「艦隊が直面した最も困難な対空戦の問題」:沖縄におけるアメリカ海軍と神風の戦い

NHHCが公開した、アメリカ海軍の神風との戦いを書いた論文を翻訳しました。よろしければどうぞ
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同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

神風による最後の撃沈艦は7月29日の駆逐艦キャラハン (DD-792) で、乗員47名が死亡、最後の被弾艦は8月13日の攻撃型人員輸送艦ラ・グレンジ (APA-124) で、船員21名が死亡、89名が負傷している。

2022-11-27 00:13:22
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

8月15日、日本の本州の南100マイルの地点で、4隻のアメリカ駆逐艦が1機の横須賀D4Yジュディ急降下爆撃機を第二次世界大戦の最後の対空戦闘で撃墜した。

2022-11-27 00:13:22
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

連合国も日本も神風特攻の有効性を同じような言葉で理解していた。日本海軍航空隊は、特攻機の出撃のうち6回に1回(17%)が艦船に命中すると見積もっていた(日本陸軍航空隊は、より楽観的に3回に1回が成功すると考えていた)。

2022-11-27 00:14:12
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

AAORG の分析によると、フィリピンでの命中率と出撃回数の比率は 17.7%(115 回/650 回)、沖縄では 9.5%(1,900 回/181 回)であった。これらの数字は損害を与える至近弾を加えると26パーセント(171/650)、14.5パーセント(276/1,900)に上昇した。

2022-11-27 00:14:13
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

下の表(訳注:リンク切れ)は、1944年から1945年の月別に、神風と断定された海軍と連合軍の艦船に対するすべての攻撃未遂の結果を集計したものである。神風パイロットが目標地域に到達し、攻撃を成功させた場合、ほぼ2分の1(47.4パーセント)の確率で艦船に命中または損害を与えることができた。

2022-11-27 00:14:54
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

神風戦術は成功したが(確かに従来の爆撃よりは成功した)、決定的なものではなかった。

2022-11-27 00:16:02
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

日本軍は、残酷な代償を払いながらも、完全な敗北を回避するために残された一つの手段を利用することを辞さなかった。この犠牲をいとわない姿勢は、技術的優位と決意をもってしても完全には阻止できない恐怖を、アメリカの敵に植え付けたのである。

2022-11-27 00:16:03
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

神風がもたらした犠牲は、神風の脅威を打ち負かすことはできても、終わらせることはできないと痛感していたアメリカの指導者たちを深く動揺させた。この不安は、1945年後半に日本本土に侵攻することへの深い懸念につながった。

2022-11-27 00:16:03
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

戦後の推定では、日本は1万機以上の航空機を保有し、そのすべてを本土防衛に充てるつもりであったとされている。幸いなことに、この最終的なテストは実現しなかった。

2022-11-27 00:16:04
同志雪の人@活動低下 @yuki_8492

ショーンR.ウッドフォード博士(NHHC歴史・資料部門 歴史家)2020年6月

2022-11-27 00:16:22
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