『日本のファンク史』のための徹夜漫談
@tricken やることが早い人といえば大滝詠一ですね。http://t.co/idopSNRA この曲の入ったアルバムは72年発売ですが、すでにJBのパロディをやってます。
2011-09-27 00:29:14今awajiyaさんが鈴木茂の話を振ってくれましたが、鈴木茂は「はっぴいえんど」でもあるわけで、つまり細野晴臣さんや大滝詠一と関係があるわけですね。YMOとはっぴいえんどは確かに既にブラックミュージックのエッセンスを取り入れてる。
2011-09-27 00:29:40今うどんゲルゲさんが教えてくれました。大滝詠一さんがすでにJBファンクのパロディをやってます:「びんぼう」 大瀧詠一 Japanese Funk- YouTube http://t.co/i4DVBQ68
2011-09-27 00:31:14そもそもYMOが、はっぴいえんどの細野晴臣、サディスティック・ミカ・バンドの高橋幸宏とが坂本龍一と合流して作った1978年のバンドだったか。
2011-09-27 00:32:37つまりあれか、山下達郎以前のJファンクの始まりはプレYMOだったということかw
2011-09-27 00:33:02補足すると、確か1970年代あたりからどんどん電子楽器が安くなっていくんですよ。クラブミュージックと楽器の価格の関連は実は重要かも。RT @yaoki_dokidoki: この辺から電子音楽とダンスミュージックの関係が生まれたと把握すればいいのかな。
2011-09-27 00:34:29西と東のファンクの違いで、JBはドラム、ジョージクリントンはキーボードという担当楽器(両者バンドではそんなに使ってないが)の違いは少なからず影響してるだろうな。
2011-09-27 00:35:45@tricken なるほど。リズムマシンが安くてにはいってうんぬんというのが、そういえば『ブラック・マシーン・ミュージック』にありましたね。
2011-09-27 00:35:57そもそも村上春樹が1960〜70年代に大学生だった頃にはジャズ文化と一緒にモータウンサウンドも入ってたはずなんだよねえ。……ということで、さっきのエレピの話の続き。ウーリッツァーといえば後期マーヴィン・ゲイです。
2011-09-27 00:36:37前期のマーヴィン・ゲイは、モータウンで受ける華やかな音楽を作ってたんですが、デュエットしていた女性シンガー、タミー・テレルを失った後にコンセプト・アルバムを作る方向に転向しました。Marvine Gaye What's Going On http://t.co/zt647nsb
2011-09-27 00:39:02筒美先生は和製フィリーソウルには意欲的だったのに、どうしてニューソウルにはさほど興味もてなかったのかな。やっぱり歌姫という存在の有無なのかな。いうまでもなく宏美さんがいなかったら『ファンタジー』というディスコ歌謡の名盤は存在しないわけだけど
2011-09-27 00:39:59この「一体どうなっちまってるんだ?」の背景には、激化するベトナム戦争情勢への批判があると言われてます。プラカードの話なんかもありますね。映画『フォレストガンプ』とか見てた向きには想像しやすいのではないでしょうか。
2011-09-27 00:40:18そしてWhat's Going Onそれ自体は、厳密なトラッキングがされてなくて、音が途切れずに次のトラックに続くコンセプトのアルバムだということでも有名になりました。今CDで聴くとその名残があったりします。
2011-09-27 00:41:32(ただLPでWhat's Going Onを聴いたことはまだないので、具体的にどんな風に聞こえるかはよーしらん)
2011-09-27 00:42:34ともあれ、この後期マーヴィン・ゲイは、もともと50年代から続く「ゴスペル隊出身のすげー唄の巧い奴が民間で歌う黒人向け音楽産業」すなわちソウル音楽の文脈にあるわけです。これ、実はお経読んでた坊さんが読経バンド始めるようなもん……というのは言いすぎだけど、俗っぽいと言われがちです。
2011-09-27 00:44:23マーヴィンゲイといえば、イーストエンドプラスユリの「デニムドソウル」の歌詞で知った。:Amazon.co.jp: denim-ed soul(2: EAST END×YURI, GAKU, YOGGY, MUMMY-D, YURI: 音楽 http://t.co/cL0Ixzg7
2011-09-27 00:45:07ソウル歌手の全員がゴスペル出身ってわけじゃないですけど、ゴスペル歌うみたいな文化がアフロ・アメリカン系のキリスト教文化にあるから、サザンソウル(アリーサ・フランクリン)とかアル・グリーンとかが、ソウル歌手になったり、また教会歌手に戻ったりするわけです。
2011-09-27 00:45:44ファンクをお題になんでソウル/ゴスペルの話をしているかというと、実はこのマーヴィン・ゲイの音作りが、現在のファンクともけっこう関係してくるからなんですねー。では、晩期のマーヴィン・ゲイの曲を聞いていただきましょう。
2011-09-27 00:46:49Marvine Gaye "I Want You" http://t.co/cPIO1kEI
2011-09-27 00:46:59マーヴィン・ゲイの打楽器部分、このシンコペーションってかなりマネがし難いです。それにストリングスやギターのワウ、鍵盤の音、ソウルフルなコーラスが重なって、複雑なグルーヴが産まれます。そして実はこの曲、椎名林檎が一番聴きこんだ曲なんだとか。
2011-09-27 00:48:45若い頃一生懸命きいてたから、果たしてこれが批判されるべきものかはわからないな。「ファンキー」ってのがキーワードになってたのを覚えてる。:(1995) East End×Yuri - Throw Ya Hands - YouTube http://t.co/xiBKdbZ0
2011-09-27 00:50:47JBがドラム叩いてる動画見つからんな…ライブ途中でドラマーと交代して16小節くらいアドリブで叩くやつだけど。「funky drum」ばっか引っかかる。
2011-09-27 00:51:10そして、1970年代にマーヴィン・ゲイがこういう曲を作っているのと概ね同時期に、ブラック・ミュージック界の巨匠、スティーヴィー・ワンダーが傑作アルバムを連発するんですねー。Stevie Wonder "Higher Ground” http://t.co/HkfmUPYi
2011-09-27 00:51:20