東大のチー牛立て看板に圧力をかけて撤去させたという事件に対してアンチフェミ勢力が出動する

2022年7月29日、それ以前から東大の敷地内にあったとある看板に対し、何らかの経緯で撤去が行われたと、東大関係者を名乗る謎のアカウントがツイートをした。その看板の内容がいわゆる弱者男性論に言及するものであったため、ツイッター上で定番となっているフェミVSアンチフェミの小競り合いが発生した。
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もん @mon_monmomon

「生殖の権利を奪うな」と書かれているということは「奪われた」もしくは「奪われそうになった(なっている)」と考えるのが妥当なんだけど、「立て看板を設置した人が何を以て生殖の権利の侵害を感じたか」を考えれば女性差別の要素が多分にあると考えられるのでは。 twitter.com/frozen_sealion…

2022-07-31 09:41:45
青識亜論(せいしき・あろん) @Frozen_Sealion

あのー……「チー牛立て看」ってこれですよね。どこに「ミソジニー」とか「女性差別」の要素があるんですか? 意見の多様性を否認しておきながら、「多様性を目指す」ってちゃんちゃらおかしいんですけど。この抗議文、ネタじゃなくてマジで書いたんですか? twitter.com/UTDiversityNet… pic.twitter.com/ecQ2mwN64k

2022-07-30 07:50:14
もん @mon_monmomon

「お前の遺伝子残したら迷惑だからパイプカットしろよ」とか言われたなら同情するし許し難い出来事だと思う。 だが、隣に婚姻の自由が書いてあることから「女性と結婚して子孫を残すことは自分の権利であり、それが満たされない今は権利が奪われている」と推測できるよね。

2022-07-31 09:41:46
もん @mon_monmomon

で「奪うな」ということは、彼らからすると「その権利を奪った人間がいる」と思っている。それは誰だ?"自分と結婚&性行為をしない女性"を想定しているのでは。 では、女性は本当に彼らから権利を奪っているのだろうか?答えは当然「否」だろう。

2022-07-31 09:41:46
もん @mon_monmomon

なぜ彼らは「女性から権利が奪われ(そうになっ)た」と感じているのか? 女性にも「自分の身体をどう扱うか決定する権利」があり、結婚や性行為をするしないは女性自身で決めていいという事実が抜けているのではないか。その部分が女性差別的だと言われている。

2022-07-31 09:41:47
もん @mon_monmomon

あの立て看板が「チー牛だってモテたい」とか「彼女募集中」とかだったら女性差別とは思われなかっただろう。 「生殖の権利を奪うな」→「女は俺とのセックスを断るな」と訴えるような立て看板は女性差別的だと捉えられて仕方がない。

2022-07-31 09:41:47
ホモルーデンス @PSZNNbGAPRPTKEz

@Frozen_Sealion 横からすいません🤣 婚姻の自由を…って自由だから頑張って。 生殖の権利も奪われて無いんで頑張って。 権利や自由は与えられているけど行使するのは自分の力なんですけどね。

2022-07-30 08:07:51
魅力不足 @MiryokuBusoku

@tatekan_UT 真顔で言っているのではなくて。 同じ構文で文章を書き替えて ヘンになった場合、書き替え方が間違っているか、元の構文のどちらかが間違っている、という論法がある。 小山さんは清史郎さんと同じ構文で書いたので、どこがおかしいか指摘してみろと言いたいの。

2022-07-31 00:02:01
魅力不足 @MiryokuBusoku

@tatekan_UT そのミラーリング失敗箇所を、東大立て看同好会さんに言ってもらいたいんです。

2022-07-31 00:05:20
高木健一 @zzTyV6vdCnkuLnm

@MiryokuBusoku @tatekan_UT 婚姻の自由は人権であり、婚姻の成立は当事者同士の合意のみに基づくものです。 これに対して、企業には利益を追求するだけでなく、環境問題や人権問題への対応をはじめ様々な社会的な責任を果たす必要があります。 よって同列には語れません。

2022-07-31 12:14:56
@bongshedanga

これからは企業活動と同様に婚姻にもしっかりと社会的責任を課していった方が進歩的ではないでしょうか。結婚する人間はどちらかと言うと強者側ですし、単なる個人的な私達仲良し宣言に権威付けは必要ありません。 twitter.com/zzTyV6vdCnkuLn…

2022-07-31 14:28:39
くちいぬ @kuchiinu

「ミラーリングが分からないか」「皮肉が分からないのか」「読解力がない」などと批判されているが小山氏のツイートはミラーリングになってない twitter.com/tatekan_ut/sta…

2022-07-31 22:26:31
のい @noi1202

生殖や結婚の自由は最初からあるんだよなぁ…認知の歪みやべー twitter.com/frozen_sealion…

2022-08-01 00:38:10
青識亜論(せいしき・あろん) @Frozen_Sealion

はい、どうぞ。「結果平等」を求めるフェミニズムの論理は、そのまんま積極的自由としての生殖や結婚の自由を主張するチー牛論理と同じですね。形式的に自由でありさえすればいいというUTDNの主張を是とするなら、ジェンダーギャップ是正を求める必要もなくなるでしょう。 note.com/dokuninjin7/n/… twitter.com/tatekan_UT/sta…

2022-07-31 00:01:44
地球木 @hilltop_orc

ジェンダーギャップ是正論があり、男性未婚率が恒常的に女性より低い現実がある以上、婚姻格差是正論は主張自体は成立し得る。 この論理的なスタートラインに立てない東大生がそんなに多いのだろうか。 twitter.com/Frozen_Sealion…

2022-07-31 18:08:02
巧克力 @Dangan_kakko

「女性から選ばれないなら結婚できなくても仕方がない」なら 「企業から選ばれないなら就職できなのも仕方がない」のでアファーマティブ・アクションは不要だったんじゃないですかね twitter.com/tatekan_UT/sta…

2022-07-30 23:28:45
あお @usagichanb_b

冗談かと思いますよね…これ本気でミラーリングだと思ってるんですよ… 立て看さんが熱海の居酒屋さんみたいに粘着されないか心配 twitter.com/tatekan_UT/sta…

2022-07-31 13:59:47
小山(狂) @akihiro_koyama

「差別主義者」のレッテル貼りに逃げるの、具体的に反論できない人間の常套手段ですね。まぁあなた方の知的誠実さに何の期待もしてないので別に良いんですけど、自分が対話や論証から逃げた卑怯者であるという自覚くらいは持っていてほしいものです。 twitter.com/tatekan_ut/sta…

2022-07-30 23:07:20
小山(狂) @akihiro_koyama

しかし俺の発言をつつくならもう少しマシなツイートあるだろ。勝ち馬に乗っかってキャンセルに邁進するような連中は論敵の過去ツイ漁る程度の手間すらかけられんのか??? pic.twitter.com/GXgcWUd2mG

2022-07-30 23:23:36
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もん @mon_monmomon

なぜ彼らは「女性から権利が奪われ(そうになっ)た」と感じているのか? 女性にも「自分の身体をどう扱うか決定する権利」があり、結婚や性行為をするしないは女性自身で決めていいという事実が抜けているのではないか。その部分が女性差別的だと言われている。

2022-07-31 09:41:47

このようなフェミとアンチフェミの抗争は、一般人には身近でない特有のイデオロギー、言説を用いた倫理ゲームと化しており、そのゲームにおいて前提となっている概念をあらかじめ理解しておかないと、何を争っているのか外からはまったく分からなくなっている。そこでゲームの前提となっている基本的な概念についての解説を付する。

フェミニズム」とは、「女の利益となるようなことが正義であり、女にとって望ましいこと、女の求めること、女の欲することが社会に実現されねばならない」とする思想、運動である。「アンチフェミニズム」とは「フェミニズムは社会に害悪をもたらすとし、フェミニズムの浸透を防がねばならない」とする思想である

フェミニズムは「今の社会には女の利益を妨げるような制度、通念、女に対する悪意、女に不利益になるような言論が大量に存在している」と考える。このような社会の反・女的な要素の集合体を「家父長制」と呼ぶ。

その家父長制の一つに「結婚」がある。結婚とは、アンチフェミニズムの考えでは「男女が自分たちの血を引く子どもを生み、育てるために両者に協力関係を結ばせ、男女の生殖をめぐる根源的な利害対立を男に有利な形で妥協させる制度」である。

男女の生殖をめぐる根源的な利害対立」とは、「自分の子どもを作るために女(の子宮)を物理的に必要とするので女を占有したい」という男の欲望と、「優秀な子どもを作るために、少数の優秀な男の子どもを妊娠したい。優秀でない劣った男の子どもを妊娠したくない」という女の欲望が、同時に円満に成立させることができないという問題である。男と女はほぼ同じ数がおり、一人の男は複数の女を妊娠させることができる。女がもし一部の男しか妊娠の相手として選ばないのであれば、子どもを作ることができる男は男全体の一部だけになってしまい、一部の男が多くの女と子どもを作り、大多数の男は子どもを残せないということになる。一方、すべての男が子どもを作れるようにするならば、女は一部を除いて大多数が気に入らない男の種をはらまされることになる。これは明らかに衝突している。

このような利害対立は、一見解決する方法がないようにも見えるが、ここに「自分が妊娠した種の男から子どもを育てる援助も受けられる」特権を女に与えるという条件をつけるとどうか。女がこの男と子どもを作りたいと思うような男、すなわちモテる男には当然ほかの女がいるので、モテる男からもらえる援助は自分とほかの女に分散してしまう。女がこの男と子どもを作りたいと思えない男、すなわちモテない男は、ほかの女がいないので、援助は自分が独占できる。これを比べると「種の魅力は低くても援助のほうが大きいので合算してこの男と子どもを作るのが有利だな」と考える女も出てくるだろう。すると子どもを育てることの援助のほうで秀でていれば、多くの男に子どもを作れる可能性が出てくる。
こうすると自分の子どもが欲しい男と、優秀な子どもが欲しい女の双方がある程度は満足できる。これを制度化し、女に対しては「その男の子どもをちゃんと生みその男に手伝ってもらえ」男に対しては「女が生んだ自分の子どもをちゃんと育てろ」ということを課し、協力関係を確定させるようにしたものが結婚である。

結婚は、女に対して種と甲斐性の二つを一人の男から受け取ることを強制する。これは女が妥協を強制されている格好になるため、女にとって不満は残る。そこでフェミニズムは結婚を問題視し、結婚のありかたを女により得となるように変えようと訴える。

「優秀な子どもを作るために、少数の優秀な男の子どもを妊娠したい。優秀でない劣った男の子どもを妊娠したくない」という女の欲望は、直接的に妊娠するしないの状況でも発生するが、より観念的なレベルで、妊娠を想起する状況、あるいは妊娠に遠く間接的につながるような状況でも発生する。すなわち、劣った男が子どもを持つことを当然視する発言をしたり、劣った男が自分に性欲をちらつかせてきたりした状況においては、女は劣った男に対して自分が侵襲されているという危機感、嫌悪感を抱く。さらに女は生殖が前面に出ていない状況であっても、劣った男が自分の近くにいたり、自分に接触してきたりするだけで男に嫌悪感を抱き、排除しようとする。優秀でない劣った男の子どもを妊娠したくないという欲望の延長としての、より一般的な形で現れた「劣った男を排除したい」という欲望を、アンチフェミニズムの用語で「負の性欲」と呼ぶ。

どのような思想でもそうだが、ある思想にはかならず反対意見が出てくるもので、フェミニズムにも反対意見が出てくる。フェミニズムの訴えることがらに反対するという行為は、フェミニズムが女の利益を訴える思想であることと考え合わせると、「女の利益の実現に反対すること」であると解釈される。女の利益の実現に反対することを、フェミニズムの用語で「女性差別」または「ミソジニー」という。一般的な言葉の使い方では単に何かの利益に反することを訴えるだけでは差別には含まれない。「昭和天皇は処刑するべきだった」という意見は反天皇ではあっても天皇差別という表現はしない。しかしフェミニズムは差別という語をそのように特殊な意味で用いる

負の性欲による劣った男の排除に反対することは(負の性欲による行為を抑制することが女の利益に反するので)女性差別であり、ミソジニーである。そして負の性欲の適用範囲は女のそのときの気分で決まる。「お前は○○を嫌ってよいが××は嫌ってはならない」と女に強制するのは端的に内心の自由の侵害であるから、負の性欲を事前に限定することはできない。しかし一方で負の性欲は劣った男の排除という、非常に一般性があり広範囲の射程を持つものであるから、劣った男の行動が何か女の目に触れてそれが女の嫌悪感を惹起するものでさえあれば、それは女性差別となりうる。極端な場合、劣った男が存在するだけで女性差別であると言える。

フェミニズムの支持者を「フェミニスト」という。フェミニストは男女ともにいるが、フェミニズムを思想的に、あるいは運動面で主導しているのは女である。そのためフェミニズムは女の価値観で動いている

一般的に男と女は嗜好や言動の傾向や是とする美徳など様々な点が、一言でいうと文化が異なっており、ある社会は男の文化と女の文化が併存した状態になっている。男の文化と女の文化のちがいの一つは、正義の根拠が理念に結び付くか、共感に結び付くかという点である。男の文化では、自分の意見の正当性を訴えるときには、その人が正しいと考える理念を持ってきて、自分の意見がその理念にかなうものであるということを説き、「お前たちはこれを正しいと思うか、正しいと思うなら俺の言うことに従え、正しくないと思うなら何が正しいのかを答えろ」という方向性で動き、観念的なレベルでバトルをやりはじめる(正義の理念主義)。女の文化では、自分の意見の正当性を訴えるときには、自分の意見が多くの人に共感されていることをアピールするか、多くの人に共感してもらおうとする(正義の共感主義)。女にとっては「共感される者が正義」である。自分がより共感されるには、自分がより共感されるような立場であればよい。そして共感される立場として有利なのは「悪い人たちに攻撃されている被害者」である。「○○にいじめられている~~さんかわいそう」と思われれば、共感が集まるので共感獲得競争に勝つことができる。

フェミニズムは女が動かしているので、「共感される者が正義」の女の文化がフェミニズムにも持ちこまれ、フェミニズムがより共感されるように動こうとする。そこでフェミニズムは「女は社会に攻撃される弱者である」と位置づけ、「自分たちのほうが弱者で共感されているから自分たちは正しい」という態度をとる。正義の根拠となる共感を得るには弱者であることが重要な意味を持つため、弱者のポジションであるかないかが権力を持つことになる。弱者のポジションを持っていることで共感という正義をより多く得ている者と共感を得ていないものの立場の違い、格差をフェミニズムの用語で「権力勾配」または「道徳的優位道徳的劣位」と呼ぶ。

フェミニズムは、正義の共感主義にもとづき、自分たちを弱者において権力勾配を作り、結婚の改変や負の性欲などを正当化しようとする。アンチフェミニズム陣営はフェミニストの取る正義の共感主義の手法を認識しており、これと戦うため、権力勾配を逆手に取る方法を思いついた。すなわち「じゃあ女のせいで不利な立場になっている人がいたら、あんたら女が強者で、不利な立場が弱者だから、女に不利にされている方が正義で女が悪ですよね?」という論法である。ここで想定されるところの、女によって不利な立場になっている弱者をアンチフェミニズムの用語で「弱者男性」と呼ぶ。具体的には「男性は所得の多寡で女の結婚相手としてシビアに評価されるため、過酷な労働に耐えるしか選択肢が事実上ないのに対し、女性は専業主婦という選択肢もある」「男性は女性からDVを受けているのにその被害が社会に認知されていない」「国によっては男性は兵役義務があるが女性は兵役義務がない」「日本では家庭の財布の使い道を決めているのは多くは女性であり、男性は自分のかせいだ所得の決定権がない」「男性が声をかけただけでセクハラとレッテルをはられる」「男性のポルノは公然と掲示するのは非難されるのに対し、女の好む同性愛描写はそれとは別のあつかいにされ、有害性を無視される」など、男性が被っている不利益を挙げ、「だから男性は弱者ですよね。よって弱者である男性は正義」と持ってくる。そしてその裏側に「でもお前らはそれを認める気はないんだろ?言うこと矛盾しまくりじゃん。お前らの言うことは無価値」という主張を暗に含ませる。弱者男性とは、現実に存在する特定の個人をさすこともあるが、基本的には「男が弱者であるとすることもできますよね」「弱者が正義なんだったら男が弱者ポジションになればいいじゃない」という切り返しのために考えだされた理念をさす。実際に具体的なだれが弱者男性に該当するのかということは、アンチフェミニズム陣営の問題にするところではない。そのような男であり弱者である存在というものが観念上成立し、それによってフェミニズムの手法が論理的に無効化されることがアンチフェミニズム陣営の狙いである。

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