15:51:51
白象 @elephantcalli

@monomorahi 基本的に国家資格に幻想を抱きすぎではないか、というふうには思っています。

2011-09-06 15:52:19
藤山直樹 @monomorahi

@elephantcalli 医師が食えるのは資格があるからではなく、健康保険制度に依存しているからです。その健康保険制度が国家財政にとっては有害因子になっている現状があるわけですが。新しい資格ができることとそれが職業として経済的に成立することはまったく別ですね。

2011-09-06 15:57:18
藤山直樹 @monomorahi

@elephantcalli 金を出すことを前提としないニーズはニーズではない、という認識が必要です。

2011-09-06 15:58:40
白象 @elephantcalli

@monomorahi 医療分野での役割の再構築というのは、心理療法だけではない心理職の役割とは何かを考える必要が特に求められる分野なのだな、ということでして、資格=仕事ではないというのは同感です。

2011-09-06 16:13:58
白象 @elephantcalli

@monomorahi 金を出すことを前提としないニーズはニーズではない、という表現に則るなら、ニーズがあって金を出す時の主体は誰か、ということが社会のありようであり、その中で心理のどの仕事に誰がどれくらい金を出すのか、の現状と理念の整理をするということになるでしょうか。

2011-09-06 16:14:09
風あつめ @kazeatume

私もそれが好きだった(笑)必要に迫られて、そっちを追えなくなりましたが。仕方ないけど未練はあるな RT@purely1856 どういう支援や対応、連携をするのかより、何が関係の中で起こっており、それが患者の何によっているのかを考えるということに興味あるということです。

2011-09-06 18:36:50
山梨クロネコカウンセリングオフィス @rairaikokia

@osake_kushami このたびの学会では、細澤先生のご発表に対して、司会者・フロアから精神分析に対する偏見が感じられ非常に残念でした。分析のフォーマットをつぶせ、と意味不明な発現もありました。オリエンテーションの違いに対する無理解な姿勢は非常に疑問があります。

2011-09-06 22:27:56
ピュアリー @purely1939

RT @rairaikokia: @osake_kushami このたびの学会では、細澤先生のご発表に対して、司会者・フロアから精神分析に対する偏見が感じられ非常に残念でした。分析のフォーマットをつぶせ、と意味不明な発現もありました。オリエンテーションの違いに対する無理解な姿勢は非常に疑問があります。

2011-09-06 22:44:11