茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2837回「現時点での参議院選挙の勝者と敗者」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２８３７回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

結果ついては全く中立的で、ただ、投票率が上がればいいなあとだけ思っている参議院選挙だが（だって、そうじゃないと民主主義国として恥ずかしいよね）、このところ、急に、「ああ、面白いなあ」と思い始めている。その理由は２つ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

一つめは、少数派の政党とか候補者の言説が、サブカルといえばサブカルなんだけど、遠慮なく本音を言っているところが斬新で、それで選挙全体への一般の興味を喚起する結果になっているということ。逆に言えば既成政党の言説は今ひとつピリッとしない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

もうひとつは、各党の主張や闘い方についての、ネットのコメントが遠慮ないというか容赦ないところで、そこも面白い。逆に言えば、既存のマスコミの報道はつまらないというか表面的、形式的過ぎる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

まとめて見れば、参議院選挙を面白くするのは遠慮のない、本音の部分の、容赦ない（ときにはサブカルになったとしても）言説であり、つまらなくするのは、建前の、表面的な、形式的な言説だということになるだろう。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ここのところの円安、物価高、いよいよ顕在化する日本の衰退の兆候などで、正直、もう建前とか表面的な話はいいよと思っているところ、少数政党やその候補者が本音部分のツッコミや叫びをしているのはサブカル的側面を除けば悪いことではない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

現時点では、この参議院選挙は少数政党や候補者が本音の叫びをしている点で勝者で、既成政党やマスコミが相変わらずの建前、表面的な言説に終始している点で敗者と言えるだろう。もっとも後者がナニクソと本気になってくれれば、参議院選挙はほんとうに面白くなる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート２８３７回「現時点での参議院選挙の勝者と敗者」をテーマに６つのツイートをお届けしました。