サイモン『意思決定と合理性』第2章
#意思決定と合理性 #ちくま p.68 元訳:進化論においてもっとも顕著であったものは、―その結果という視点からすると―合理性についての次のような考え方である。
2022-06-19 13:57:05#意思決定と合理性 #ちくま p.68 元訳:進化の諸理論は、生物が生き残るためには、あるべき状態はこれであるということを示すことによって、物事のありようを説明する。
2022-06-19 13:22:07修正案:進化の諸理論は、物事のありようを説明するために、生物が生き残るためにはそうでなければならなかったということを示す。
2022-06-19 13:28:28#意思決定と合理性 #ちくま p.68 元訳:生物がどのようにしてそのよく適応した状態に到達するのかということは、科学的な関心ごとでもあるが、
2022-06-19 13:37:31修正案:生物がどのようにしてそのよく適応した状態に到達するのかということも、科学的な関心ごとではあるが、 too のかかる先がおかしい。
2022-06-19 13:38:53#意思決定と合理性 #ちくま p.70 元訳:あるいは、さらにいえば、その点では何らかの任意の過程もが、 修正案:さらにいえば、どのようなランダムな過程が、 修正案2:さらにいえば、どのような偶然の過程が、
2022-06-19 14:22:53原文は how likely it (= the mechanism) would be to keep the evolving system in the neighborhood of its equilibrium これは it would be likely to keep ... という形からできている。
2022-06-19 15:44:28#意思決定と合理性 #ちくま p.71-72 元訳:もしも違った過程が違った均衡にわれわれを導く、つまりわれわれが見る結果も同様に違うのであれば、
2022-08-11 14:36:49修正案:過程が異なれば到達する均衡も異なり、後述するあるひとつの結果が起こりそうであるならば、 a result that we shall see is likely の意味がよくわからないが、文法的にはこう訳すしかなさそう。
2022-08-11 14:40:36#意思決定と合理性 #ちくま p.72 元訳:行動理論によれば、合理的選択は適応的な反応を発見するために、多くの選択的な探索を必要とする。
2022-06-21 21:33:01修正案:行動理論によれば、適応的な反応を発見するために、合理的選択は多くの選択的な探索を必要とするだろう。 「選択」が重なるのが気になるが、「合理的選択は」の位置を変えた方がよい。
2022-06-21 21:37:56#意思決定と合理性 #ちくま p.73 元訳:生物学的進化論で、自然選択のメカニズムがうまく適応できない変異体を取り除くのとまったく同じように、
2022-06-21 21:43:54修正案:生物学的進化論で、うまく適応できない変異体が自然選択のメカニズムによって取り除かれるのとまったく同じように、 「自然選択のメカニズムがうまく適応できない」と読まれないようにする。
2022-06-21 21:45:40#意思決定と合理性 #ちくま p.73 元訳:人間の思考においては、検証過程が現在取り組まれている問題を解決するのに役立つ見解以外のものを退ける。
2022-06-21 21:49:17修正案:人間の思考においては、現在取り組まれている問題を解決するのに役立たないアイデアが、検証過程によって退けられる。
2022-06-21 21:52:29#意思決定と合理性 #ちくま p.74 元訳:多くのモデル(変異)が世代順に生み出され、 修正案:多くのモデル(変異)が一連の世代にわたって生み出され、
2022-06-22 13:19:13#意思決定と合理性 #ちくま p.74 元訳:繰り返された試行による統計的な選択が妥当なものかどうか 修正案:試行の繰り返しによる統計的な選択が実行可能かどうか
2022-06-22 13:47:07#意思決定と合理性 #ちくま p.74 元訳:われわれの多くは、一回のそのような核爆発で、人類にとってこの問題を解決するのに十分すぎるということ、
2022-06-22 13:29:57#意思決定と合理性 #ちくま p.75 元訳:二つのうちの一つは、一般にもう一方のものよりも多くの成体当たりの残存子孫を生み出すかもしれない。 修正案:二つのうちの一つは、平均的には、成体あたりでの生き残る子孫を多く生み出すかもしれない。
2022-06-22 14:29:21