自分を信じることについて

minorikitaharaさんの、痴漢被害にあった方についてのレポートです。5番目のTWで仰ってることが、とても意義深い。
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北原みのり @minorikitahara

電車の中で、後ろから自分のスカートに精子をかけられたという女性。怖かったけど、素知らぬ顔して電車を降りたサラリーマンを追いかけて捕まえたという。男は「何言ってるんですか?」と全く知らぬ存ぜぬを貫こうとしたけれど、彼女には確信があったので一緒に駅員の所に行った。

2011-09-15 02:01:30
北原みのり @minorikitahara

「この女、頭おかしいんですよ」男は嘲笑するように言い続けたけれど、彼女は生まれてこのかた感じたことがない強い怒りで、警察に訴えることを決めた。警察は「スーツ着たまま射精できないよ。訴え取り下げるなら今だよ」と何度も確認してきたという。

2011-09-15 02:02:56
北原みのり @minorikitahara

彼女がなぜ確信を持ったのかと言えば、立っていた位置、後ろにいた男の雰囲気、そして降りる時のその男の様子・・・という、彼女の「主観」でしかなかった。男は「狂ってる、えん罪だ」と静かに余裕の笑みを浮かべ、警察も「どうしますか?」と確認してきたという。

2011-09-15 02:07:25
北原みのり @minorikitahara

それでも、「主観」に確信を持っていた彼女は男を訴えることに決めた。怖かったと思う。万が一えん罪だったら、しかも「スーツ着た男は射精できない」と男に言われたら、怖くて怖くてたまらないだろう。 だけどスカートについた精液をなかったことにはできなかった。

2011-09-15 02:10:48
北原みのり @minorikitahara

結局、DNA鑑定の結果、男の有罪が確定したという。本当によかったね・・・と知人の話を聞きながら、全く他人事じゃない気がする。私だったらどうしただろう。「頭おかしい」と言われながら、自分を信じ続けられるだろうか。

2011-09-15 02:13:25