11/25 山梨文化学園歴史文化教室「信玄に至る武田の城造り」

日光81 @nikko81_fsi

さて、久々の山梨文化学園歴史文化教室です。個人的には信玄以前の城についての復習に。信玄以降の、特に丸馬出に関わるところはまあ…個人的に思うところがいろいろありますもんで。てことで、お城モードにチェンジ。 pic.twitter.com/U6siekwVUA

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つづいてはこちら。以前にも伺った気はするのですが、信虎以前の城のあり方についてを考える機会。大名権力が城郭構造にどれだけ関与したかは未知数だという前提で、信玄以前を知るのも大事だと思っていて。 twitter.com/nikko81_fsi/st…

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あくまで個人的な思いに留まるけど、弧状の堀があることで、それを後年の武田の丸馬出の源流と見なすのは、形状的な類似性に留まり、その連続性を見いだすのは難しいだろうなという気がしている。この形状が似ていることで、因果関係に結びつけるのは結構危うい気がするんだよな。

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信玄段階に入っての初期の例。稲荷山城はなんともいえないのだけど、高遠城の法幢院曲輪はわたしも丸馬出としての要素があって、注目している。「法幢院」というワードが特に気になってて。「法幢院というお寺があり、高遠城落城の際には、法要が営まれました」という伝承をどう読むか。

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丸馬出よりも、むしろ鎌倉時代以来の守護所の考察はけっこう刺激になったかな。そして信昌・信縄くらいの段階の城をよくみないといけないね。笹尾砦や中山砦も再見しておくべきだが、大蔵経寺山の城跡遺構、御前山城、恵林寺山城、その他兜山・御厩山の城郭遺構。自分が見てどう感じるか。 twitter.com/nikko81_fsi/st…

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ただ縄張を拝見して、単に弧状の堀があるという以上の、虎口を防備する構造物としての丸馬出はやはりこの段階には見いだしにくいという印象を強くした。ま、とにもかくにも実際まずは見てみないとね（といいながら今季も手つかずの予感）

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この時期の甲斐の城に興味があるのは、後年の丸馬出の源流となりうる構造物を認められるかどうかという関心で、この時期の特徴的な構造物がどういう由来によるかはあまりタッチしようとは思ってはいない…が、着想として、扇谷上杉の城（大庭城）との類似性を考えてみるというのはちょっと気になった。

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大名権力との関係で読み解いていいかはここでもあって、扇谷上杉と武田の友好関係を背景に、地域を跨ぐ城郭構造に関与する集団を想定することもできる。ただ、甲陽軍鑑で「道灌流」という表現がでてきた記憶があるのは、また気になるところではある。