「食卓にあがった放射能」とその元データと野生動物

勝川俊雄さん@katukawaの「食卓にあがった放射能」関連のツイートをまとめました。
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勝川 俊雄🐬 @katukawa

ほとんど飛んでいないはずの秋田のツキノワグマからもセシウム。熊も膀胱炎になるの?? RT @jun_makino: http://t.co/Hey7oxdg クマから微量セシウム 大館市粕田で有害駆除されたツキノワグマの肉から1キロ当たり3・8ベクレルの放射性セシウムを検出

2011-09-22 10:32:28
勝川 俊雄🐬 @katukawa

その土地の汚染を知るには、環境を調べるよりも、長期的に環境の汚染を蓄積するであろう定住性の動物を調べた方が、良い場合も多いだろう。海の場合も海水よりも定着性の藻類の方が、その環境の汚染の指標としては優れている。

2011-09-22 10:34:36
勝川 俊雄🐬 @katukawa

野生動物は結構やばいよ。ノルウェーのトナカイは、チェルノブイリの事故当時14000Bq/kgまで上がって、今でもなくならない。 http://t.co/3UJ5Z0oR

2011-09-22 10:41:52
勝川 俊雄🐬 @katukawa

ナショナルジオグラフィック ニュースは、今読むと結構衝撃的。「1キログラムあたり約1万4000ベクレルの放射能が検出された。食用肉の規制線量の2倍を超えており」って、ノルウェーの肉の基準値はセシウムが7000Bq/kgなの!?http://t.co/muom6cXy

2011-09-22 10:43:46
勝川 俊雄🐬 @katukawa

その記事に目をつけるとは、お目が高い(笑 RT @Okigaru_boeki: @katukawa 驚きですね。それと同じページのリンクにあった「深海イカのオスはバイセクシャル?」という記事も面白かったです。

2011-09-22 10:50:12
勝川 俊雄🐬 @katukawa

トナカイについては、こんな記述がある。『ただし理論上は、害を及ぼすほどの線量率ではない。イギリスにあるポーツマス大学の水域環境学者ジム・スミス氏は、「集団規模で影響は出ないだろう」と話す。』 http://t.co/3tuhAXKQ

2011-09-22 10:52:58
勝川 俊雄🐬 @katukawa

情報をありがとうございます。 RT @GoyoGakusha: ICRP111によると「一般のノルウェー人によるこれらの産物の平均消費量が低いことによって正当化された」1994年にはトナカイ肉は3000Bq/kgへ。RT @katukawa: ノルウェーは7000Bq/kg?

2011-09-22 10:54:41
勝川 俊雄🐬 @katukawa

さすがは英国ですね(笑 RT @niigatamama: @katukawa 「大丈夫です。トナカイは愛は振りまくけれど、放射性物質は振りまきません。」...チェルノブイリ当時の、英のTVで誰かが言ってましたw

2011-09-22 10:56:46
勝川 俊雄🐬 @katukawa

確かに、1万4千はヨウ素こみとも読めますね。 RT @take2602: @katukawa 注意して読む必要があると思います。1万4000ベクレルがヨウ素131なのかセシウムなのかが書いていないからです。ヨウ素131なら、日本での暫定基準値も高く、2000ベクレル/kgです。

2011-09-22 11:01:01
勝川 俊雄🐬 @katukawa

今度ノルウェーにいったら、その辺のこともきいてみます RT @minami_sinagawa: @katukawa 「食卓にあがった放射能」という本を読みましたが、ノルウェーは「トナカイ肉の許容量が600ベクレルから10倍の6000ベクレルに引き上げられた」と書いてあります。

2011-09-22 11:12:29
勝川 俊雄🐬 @katukawa

「食卓にあがった放射能」という本のP54にスウェーデンのトナカイのセシウムの値がある。汚染が酷い場所(Cs137が60KBq/m2ぐらい)では、トナカイ肉のセシウムが平均4000Bq/kg, 最大で16000Bq/kgになっている。

2011-09-22 11:57:06
勝川 俊雄🐬 @katukawa

「食卓にあがった放射能」という本には、他にもいろいろと興味深いグラフがあるのだけど、出典が一切書かれていないのが残念なところ。

2011-09-22 11:57:43
勝川 俊雄🐬 @katukawa

トナカイには影響ないという説もあるが、減少しているという説もあるようだ。『アメリカ、サウスカロライナ大学の生物学者ティモシー・ムソー氏の研究チームは、降雪後の足跡をカウントして個体数を割り出し、「やはり局地的な高濃度汚染地域では、哺乳類の減少が明らかだ」と警告している。 』

2011-09-22 12:07:17
勝川 俊雄🐬 @katukawa

児玉先生が「低濃度のセシウム内部被曝で膀胱炎→癌になる」と指摘されました。この辺にまとめアリ→ http://t.co/sudKvuGH RT @kyocchi0523: @katukawa @jun_makino セシウムと膀胱炎って何か関係あるんですか?

2011-09-22 15:54:23
勝川 俊雄🐬 @katukawa

PDFの中に、元データがありました。ビンゴです!! http://t.co/0eBFkEmB RT @hrhy_2011: @katukawa 七沢潔著「チェルノブイリ食糧汚染」 出典Rapport SLU-REK-62 Report, Uppsala, 1986

2011-09-22 15:59:21
勝川 俊雄🐬 @katukawa

The Aftermath of Chernobyl in Sweden: Levels of 137Cs in Foodstuffs. http://t.co/0eBFkEmB チェルノブイリの年(1986)にスウェーデンで出されたこのレポートは、情報が多くて、お勧めです。

2011-09-22 16:06:13
勝川 俊雄🐬 @katukawa

P12にそれぞれの家畜のセシウムの値がでている。どういった動物にリスクがあるかが予想できる。(日本とは飼育環境がちがうだろうから、あくまで、目安ですが)

2011-09-22 16:07:24
勝川 俊雄🐬 @katukawa

スウェーデンレポートのP23は、「食卓に上がった放射能」の図3-5(c)と完全に一致。引用元はこれだろうな。 bit.ly/nBXrPI

2011-09-22 16:30:14
勝川 俊雄🐬 @katukawa

スウェーデンレポート P24に淡水魚の値あり。平均1440Bq/kg、最大48000Bq/kgだって。Västerbottens länは、やばい数字になっている。セシウムの降下量が60KBq/m2ぐらいの土地だ。

2011-09-22 16:33:24
勝川 俊雄🐬 @katukawa

こうしてみると、気をつけるべき食材の目星はたってくる。キノコ、ベリー類、淡水魚など。これらの知見が、日本国内で周知されているか?

2011-09-22 16:42:07
勝川 俊雄🐬 @katukawa

事故直後の食品汚染の状態をとらえたスウェーデンの資料は、今の日本人にとって、重要な情報が詰まっている。@hrhy_2011 さんありがとうございました。 http://t.co/0eBFkEmB

2011-09-22 16:45:55
勝川 俊雄🐬 @katukawa

日本に翻訳された資料は要注意です。翻訳者が、自説を補強するために、都合がよい部分を抜き出している場合も多々あります。多少手間でも、オリジナルの資料を自分で読むことを強くお勧めします。オリジナル文書に目を通せるようになると、得られる情報のレベルが格段に上がりますよ。

2011-09-22 16:49:38
勝川 俊雄🐬 @katukawa

トナカイの健康被害は、ものすごく気になりますね。残念ながら、野生生物の個体数変動や死因は、なかなかわからないのです。 RT @shinji_kono: @katukawa 今はもっと少ないのだろうけど、そんなんでもトナカイ自体には影響は出ないのか。

2011-09-22 17:05:31
勝川 俊雄🐬 @katukawa

SPEEDIによる日本のセシウム137の降下量は、このPDFの4ページにある。4ページ右側の図でオレンジ色(10000以上)の部分は、淡水魚やキノコは、要注意だろう。(リンク忘れに付き再投稿) http://t.co/cUNfrP7S

2011-09-22 17:09:34
勝川 俊雄🐬 @katukawa

ほほう。スカンジナビア航空の機内食ででてきたトナカイも飼育なんですね! RT @niigatamama: @katukawa トナカイは飼育がほとんどです。1990年代にはノルウェーのレストランで再び出されるようになりました。野生のトナカイはラップランドまでいかないと見られません

2011-09-22 17:13:55