茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2793回「５月が皐月（さつき）だというのは当たり前だよなあ」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２７9３回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

最近、必要だと思っていることのひとつに「昔話」があって、つまり、時代の記憶というのはそれぞれの人がきちんと話していくべきだと思っているんだけど（ユーチューブでゆるカフェの枠内でそのうちやります）、昨日道路のわきにあるツツジを見ていて思い出したことがあった。

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黛敏郎さんという音楽家がいらして、『題名のない音楽会』の司会のひととして認知していたんだけど、その黛さんは一方では保守の人、という位置づけであることはなんとなくわかっていた。今wikiを見たら、いろいろたいへんだったんだなあと思った。

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その黛敏郎さんのご主張の中に、たしか、月の名前を１月、２月とか言うんじゃなくて、むかしからの日本の名前を使え、というのがあったような気がして、そういえばツツジのことは「さつき」とも言って、「皐月」ないしは「五月」（さつき）というのはぴったりだなあと思った。

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情けないことに、ググらないで書いていると「皐月」（さつき）以外の月の名前は今そらで全部言えないかもしれないけれども、あの頃黛敏郎さんが古い月の名前を使うべきだと言ってたのは、英語圏でJanuary February March April Mayと言っているのを考えてもごく当たり前のことだったよなあと思う。

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それで、黛敏郎さんが、音楽はいいけれども、それ以外のいろいろな主張をしているときの、世間から冷たく扱われていてさびしそうにしている感じとか、道端のツツジから皐月を思い出したついでに思い出しながら夜道を歩いていた（その時のツツジの写真はブログ、クオリア日記にあります）

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以上、連続ツイート２７９３回「５月が皐月（さつき）だというのは当たり前だよなあ」をテーマに５つのツイートをお届けしました。