元政治家のスター評論家が環境が変わって困っておられるとの観測

墨東公安委員会 @bokukoui

維新がIR＝カジノにやたらこだわるのも、利権というのもあるでしょうが、私が思うに「飲む・打つ・買う」の古典的な男らしさの誇示への執着ではないでしょうか。それを思えば、IRに「売春特区」を入れないだけ自制しているというべき？　いや、橋下は米軍の性犯罪に風俗活用とか言ってましたね。

墨東公安委員会 @bokukoui

維新の大阪市政は慰安婦問題でサンフランシスコとの友好都市を破棄するという暴挙をしましたが、それは真理をバカにする彼らが歴史修正主義に染まりやすいのみならず、「金で女を買うのは男の権利」であり、買った以上は何をしてもいい、という強者の総取りの権利の発想があったからでしょう。

墨東公安委員会 @bokukoui

つまり、これは維新に限らない現象だと思うのですが、「女を殴って男らしさを誇示する権利」というのが「基本的人権」だと思い込んでいる「有害な男らしさ」というのがこの世界には存在しており、とりわけ維新はこの「人権」の擁護に熱心な党派で、それに同調する連中も少なくないのです。

墨東公安委員会 @bokukoui

で、今回の戦争でもそれにかこつけて「有害な男らしさ」を正当化しようとする連中がいて、しかしさすがに無茶ぶりすぎて呆れられているのは不幸中の幸いかもしれません。 twitter.com/washburn1975/s…

ワッシュ（鷲羽大介） @washburn1975

表現の自由戦士としてのアイデンティティより、ネトウヨとしてのアイデンティティのほうがはるかに大事だと表明するのは自由だが、「ジョン・レノンのインターナショナルの歌声」とは何だろう。まさかイマジンの誤変換ではないと思うが……。 pic.twitter.com/zFWJ3gooLi

2022-02-27 21:36:35

墨東公安委員会 @bokukoui

とはいえ、「男らしさ」が常に有害なわけではありません。男性性の誇示が時には世界を動かすこともあります。そこで参照すべきが藤野裕子さんの『都市と暴動の民衆史』です。都市暴動に参加した男たちの、時には敢えて弱い側につくような対抗文化を検証しています。 amzn.to/3pxRj2q

墨東公安委員会 @bokukoui

そこで見られる「男らしさの誇示」には、弱い者いじめではなく、仲間意識や権力への対抗心というものが考えられます。これが時には助け合いとして機能することもありました。ただし権力にこれが回収されると、関東大震災の時の朝鮮人虐殺のような方向にもなりうるのですが……

墨東公安委員会 @bokukoui

ですので「有害な男らしさ」とそうでない男らしさの差としては、対等な同胞という意識が一つキーになるのかもしれません。すると、世界をヒエラルキー化して上下で態度を変えることを当然とする橋下的世界観は、「男らしさ」の良き部分を捨象し、悪いところを煮詰めたものといえるかもしれません。

墨東公安委員会 @bokukoui

同胞の中に上下関係を持ち込んでしまうもの、その例の一つが金銭の貸し借りです。これは借りた方が貸した方に頭が上がらなくなってしまいます。そういう負い目が回収には有利だったりするわけですが…。で、なんと、そういった庶民間の素人高利貸が、実はサラ金の発祥だったのです。

墨東公安委員会 @bokukoui

これは小島庸平さんの『サラ金の歴史』という素晴らしく面白い本が解き明かしたことですが、こうして話は最初に戻ります。維新の首脳がサラ金の弁護士だったことには、歴史を背景にした含意があったのだと。 amzn.to/3pvb7DO 話にオチが付いたので、この辺にしておきます。