「ケネディ大統領がいちばん尊敬する人物は上杉鷹山」という都市伝説

上杉鷹山が亡くなって200年

ケネディ大統領が「日本でいちばん尊敬する人物」を聞かれ上杉鷹山と答えたとか。

＞しかし、いつどこでの発言であったのか、という具体的な記述は見つからなかった。
＞また、この話は「都市伝説」だとする個人ホームページの記述も多く、真偽のほどは不明。

ケネディ大統領の長女キャロライン・ケネディは2013年に駐日アメリカ合衆国大使に就任。

2014年9月に山形県を訪問

上杉鷹山については地元の話に調子を合わせたようだが、真実と確定できるような発言も無かった。

以下独自研究

2014年の報道で気になって、当時調べた。
米沢日報の記事によると、研究者の調査では米沢市が発行した「米沢風土記」の初版にはケネディ大統領の記述があったが第2版以降は削除されているとのこと。
2014年当時のインターネット上の米沢市公式のコンテンツではケネディへの言及はなかった。

なぜ、このような都市伝説が生まれたのか
ある個人サイト曰く、事の真相は米沢の劇団の公演で「上杉鷹山と答えるが記者たちが誰も上杉鷹山を知らなかった」という場面があり、当時人気のケネディ大統領と結びついて話に尾ひれがついて広がったとか。このサイトは今探しても見つからない。
しかし、大元が米沢の劇団だとすると「米沢風土記」の初版発行後に米沢市に事実ではない旨が伝えられ第2版以降で削除、以後、米沢市役所内には真相が伝承されていて米沢市公式ではケネディに言及しない、という推測が成り立つ。
ケネディ大使の山形県招請でも知事、県選挙区選出の参議院議員、県会議員などが関わっているが米沢市長は関与していない。

こうしてこの世界にまた一つ新たな怪文書が生まれた

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