SES2011クロージングパネル「企業の技術者・研究者から見た大学との連携」
始まり
クロージングパネル.「企業の技術者,研究者から見た大学との連携」パネリストは日本電気の橋本さん,富士通の上原さん,日立の吉村さん,IBMの立石さん.司会は大阪大学の石尾先生. #ses2011
2011-09-14 15:30:15大学から見た企業の関わりは,1.研究成果の公開.論文の公開,ツールの公開,共同研究の実施(特に上流工程,プロセス系).2.人材の育成 .#ses2011
2011-09-14 15:33:21大学から見たら技術がどのくらい伝わっているのか,どう見られているのかを確認するのは難しい.研究から実用化に至る技術は少ない,企業の研究者や技術者との交流機会が少ない,企業からの学会への参加は国際的に減少傾向. #ses2011
2011-09-14 15:34:08各パネリストのポジション表明
各パネリストに語っていただく.事前に「取り組んでいる技術」「大学の研究成果は役に立っているか?」「大学にやってほしいこと,興味のある技術」「研究成果の公開で『ここまでは大学でやってほしい』」の質問をしている #ses2011
2011-09-14 15:36:39NECの橋本さん.取り組んでいる課題は「業務システム開発における標準化や効率化,品質向上」上流下流工程全般らしい #ses2011
2011-09-14 15:42:16橋本「大学の研究成果を直接扱ったことはない.社内研究部門と連携して製品開発をした経験はある.企業の研究部門の先に大学の成果はあるかもしれない.会社のプレスリリースに共同研究はある」 #ses2011
2011-09-14 15:43:20橋本「大学にやってほしいのは,10年後以降に実用化が望まれるような要素技術の研究.企業側研究部門との連携.面白そうな研究を企業にアピールしてほしい.実用的な研究成果があれば技術部門で採用もあり得る.」 #ses2011
2011-09-14 15:45:28橋本「課題は,大学と企業で研究テーマが共有できているのかどうか?ということ.大学で研究されている成果ってどこで公開されてるの?論文は技術部門からしたら見ない」 #ses2011
2011-09-14 15:46:22橋本「企業側技術開発の立場では,実用的研究成果であるほうが嬉しい.ただし,企業側では要素技術の適用技術や実証などは行う.効果の評価実験は必要.ツールならソースコードの公開を希望.GUIの完成度は高い方が嬉しいが,必須ではない.」 #ses2011
2011-09-14 15:47:32橋本「研究成果の連携を進めるためには,大学研究の内容をもっと企業側(技術者側)で知り得るいろんな形で公開してほしい」 #ses2011
2011-09-14 15:48:13富士通研究所の上原さん.「研究者と技術者の中間の立場の視点です.」取り組んでいる課題は「エンタープライズ系ソフトウェア向けテスト・検証技術の研究開発」先進技術の開発と実用化技術が中心. #ses2011
2011-09-14 15:50:07上原「富士通研究所と米国富士通研究所で協調して研究開発をしている.外部の技術を取り込んで進めている.米国側は結構うまく回せている印象.彼らは調査して面白いものには積極的にアプローチしている.インターン受け入れ,要件にあう技術を作ってもらったりしている」 #ses2011
2011-09-14 15:53:24上原「大学の成果は役に立っている.ただし海外の大学の成果.理由は米国研究所がうまくやっている事もあるし,国内研究の調査不足もある.でも,日本の大学側の研究成果が見えにくい.結局調査対象は国際会議の論文になる.」 #ses2011
2011-09-14 15:54:49上原「大学にやってほしいのは,外部の研究を調査すること.広く,深く.特に海外.自分の技術が何処に位置づけられているのかを知ることが必要.自分のアイデアを深めるだけでなく,他者を知ることを強化するべき.言葉の壁があるので,特に強く意識が必要」 #ses2011
2011-09-14 15:56:20参考