『海辺のカフカ』の感想

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ソウノ @sonoyakata

村上春樹『海辺のカフカ』読了。謎が残るとかいう問題ではないのでしょう。書かれているものから何を読み取るのかという問題。文章が面白かったので一気に読めましたが理解はなかなか難しい。書評を読み漁ってなるほどと感心する次第。村上春樹の考察本がたくさん出る理由はよくわかった。

2011-09-18 06:31:42
ソウノ @sonoyakata

海辺のカフカは、ある程度の条件と方向性は提示されているので一定の範囲内までの推測は可能だけど、細部の読み解きは読者個々人に委ねられているという印象。読みなおすのなら奇数章と偶数章をそれぞれ通読したほうが飲み込みやすいかなあ。関係しあうようで交わらないから独立させても読めそう。

2011-09-18 06:35:54
ソウノ @sonoyakata

海辺のカフカは、科学では説明が付けられない超常現象が頻出するからファンタジーかSFなのかとも思ってしまうのだけど、いわゆるジャンルものというよりは土着信仰的なもの。千と千尋の神隠しのような雰囲気を感じました。全体的にスピリチュアルな匂いは感じますね。

2011-09-18 06:42:19
ソウノ @sonoyakata

何はともあれ昔ねじまき鳥クロニクルの文庫版3冊揃えたにもかかわらず1冊も読みきらずに処分してしまった自分としては、初めて読みきった村上春樹の長編小説だったのでかなり面食らいました。読みやすいとわかりやすいは違うんだなあとつくづく実感させられました。。

2011-09-18 06:49:52