ミニ講義:ドキュメンテーションとは?(@infoguild さんによる)

曽和具之先生(神戸芸術工科大学ドキュメンテーションデザイン研究室)が語る「ドキュメンテーション」の深み。
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曽和具之 @infoguild

興味のあることが、モノそのものにあるのではなくて、生成のプロセスにあることが、私をドキュメンテーションに駆らせる理由であり、そのことが、私を悩ませる最大の要因となっているのです。ワークショップしかり、田んぼしかり。

2011-09-17 01:13:41
曽和具之 @infoguild

コミュニケーションによって起こる相互作用は、実はとても感覚的なもので、リアルタイム・ビデオは、その感覚の変化を捉えようとします。文章は、相互作用の結果を記録しています。

2011-09-17 11:40:33
Naoko @naoko0415

振り返りをする中で意見がてでくる。その意見は前回の問題点を発見するものであるかもしれないし、それを改善するものかもしれない。このような振り返りを、ドキュメンテーションというメディアを使う事によってカタチにしていく。次は、こうしたい!という気持ちはリフレクションから生まれる。

2011-09-17 16:02:18
Naoko @naoko0415

リフレクションっていろいろやり方あるよね。ドキュメンテーションで後日にじっくり見るっていうのもあるし、イベントが終わった後に、プレイパークの後片付けをすぐしてしまわないでその場で観察してっていうのもあるなあ。体験の詳細な意識化が大事。

2011-09-17 16:05:35
曽和具之 @infoguild

それは、言語化であったり、映像化であったり。“@naoko0415: 体験の詳細な意識化が大事。”

2011-09-17 16:17:05
曽和具之 @infoguild

人生の卒業式の時に、人生のドキュメンテーションを、送る人たちみんなで見ることで、人生の新たな気づきに、あなたは出会うはずです。

2011-09-17 16:27:32
曽和具之 @infoguild

あなたの記憶のタネは、いろんなところに撒かれているもので、それは、窓の外の青空であったり、ラジオから流れている音楽であったりして、ある日突然、芽生えたりするものです。だから、ドキュメンテーションは、あなたの蒔いた記憶の種を拾い集めるために、さまざまな映像を捉えようとするのです。

2011-09-17 18:23:15
曽和具之 @infoguild

あなたの記憶の中の時間は、時に早く、時にゆっくりと、時に凍りついて、とても一定とはいえません。あなたの中に流れる、あなたの時間のリズムに乗りながら、ドキュメンテーションしてください。

2011-09-17 18:28:31
曽和具之 @infoguild

記憶の扉を開くのは、教科書ではなく、机の上の落書きかもしれません。だとしたら、本当に記録しないといけないものは何なのでしょうか。カメラを手にとる時、私はいつも、それを考えています。

2011-09-17 18:37:55
曽和具之 @infoguild

音は時に、記憶の振幅と妙に共振することがあります。雨の音、タイヤの回る音、BGM。それらは、目から入る情報以上に、私のココロを揺さぶるのです。

2011-09-17 18:53:34
曽和具之 @infoguild

互いに撮り貯めた記録は、新たな場の記憶を紡ぎ出します。

2011-09-17 18:53:40