- tsugumi_shinai
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背景
ロシア軍によるウクライナ侵攻により西側諸国がロシアに対し経済制裁を課しました。
これを受け、ロシアのロケット打上げを行うロスコスモス社は受注済みの英国OneWebの衛星打上げを拒否。
ロシアのソユーズの利用が「リスク」となった今(2022年3月)、日本を含め西側のロケットの需要が高まるものの、日本では帰還ロケットがH-IIAからH3に切り替わろうとしているところ。
H-IIAは2024年に50号機をもって退役予定。
しかし後継のH3は開発が難航中。
さて、この「商機」、活かすことが出来るでしょうか。
「ソユーズが使えない。日本のロケットで打ち上げられないか」 ウクライナ危機でロシア製ロケットによる衛星打ち上げに暗雲。三菱重工業に問い合わせが相次いでいますが、代役を果たせるかは不透明です。 s.nikkei.com/3CLKUGy
2022-03-15 09:35:03暗雲とか言わずに積極的に受けるべき。H-IIAはまだ追加生産可能だし、今なら多少のコスト高はカスタマーに認めてもらえるし、種子島での高頻度打ち上げの練習と人員の養成・訓練にもなる。 なによりも、これはMRJ開発よりずっと低リスクのビジネスだと思う。 twitter.com/nikkei/status/…
2022-03-15 19:39:26電子部品その他の枯渇が気になります。半導体も金属も、世界的に不足して取り合いになっていますし。 twitter.com/ShinyaMatsuura…
2022-03-15 22:47:56電子部品とかは枯渇対策で必要量買い溜めしたものを使い切ったら、入手可能な部品で製造できるよう新たに開発しないといけない。多少の予備部品は確保しているだろうけど、予備部品を全部使うような生産計画を立てたら、それこそ故障したときに予備がなくなってえらいことになるからできない。
2022-03-15 22:46:31H-IIAは20年間も運用したから、初期の機体と最新の機体では特に電子機器がかなり変わってる。ある程度の機数を生産したら、後続機は新しい部品で生産できるよう、常に開発を続けてる。
2022-03-15 22:48:36なので、三菱重工がH-IIAを追加生産するとなると、現在の部品残数で生産可能な機数を確認する必要があり、それを上回る場合は開発が発生するがその費用を誰が持つかという話になる…H3で置き換えられるのだから、JAXAは持たないだろう。
2022-03-15 22:50:39まあ松浦さんが指摘したように、顧客に転嫁しても今なら大丈夫かもしれないが…損益分岐点を考えて決定するのは面倒そうだなあ。
2022-03-15 22:51:33@ohnuki_tsuyoshi H3の顧客獲得と考えれば、多少商売抜きにする価値はあるかもですが、判断が難しいところでしょうね…
2022-03-15 22:53:26@tsugumi_shinai H3の目処が早く立てばいいのですけどね。H-IIAの増産はロシア問題だけでなく、国内需要の点からも検討する必要はあるかもしれないですね。そうなった場合、JAXAはかなりの出費になりそうですが…
2022-03-15 22:55:22@ShinyaMatsuura ありがとうございます。 ここでお客さんを捕まえればH3の売上にも繋がりますし、上手く活かして欲しいところです。
2022-03-15 22:55:31@ohnuki_tsuyoshi 確かに、リモセン衛星などコンスタントに上げるものがありますしね。 しかしH3からの「振替え」があまり出ると、それはそれで厳しくなりそうですね。
2022-03-15 22:59:02@tsugumi_shinai 価格も上がってしまうし、種子島の施設運用計画も変わってしまうし、いろいろ大変です。
2022-03-15 23:00:01@ShinyaMatsuura H-IIA、まだ作れるんでしょうか。どんがらはともかく、電子部品など入手できない物があるのでは。
2022-03-15 22:45:18@tsugumi_shinai 指摘の通り、部品調達の課題は大きいです。とはいえ、こういうことは製造業ではありうることで、そこは調達の力量の問題になりますね。「部品が調達できないから無理だ」と断言してしまうと本当に無理になる部分です。
2022-03-15 22:53:37@tsugumi_shinai 私もちゃんと取材をしていないので確たることは言えないのですが、JAXA/MHIはH-IIA追加生産のプランBを持っていて当然と思うのですよ。というのも、アリアン4→5の移行過程で5に事故が続いて4が追加発注されたという前例があるので。追加のプランBを持っていないほうがおかしいと思っています。
2022-03-15 23:00:37@ShinyaMatsuura H3が上手くいくものとして他を考えないというのは、のんきというか能天気になってしまいますよね。 実際以前から遅れが出てもいますし、出るものでもありますから。
2022-03-15 23:03:07@tsugumi_shinai 基幹となるロケットの新型への移行って、滅茶苦茶難しいのです。どんなに予防策・安全策を組んでおいても組みすぎにならないということを、アリアンの事例は示しています。
2022-03-15 23:03:21@ohnuki_tsuyoshi 切り替えるつもりだったものが1~2年余計にでも両方使い続けるとなると、お金も手間もかかりますよね
2022-03-15 23:06:16@ShinyaMatsuura @tsugumi_shinai 追加生産には維持開発が必要な場合、H3遅延分の代替機用としてJAXAが費用を持ってくれると、三菱重工としては受注がしやすくなりますね。
2022-03-15 23:07:42@ohnuki_tsuyoshi @tsugumi_shinai ここは、ミカン積んで荒海に乗り出した紀伊国屋文左衛門になるタイミングだと見てます。国は長年商業打ち上げへの参入を産業政策として掲げてきたんだから、今こそ国ががんとカネ突っ込んでMHIを後押しする局面だろうと考えますね。
2022-03-15 23:12:15@ShinyaMatsuura @tsugumi_shinai H-IIAの追加生産、H3の初号機延期とH-IIA振り替え、H3再設計の徹底。これらまとめて「ロシア問題対策補正予算」でどかんと計上してくれるいいですね。
2022-03-15 23:15:05