『ゴールデンカムイ』最終章に追いつくまで

枝音エッダ @chicken_edda

ただ、確かに意味不明な断片として強く印象が残る「漢字」なんですけど、じゃあもうひとつあの入墨の大部分を為す曲線は何をかたどろうとしてるんだろう？は本当にまじで全然わからないんですよね　本当にわからない

枝音エッダ @chicken_edda

ただ、これは本当にこじつけの域を出ないんですけど、「入墨」という「模様」を「彫る」という行為、アイヌの文化を鑑みるともしかして（本当にもしかして）非常に重要なのでは？彼らは祭具から日用品に至るまで刺繍や彫刻によって独自の文様を入れこんだ

枝音エッダ @chicken_edda

これ……本当にもしかしたらもしかする？？いや流石にないわ〜程度のこじつけなんだけど、文字を持たないアイヌ民族が「言葉」以外に唯一他者と情報を共有できる「記号」の一種としてのアイヌ文様……が、暗号の謎解きにひとつ重要な、ファクターをなしうる………………………かもしれんけど流石にない

枝音エッダ @chicken_edda

と思う　でもここまで来ると本当にのっぺらぼうはマジで誰にも暗号を解かせる気さらさらなくて業を煮やした誰かが牢屋破りでも手引きでも何でもして自分を直接外界に連れ出してくれるのを期待してるとかの方が断然わかりやすいし真っ当なところかもしれないな、というとこまで考えて10巻から再開します

枝音エッダ @chicken_edda

11巻入りたてだけどちょっとひとことよろしいかしら 鯉登くんめちゃくちゃ可愛くない？何この生き物？（鶴見への激デレ対応に対外⇆対兄者膝丸的なギャップを見出し苦しんでいる）（苦しんでいる）

枝音エッダ @chicken_edda

こういうちょっと周りがドン引きするような忠誠心の男　癖（ヘキ）です

枝音エッダ @chicken_edda

みんなオガタオガタって言って鯉登くんが危険だよ危ないよって誰も教えてくれなかったじゃないですがいや鯉登くん好きなフォロワーはいたけどウォッチャームーブしてくるメンツの中には入ってないから顔はちょっとだけ知ってたけど油断した　絶対に許さない　尾形はデコイかよ絶対に許さない　絶対にだ

枝音エッダ @chicken_edda

本日より金のカム履修再開しております（しました） pic.twitter.com/gmE1IHU4v9

拡大

枝音エッダ @chicken_edda

とりあえず16巻だけ読み終えたんですけど鯉登くんが本当に　どうしてこう　顔メッチャグッボーイなのに鶴見中尉がからむと　アンタって子は　どうしてこう　立てば貴公子 座れば忠犬 鶴見中尉にゾッコンLOVE どうして………………………………………（動くと残念扱いされる歴代の推しの顔を数える）

枝音エッダ @chicken_edda

うまく言葉にならないままではあるんですけど「杉元にとってのアシリパさん」ってなんなんだろうな……ということをずっと考えているんですよね…… 気にしてるなりにあまり真っ向から考えてこなかった部分もあるんですが、ただ杉元とアシリパさんがはなればなれになって改めて浮いてきた疑問でもある

枝音エッダ @chicken_edda

確かに、アイヌの金塊を探すべく杉元からアシリパさんに助力を願い出た始点はあるんですけど、その「協力関係」はウイルク生存の可能性が示唆されて以降、ほとんど反転してるように見えるんですよね 「アシリパが杉元に協力している」より「杉元がアシリパに協力している」ベクトルが顕著になっている

枝音エッダ @chicken_edda

杉元には杉元の目的があるように、それと連動するようにアシリパさんにも目的が生まれたことで、どちらかの一方的な利のためにある依頼関係ではなく、相互に作用する強いしがらみによって2人はお互いの片棒担ぐ「相棒」になった（と認識した）わけなんですけれども

枝音エッダ @chicken_edda

記憶が正しければアシリパさん→杉元に対して「相棒」という言葉は使ったけど杉元→アシリパさんという方向で相棒って言葉は使われたっけ……？記憶になくない……？（ない）ので、なんかこの記憶が確かならここちょっとアンバランスだなと

枝音エッダ @chicken_edda

それでもって、この「杉元にとってのアシリパさん」ってなんなんだろうを考える時、というか杉元佐一というキャラクターの人となりのアンバランスさが浮き彫りになる気がするんですよね この人自身は「何のため」に生き残り、走り続けていくのか　という、言い換えれば我欲としての目的の希薄さを思う

枝音エッダ @chicken_edda

これはたとえばの話ですけど、あの網走監獄でウイルクとアシリパさんが再会し、順当に金塊を見つけ分配なり更に隠したりなどして、アシリパさんは無事フチのもとへ戻ったとして　杉元は金塊の分け前でやっと梅ちゃんの目を治してあげたとして　その時杉元の手に残る自分の「人生」ってあるんだろうか？

枝音エッダ @chicken_edda

「不死身の杉元」杉元佐一、なぁお前、なんのためにいきてる？自分のための人生って生きたことある？ なぁおい　おまえがすべての義務と約束を果たし終えたらその時おまえはどう生きるよ？その時おまえに「生きる理由」はあるんか？自分はこれがやりたくて生きる、そういう何かおまえの人生にあるか？

枝音エッダ @chicken_edda

という疑問が杉元についてはわりとずっとついているんですよね……杉元はずっと寅次との約束を、梅ちゃんに果たしたい義理を、自分の何よりの義務として、それを果たすまで死ねないっていう……なんていうか、自分への誓いと信念のもとに生きてると書いたらカッコよすぎるながら間違ってもないけどでも

枝音エッダ @chicken_edda

そこに杉元佐一個人の幸福であったり生き甲斐であったりって含まれているんだろうか？と考えると、「不死身」と呼ばれる男の壮絶な生き様はあまりにも荒涼たるものではないかと思うし、あれだけ自我が強い人間の我欲の希薄さにも感服するどころかむしろ怯えてしまうってわけです

枝音エッダ @chicken_edda

15巻、岩息からの「あなたは誰に、何をそんなに怒っているのか」って問いかけに、もう我を失くして勢い目の前の相手に殴りかかるばかりの杉元が自分を「役立たず」となじって涙を零すじゃないですか あの男の激情、強迫的なまでの自己卑下に根差したものだと思うと何も言えなくなってしまう　何も……

枝音エッダ @chicken_edda

目の前の敵を容赦なく殺すのも、一瞬先の生死もわからない戦場に身ひとつで飛び込むのも、自分のことを何とも思ってないから出来てしまう無茶無謀だという可能性が非常に高いのではと思うんですよ…… 俺は出来る、生き残れるって蛮勇の裏腹、自尊感情というものが皆無に等しいのではって危惧がある

枝音エッダ @chicken_edda

「杉元、自分のことを何とも思ってない」説を考えていくとね……ホラ、鶴見中尉と月島がロシア軍の爆撃で大怪我した時、怪我人を運ぼうとしていた先人がいたじゃないですか…… たとえ、本人が「助かる者を優先してくれ」って言ったとしてもさぁ……あの人は万にひとつの可能性でも、

枝音エッダ @chicken_edda

故郷に待つ人がいる親友を「助けてやりたかった」に違いないというのに　それなのにそういう自分の気持ちを無視したでしょ　なのにそれを「助けられなかったのは自分のせい」って悔いてるところとかない？見殺しにしたようなもんだとか思ってんじゃねえのか？お？？？？？？？？？？？？？？？

枝音エッダ @chicken_edda

人間ってとても利己的な生き物なので、「私が『大事』だと思わない存在」のお気持ちとか意見なんてどんな切実なものも耳どころか心を傾けることは一切ないわけですよ 「私」にとって無価値な存在の主張など正常な判断を妨げるノイズなので自分が大事じゃない人間には自分の気持ちが大事に出来んのです

枝音エッダ @chicken_edda

衛宮切嗣の話した時も似たようなことをお話しました そういうことです だからこそ不甲斐ない自分の恥を雪ぎ続けることでしか生き残れないしその汚名を返上せんことには死んでも死にきれんので絶対に死ねないという悪循環に落ちてゆくのです 怖いですね

枝音エッダ @chicken_edda

だからこそ、そんな杉元に「許してやりなさい」「そんなにボロボロになるまで頑張ってるじゃないですか」って語りかけた岩息の台詞がさ…………私的にはものすごく沁み渡るんですけれども……杉元は岩息のこの言葉が聞こえてたんでしょうかね、そして聞こえていたとして、覚えてるんでしょうか……