インターネットの特定分野で使われる「呪い」という言葉の謎（起源・意味の変遷）について

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

ふと思ったんだけど、この数年でインターネット知識階層がめちゃナチュラルに「呪い」という言葉を「相手を無意識的に縛る何らかの社会的慣習やそれに相当する他者の言動」という意味で使ってるけど、これいつ頃のどこが元ネタなんだろう

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

社会学由来だとは思うし、私も何か読んだ記憶があるけどどの界隈が今の意味で使い出したのかようわからん

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

我、元々民俗学徒なので今のよく話されるところの、オカルトや神秘性を剥奪された「呪い」がどっからやってきてるのか全く分からん。フェミニズム界隈ではなんかよく聞く気はするし、ファッション誌とか女性誌が意識高い話する時もまあ出るワードよね

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

@Brunch_am1030 この「呪い」って言葉の使われ方、何か多層にレイヤーを含んでいて……あんまり良くない感じがしますね。あまりに便利な隠喩なので、問題の分析が出来ていないのに分かった様な気になってしまいそうだな…うーん

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

やっぱ、「呪い」と言う言葉を以て「我々が抑圧されていた」とするフェミニズム的な主張や思想はよく聞くんだけど、「我々が人間、女性、男性、私として祝福された」という大きな声の主張はまだあまり聞いたことがないよな。りゅうちぇるとか叶姉妹とかは、多分これを言う方向の人々なんだと思うけど…

朝昼兼 @Brunch_am1030

@sumi_tso 何だろ、発達障害か児童虐待方面から流れてきた記憶がありますね 呪いや呪詛ってのは相手にわかるようにやるとかやらないとかが前後して怪談・お寺さん界隈から流れてきましたが、バレたら訴訟までいかんでも喧嘩不可避だしわかんないようにやれやと思いましたね…

朝昼兼 @Brunch_am1030

@sumi_tso 「最早取らせようのない責任をどこに持っていくか」…最初は「他人が押し付けた誤った認識」位に使われてた筈なんですが、主語がデカくなるにつれ便利な口封じになった記憶があります。 大体、埋め合わせ以外で取れないと思うんですよね、そんな昔の責任…

碌星らせん（ろくせい・らせん） @dddrill

@sumi_tso 個人的には、単純に「呪縛」の慣用的な言い換えだと思うのですが……

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

@Brunch_am1030 そうなんですよね、結局のところ社会習慣が複雑怪奇で、誰かの責任として明確に戦犯を規定できないんですよね、多分、この「呪い」と言われるもの。まあ、呪詛を振り撒く様な邪悪な人が確かに居るのはいて、そう言う人に困ってる人がまた居ると言うのも事実だし、私もそこは分かるんですが…なんとも

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

@dddrill いや、それが(個人観測の経験的な話で申し訳ないんですが)、ファッション誌とか女性誌のオピニオンインタビューみたいのでわりかし「呪い」と言う言葉の方で積極的に使われてる印象でして。この界隈、ウェルネスとかスピリチュアルもいっちょかみしてるんで、何か違和感があるんですよね…

碌星らせん（ろくせい・らせん） @dddrill

@sumi_tso うーん、本来的な「呪い」となにがしかの合体をした可能性があるということですか。 そちら方面は詳しくないので黙ります。失礼しました。

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

@dddrill 言葉の意味ってそもそもが複合的だったりレイヤーが重なっているものなので、これが正解！とは言えないですが、私たちの使ってる「呪い」に対して、彼女たちの使ってる「呪い」の意味がどこかで上書きされてて、ちょっと厄介な便利ワードに進化してる可能性はありそうですね…！あざます！

C-7@シーナブラック @see_na

@sumi_tso 他者の言動によって縛られるという意味では　言霊信仰の名残を感じなくもないですが　悪意によって呪詛を受けたみたいにも読めますよね……

𝕥𝕤𝕠→11号彗星 @sumi_tso

@see_na そうなんですよね。言霊的な考えや呪詛の印象が強くて、ちょっと不思議なんですよ、日本的と言うか。この概念と同じニュアンスで、海外のジェンダー論の人とかも「呪い(curse)」とか使ってるのかなって気になりまして

C-7@シーナブラック @see_na

@sumi_tso あー、海外の皆さんのことは考えてませんでした……それぞれ　ご当地の歴史や文化を背景にしたジェンダー論があると思っていたので……強いていうなら　いわゆる「ガラスの天井」とか　割と外国から輸入された言葉のイメージありました