- take_ponpokorin
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この嘉音さんの死亡時の描写ですが、嘉音さんは妙な事を口走っていましたね。「僕は紗音が先に死ぬような場合は、ベアトのルーレットを台無しにしてやろうと思ってた。僕はベアトのルーレットの0なんだ!」と。
2022-09-01 21:39:23ルーレットの0とは親の総取り、没収試合のようなものです。嘉音さんはこの時ベアトリーチェさんの目的そのものをぶち壊しにしようとしていたのですね。つまり、肉体的な自殺でしょう。
2022-09-01 21:39:44ベアトリーチェさんは戦人さんに事件の真相に至ってもらって、約束を思い出して欲しい。嘉音さんが肉体的自殺をしてしまうと、そもそもこれが叶わなくなります。
2022-09-01 21:40:15結果としてはベアトリーチェさんに返り打ちにされてしまいました。恐らくはこの時に嘉音というOSは死亡したのだと思われます。肉体的には生存しておりますが、その肉体を操ってるOSは紗音でも嘉音でもなく、ベアトリーチェさんですね。
2022-09-01 21:40:30さて、我が物顔のベアトリーチェさんは、第六・七・八の晩に客間で南條・源次・熊沢の3名を殺害します。紗音さんのマスターキーがありますから密室自体はどうでもいいです。真里亞さんに普通に目撃されてしまい、さらに犯人名をばらされてしまいましたが、誰も信じませんでしたね。
2022-09-01 21:41:04この根本的なミスリードの本質は、延々ベアトリーチェさんをファンタジー世界の魔女であると思考誘導している部分にあります。人間である犯人ベアトリーチェ、という思考に行かないようにミスリードされている訳ですね。だから、真里亞さんに真実を語らせても何の問題もない訳です。
2022-09-01 21:41:12さて、夏妃さんの殺害ですが、ウィル推理してませんね。きましたね!!私の出番が!! 「第一のゲーム第9の晩。玄関ホールにて殺されし夏妃。」 「土は土に。幻想の魔女の刃は現実さえも貫く。」 どうです私のポエム。
2022-09-01 21:42:19基本的にウィルはベアトリーチェという真犯人が殺人やってる明快な部分は放置するのですね。出し惜しみ、というやつでしょう。普通多くの人が紗音さんを犯人だと錯覚しますから、なるべくヒントを出したくないのでしょうね。
2022-09-01 21:43:13しかしですね、これむしろ逆効果じゃないですか?あえて推理をしないか所は私「あ、何かあるんだな!!」と思いますよ。推理しないという行為自体がもうヒントじゃないですか。お馬鹿さんですねぇ!!
2022-09-01 21:43:24さて、戦人さんは最後ベアトリーチェさんを目撃しましたね。探偵が目撃したという事実は強烈なヒントになります。ベアトリーチェという人物の存在が客観的な事実として提示された事になる訳ですから。
2022-09-01 21:44:05夏妃さんはベアトリーチェさんに殺された訳ですが、ベアトリーチェさんのゲーム盤で最大のポイントは第8の晩と第9の晩の境目です。ここが非常に重要です。
2022-09-01 21:44:30最初に私は魔女の手紙の内容の不思議な部分の話をしましたね。利子の返却は狂言じゃないと無理だと。第8の晩まではあくまでもミステリー的な意味で「解いて欲しい出題として提示されている部分」です。戦人さんに向けたいわゆる約束ですね。
2022-09-01 21:44:58しかし、第9の晩以降というのは「皆殺し」を目的にしているのであって、ミステリー的にどうこうという話ではありません。今度第2のゲームで語られる「リスク」という概念のお話をしますけども、この第9の晩以降の皆殺しの目的は「奇跡を叶えるためのリスク」なのですね。
2022-09-01 21:45:23ベアトリーチェさんは戦人さんと結ばれたい訳です。だから、事件のトリックの嘘に気付いてほしい。これがベアトリーチェさんの願う奇跡なのなら、その奇跡は彼女の論理では「リスクに打ち勝ってこそ叶う物」なのですね。
2022-09-01 21:46:03これは博打に例えると分かりやすいのではないですか。大きなお金をかけるのはリスクが伴いますが、しかし当たった時のリターンも大きい訳です。逆に,小額のお金だとリスクがない代わりに、リターンも小さい。そういうことなのですね。
2022-09-01 21:46:19第9の晩以降の皆殺しというのは。非常に高いリスクを設定する事で、奇跡を叶えようとしているのですね。そういう思想が彼女にはあるのでしょう。
2022-09-01 21:46:28さて、事件が終わるとメッセージボトルに関する記述が出てきますが、注目するべきはここです。 「これをあなたが読んだなら、その時私は死んでいるでしょう。死体があるか無いかの違いはあるでしょうが」
2022-09-01 21:47:19一つ仮定の話をしましょう。六軒島の惨劇の物語が第7のゲームで描かれましたね。仮にあの地下貴賓室で惨劇が発生しなかった場合を考えましょう。
2022-09-01 21:48:02事件前日に碑文が解かれ事件を中断し、なおかつ一族が平和的に黄金を分配し、何事もなく親族会議が終わるケースです。誰も死ぬ要素が無いはずなのに、事件前に投棄したメッセージボトルではヤスさんは自分の死を確信しています。
2022-09-01 21:48:21つまり、今語ったようなケースでも死が発生しなければならない訳です。おそらくこのケースでの死というのが「死体の無い死」つまり、人格の死なのではないでしょうか。
2022-09-01 21:48:44碑文が解かれる=ベアトリーチェ人格の死、なのではないでしょうか。86年の事件はヤスの恋の決着のために起こされた事件です。戦人か譲治を選ばないといけません。
2022-09-01 21:49:19碑文が解かれるというのは、要は事件を中断する=戦人との恋を諦める=ベアトリチェの死=元々恋が成立してる紗音譲治の恋の成立なのではないでしょうか。
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