ロシア軍「BMPTの投入は効果的だった」

ロシアによるウクライナ侵攻直前から、ウクライナ国境へ向けて輸送されるBMPT"ターミネーター"の姿は確認されていた。

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"初めてBMPTターミネーターがウクライナ国境に行く"

しかし、それからしばらく全く目撃されないでいた。
一度だけ再び輸送されるのが目撃されたくらいである。

そして、その時はついに来た。

その後、ちょいちょい目撃される。

"ルハンシクの4台のBMPT戦車支援戦闘車両のビデオ。中隊には9つのBMPTがあります。
https://t.me/Ugolok_Sitha/6363 "

投入されたのは全部で9両とされている。そもそも生産数が少ないので、全台投入している可能性がある。

それから一ヶ月弱経った6月7日。
ロシア側メディアからBMPT投入についての報告が報道された。

"PopasnaからSeverodonetskへ：ロシアのBMPTがどのようにしてポーランドの戦車をウクライナの火の袋に入れたか。セルゲイ・アンドレーエフ"

この記事によると…
・ポパスナヤの封鎖とウクライナ軍の装甲車両掃討
・5月26日の早朝にセヴェロドネツクへの突破口を開き、2つのBMPT小隊が8台の戦車と3台の装甲車両を破壊
・「未知のタイプの車両」2個大隊の突破
・Ataka-T対戦車ミサイルで低空飛行のMi-8ヘリコプターを攻撃
・T-72M1Rと交戦
……したとしている。
総じて、"ターミネーターの最初の戦闘使用は非常に効果的であることが判明"し、"ウクライナ軍は緊急に戦術を変更する必要があり"、"セベロドネツクでの包囲が別の都市で繰り返される可能性がある"とのこと。

なおポパスナ、セヴェロドネツクいずれの方面も計画的撤退があったとする説もあり、特にポパスナはBMPTがどうこうできるような戦場ではないところへ誘導されてしまっている。

映像記録に残るBMPTの戦闘

この報告の内容はどうにも確認しようが無いが、現地でのBMPTの様子を伺い知ることのできる映像や写真はいくつかある。