- YoheiNakatogawa
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39)ついでにちょっと気を利かせるなら「朝日川柳などという極小マイナーな読者投稿欄にかくも多大なご注目をいただき、大変嬉しく思います。これを機会にますます川柳と言うユーモアが興隆することを願ってやみません」とコメントしてやればよい。自虐的かつ侮蔑的な隠微なユーモアで返せば良い。
2022-08-13 22:14:1440)かつて朝日新聞社にいて、同期入社が社長をやっていると言う年齢の私が驚愕するのは、朝日新聞上層部がこの程度のユーモアすら使えない、無視するのが最良の戦略ということすら分からない、日本社会でもかなり愚鈍な部類の組織に成り果てたことだ。
2022-08-13 22:16:5241)私が10代の時、朝日新聞の一面コラムに「自民党閣僚がゴルフの相談ばかりしている秘密録音テープを入手した」と言うエイプリルフール記事?が出た。馬鹿な自民党幹事長がマジメに抗議して面白くなったと思ったら翌日同じコラムが「あの冗談は冗談でしたとしか言えない」と書いてまたゲラゲラ笑った
2022-08-13 22:29:3742)書き言葉を使ってマスメディアで読み手とコミュニケーションすることを生業とするなら、この程度のユーモアが使えることは職業的技量の範囲内である。それがもうできない。恐るべき劣化、知的退廃というほかないのだ。
2022-08-13 22:32:0843)「個人としては有能な記者もいるが、組織の力学が足を引っ張って云々」というような甘ったれた弁明にはもううんざりした。もう20年以上同じエクスキューズが出てくる。 そんなことは読者には関係がない。最終製品である記事、新聞がダメなら、それはもう生産者としておしまいなのだ。
2022-08-13 22:35:1244)いうも馬鹿馬鹿しい組織論の初歩だが、組織のパフォーマンスは 構成員個人の能力×組織の能力 の積である。どちらが極小になっても積は極小になる。
2022-08-13 22:41:1845)私が朝日新聞社を辞めた時に自省と自戒のために書いた「朝日ともあろうものが」という本は「そんなふうに過剰な期待をすべき朝日新聞はこの世界には存在しない」という読者への警告としてこのタイトルをつけた。それを理解した人はほとんどいなかった。 amazon.co.jp/dp/B00NUZWYII/…
2022-08-13 23:31:0346)精神分析学者の岸田秀は「官僚病の起源」の中で「日本人は『人格者の全き統治者がいて国を統べてくれている』というファンタジーによって心の安定を得ている」と指摘した。この統治者の中に「新聞やテレビ」も分類されると思う。
2022-08-13 23:39:4725)付記 本来なら独占禁止法違反のカルテル(自由競争妨害、新規参入妨害)がお目こぼしされているということは、公正取引委員会が摘発しない選択をしている事を意味する。 これは新聞価格の消費税引き上げ免除を新聞協会が猛烈にロビイングしたのと同じ。 保護産業は政府保護がないと存続できない。
2022-08-13 23:57:0845)付記 私が2003年に朝日新聞を辞めた時「この組織にいても記者としての未来はない。摩耗するだけで人生そのものにマイナス」と確信したのを覚えている。当時拙著「朝日ともあろうものが」にも書いた。残念なことに、その時の私の確信は正しかったことが証明されてしまった。
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