赤毛のアンがグリーン・ゲイブルズの家に来るようになったかに関しての真犯人は誰か

砂手紙 @sandletter1

１・ところで『赤毛のアン』、グリーン・ゲイブルズにアン・シャーリーが、女子なのに男子と間違えられて行くことになったのはどうしてだと思いますか。語られていることに従うと、引受の仲介役になったスペンサー夫人（養女好きな奥さん）のせいなんですけどね。

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２・実際、マリラがアンを引き取ってもらいに連れて行くところはスペンサー夫人の家だし。原文を適当に日本語化するとこんな感じ（元テキストは著作権保護期間終了）

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３・「マリラ・カスバート、聞いてたのと違いますわ」と、スペンサー夫人は当惑ぎみに言った。 「だって、ロバート（これは原文ではbrotherで、夫人の兄とも弟とも取れるので、訳者によって扱いが異なる）は、姪のナンシーを寄こして、あなたは女の子が欲しい、って私に伝えたの。」

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４・「ねえ、フローラ・ジェーン」 　夫人は玄関先にちょうどいた娘のフローラに声をかけた。 「そのとおりです、カスバートさま」と、フローラは力強く答えた。 実はこのロバートの姓は不明です。

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５・スペンサー夫人はスペンサー氏と結婚したからスペンサー夫人なんだけど、便宜上ロバートの姓もスペンサーにしてある。つまりその娘、つまりナンシーもスペンサーかな。 つまり、ロバートはちゃんと娘に伝えたつもりで、スペンサー夫人もちゃんと聞いたつもりで、だけどナンシーは間違えて伝えた。

砂手紙 @sandletter1

６・したがって、アン・シャーリーがアヴォンリーに来ることになった件の犯人はナンシーだね。夫人も、まったく、もうもうですわ（テリブル・フライトリイ・シング）って言ってるし。

砂手紙 @sandletter1

７・で、自分のの疑問なんだけど、このナンシーって子、この場面のこのところで名前出てくる以外になにかしてか記憶がないんだよね。なんか、アンの大学時代、通称アンのモテ期時代になにかしてたと思う気がするんだ。

砂手紙 @sandletter1

８・スペンサー夫人のほうは、けっこうアンに対しては責任感じてたみたいで、いろいろフォローしてるんだよね。ということで、二次創作者の腕の見せどころが出てくるのね。つまり、ナンシーはアンの孤児院時代の顔なじみで、友だちだったんだ。

砂手紙 @sandletter1

９・アンを間違えて呼んじゃった、んじゃなくて、ナンシーがわざと間違えて、11歳ぐらいの女の子、つまりアンがグリーン・ゲイブルズに来るように仕掛けたんだな。