宮崎駿,村上春樹,そしてなぜか…『スター・ウォーズ』
『ハウル』はとても難解な作品だと思っていたので、今回 ちゃんとコトバにしてみよう、と思った(マジで、これは僕なりの「宗教学」の実践!) 思いのほか、レスをいただけて びっくりして嬉しかったです ツイッタ万歳
2010-07-17 01:10:29ハウル論: これだけが無反応だった…ww ⇒ RT @mittsko: つまり僕は 宮崎さんと春樹さんを 深いところで同じ表象空間をかかえた作家だ、と考えているわけです (エロスの「出し方」は正反対だがっ!ww)
2010-07-17 01:23:39「『ハウルの動く城』(宮崎駿,2004)をマジに論じてみた」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/35933
2010-07-17 01:56:32@mittsko それと、これが村上春樹との大きな違いだと思うのですが、宮崎駿は世界の悪意を外に表現し、村上春樹は個人の悪意を内に表現する そうは思いませんか? ということで、今夜はもう寝ます おやすみなさい
2010-07-18 02:35:48【スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 [DVD]】とてもよく出来てる!それは疑えない!が…やっぱり違和感 一番は、アナキン像がジェダイ道とあまりに合わないところ もちっ... http://video.akahoshitakuya.com/v/B000066I57
2010-07-19 19:28:42つまり SWエピ1~3は 格別に「神話的」であるのをやめて、とても「西洋史的」になってしまったのであり、 それが ボクのような者には とても大きな違和感を生じさせているのです
2010-07-19 19:55:26「共和国」も「民主制」も 人類史の神話的な層の来歴にくらべれば、極端に 短い歴史しかもっていない… それらは「人類種」に共通の「象徴」とはなっていない…
2010-07-19 19:58:58@mittsko そうそう でも二人は悪、特に戦争について、違う感性をお持ちですよね 村上春樹は被害者としての悪に同情的ですが、宮崎駿は両成敗 村上春樹は悪いやつは根っから悪いが、宮崎駿は万民の悪自体が悪人を生むと
2010-07-19 20:14:15@PONKICHI02 春樹の「悪」は、ボクからみますと きわめて象徴化されているというか、抽象的なものですねぇ したがって、彼は 実際の「戦争」を 真正面から描いていない 内面化されて、内面世界でそれらが表象される、と言ってもいいです /とすると、駿さんとも 実はさほど違わない
2010-07-19 20:21:35@mittsko いや、ねじまき鳥に関して言えば、結構描いているといえるでしょう そこで、人間のダークサイドにスポットを当てた時に、美化しているのが実は宮崎のほうで、おどろおどろしいので描ききれない、表面的なもので覆うのが村上なのかもしれない 一方、正義には悪を立ち入らせない
2010-07-19 20:27:52@mittsko どちらが、未来に関して積極的に関わろうとしていると思いますか? 私には宮崎には常に未来に関するメッセージが見えるのです 村上は現代の観察者であると
2010-07-19 20:30:26@PONKICHI02 ふぅむ… 基本同意です 字数を気にせず、さらに囀りますと… ①ノモンハンのことはたしかに「沢山」書いていますが、戦争という時代の「構造」は描いてない 戦争「体験」のレベルだったんじゃないか… 駿さんは、世代というのもあるでしょう、
2010-07-19 20:32:34@PONKICHI02 「戦争」を「時代」として、「構造」として描こうとする 物質性(時間と空間)をともなった、「人間」の「歴史」として! だから、おっしゃられるような「戦争」表現=理解になるのか、と
2010-07-19 20:33:58@PONKICHI02 ②未来志向は、ゼッタイ駿さん!ですね 同意です 春樹さんは、それをしようとしてると思います とくに『アングラ』以降 『1Q84』は読んでませんが、『カフカ』には その萌芽の萌芽みたいなもの(笑)がある!とボクは読みました /お返しします
2010-07-19 20:35:22@mittsko 小説とアニメという表現方法の違いからきているのかもしれませんね 小説はどこまでも内的に表現可能な芸術で、アニメは外に向かせる 戦争に関して内的に個人的に焦点を合わせる、外的に鳥瞰的に焦点を合わせる むろん私たちは両方の目で見る必要があります
2010-07-19 20:41:22@mittsko 私たちは悪の部分を最終的にどうするべきか、というところでお二人の意見が違うのです 暴力的にでも排除すべきか、いっしょに生きるべきか それをコンセプトに置くと、自然と違う作品になるでしょう スターウォーズも同じ 排除のほうには同調しやすいですが共立には同調しにくい
2010-07-19 20:45:58@mittsko 最近の宮崎作品の終わり方の切れの悪さは、そういうところからきているのかなっと思ったりします 実は私たちにはハッピーエンドなんてあり得ない 混濁織り交ぜた人生で混濁色のタペストリーを織っているのだから
2010-07-19 20:52:07@PONKICHI02 ん? 僕は、春樹、駿両氏ともに「悪との共立」(ていうか、悪の定義不可能性)をもっていると思います SWは、勧善懲悪(にほとんどなっちゃった、エピ1~3で)
2010-07-19 20:53:19@PONKICHI02 「最近の宮崎作品の終わり方の切れの悪さは、そういうところから」 ← 同意です(とくに『もののけ姫』以降ですかね)
2010-07-19 20:54:24@mittsko そうかな?村上は最後まで戦い抜くでしょ 終わり方としてはカッコイイけど、殺しをしている以上それは悪なんです でもそこは協調されない 宮崎は主人公の悪も悪と潔く認める 悪と戦うことはまた悪を生む ここのところを描ききります
2010-07-19 20:58:06