トランスジェンダーと脱病理化~その3 USの差別禁止法
- hibari_to_sora
- 5496
- 0
- 2
- 0
で、段階的にさまざまなシステムにおける「性の不一致」通知発信ルーチンを修正していって、二年以上かけてようやくすべてのシステムからそういうルーチンを外しました、というのが、数ヶ月くらい前の段階。 @hatakeno_tomato
2011-09-17 04:52:39それからさらに発表まで数ヶ月待ったのは、本当に止まっているのか確認するためと、ポリシー変更を既成事実化するため。内部的には、かなり前から廃止の意思決定は固まっていた。 @hatakeno_tomato
2011-09-17 04:53:43オバマ政権になっても連邦レベルの同性婚合法化とか雇用差別禁止とかはなかなか進まないけど、行政で勝手にやれる範囲についてはかなりいろいろ進んでいるよ。社会保障局の「性別の不一致」通知廃止だけじゃなくて。
2011-09-17 07:38:42トランスセクシュアルの人が自分の認識する性別でパスポートを取得できるようにしたのもその一環。運転免許証の性別を変更するのが困難あるいは不可能な州もあるので、全国どこに住んでいても正しい性別が示された身分証明証を作れるようになったのは大きな前進。海外旅行用だけじゃない。
2011-09-17 07:40:50うん、去年のパスポートの性別をSRS関係無しで変えられるようにするよ…ってのは衝撃大きかったにゃ…あれが無ければオーストラリアのパスポートのニュースも多分なかったにゃ @emigrl
2011-09-17 07:48:13あと大きなものでは、住居差別禁止法規における「性差別」にトランスジェンダーに対する差別を含めることにした、という行政判断かな。前にも書いたけど、住居差別禁止法は差別の訴えにたいして政府に調査義務を負わせているアメリカ最強の反差別法。適用範囲もやたらと広く、訴えの書式もシンプル。
2011-09-17 07:51:21その他オバマ政権における行政決定。連邦職員の雇用におけるLGBTに対する差別の禁止。教育省のいじめ防止政策にトランスジェンダーを含める。労働省内にジェンダーニュートラルなトイレを設置し、企業にも推奨。さらに育児・介護休暇の制度における「家族」に同性カップルの家庭を含める通達。
2011-09-17 07:56:25あっちこっちの州でもTGの差別禁止法の話がニュースになってるわよねぇ TGの就労問題はやはり色々たいへんなのはどこも同じなだけに重要な話しで…@emigrl
2011-09-17 07:58:33刑務所や移民局の収容所におけるLGBT収容者の保護通達。退役軍人に対する医療施設におけるLGBT患者の待遇改善。保険社会福祉省は医療機関におけるLGBT患者の扱いについて調査。
2011-09-17 08:00:37連邦政府が出資する医療保険においてトランスセクシュアルへのホルモンや手術には保険を出さないことを決めた規則の撤廃。実際に保険を出すことが決まったわけではないけれども、「出してはいけない」という一律の規則がなくなったという意味ね。
2011-09-17 08:02:23それはまあ、州によっては通りますからね。でも連邦レベルでは今の段階では絶対通らないので、各省庁が行政の権限でできる範囲でいろいろ変えている。 @hatakeno_tomato あっちこっちの州でもTGの差別禁止法の話がニュースになってるわよねぇ
2011-09-17 08:04:15メディアも一般の人も、多少関心があっても議会で議論されている法案程度しかフォローしていないから、表面だけ見て「ブッシュでもオバマでもそんなに変わらない」と思ってしまう。けど行政のトップが入れ替わるというのは、見えないところで大きな変化をもたらしているんだよね。
2011-09-17 08:05:57最近のニュースで殺人罪の受刑者のSRSをさせるかどうか揉めてますみたいなのが流れてたわよね(^^;; @emigrl
2011-09-17 08:09:562001年にブッシュ政権ができたときも、DV被害者支援政策についてわたしが話をしていた人たちが司法省からごっそり一掃されて、クリントンがブッシュになるだけでこんなに違うんだと気付かされた。
2011-09-17 08:07:20性別欄を無くすことよりも…公的なIDにしないことが重要だと思うわ…例えば以前に上げた選挙権などもそうだし…男女雇用機会均等を歌うなら、履歴書はもちろん性差による雇用の拒否があるのは基本NG… @kimura8yukko @shiroikiri @emigrl
2011-09-17 19:13:44TG絡みの記念日とか色々ありますが…これが最も悲しいかなぁ…自殺や殺害されたTGを偲ぶ記念日 11月20日だそうです… http://t.co/T8r6PHoz
2011-09-17 19:47:25TGにとって自殺っていうのが、フラグになっていまして…元々SRSを↓人の自殺者が多かったという理由でTSという病気が作られたこれが精神科医が割り込んできたきっかけです…割り込んできて自殺率が上がるという状況を超えて…自助グループのなどのサポートで…現在にいたってます…
2011-09-17 19:58:36当時の医師は「心の性が~SRSに合っている人」を選べば良いんだ!とマジで思って(まー今の日本の医師は選んだすえに、責任取りたくないのであまりSRSを薦めないという状態ですが)結果…自殺率がアップしたという黒歴史があります…
2011-09-17 20:00:39結局自殺の理由は、病気的なものではなく…例えば就職の問題…たとえば恋愛の問題という、社会生活におけるTGとしての適応に問題があった溜めで…当時から見ればずいぶん改善されているものの…今でも同じ理由で自殺者は数を重ねています(日本以外)
2011-09-17 20:02:04精神科医はTGに対して何かできるわけではない…これは日本だけじゃなく…世界的に同じです…ただ日本は医者というだけでありがたい存在と思っている人が多いので…気がつかないかもしれませんが…だからこそSTPという活動が行われているのです… http://t.co/KY2QylsY
2011-09-17 20:04:49それにしてもこれでSRS無しでパスポートの性別変更ができる国が2つになった…それも1つはDSMを作っているTG大国のアメリカ…この流れが日本にたどり着くまでに…何千年とかかるのでしょうか?
2011-09-17 23:34:21国連高等弁務官事務局がオーストラリアのパスポートの決定に歓迎を示してます…すごいのはこのネタでTGにたいしてホルモンやSRSを要求しないとしっかり書いている事… http://t.co/GwTyREEz
2011-09-18 02:52:10この国連の見解はとても重要で…STPにも後押しになる…ホルモンもSRSも当事者が望んだ場合にすれば良いだけの話し…これらは医師や、制度(日本でいえば戸籍性の変更)の圧力や指導などによって行われるものじゃない…またそれらが圧力、指導になってはならないって事…
2011-09-18 02:54:12