@kenichiromogiさんの連続ツイート「狂っているという言葉が、ほめ言葉になるような、そんな世界が素晴らしい」

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茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、「狂っているという言葉が、ほめ言葉になるような、そんな世界が素晴らしい」ことについての連続ツイートでした。

2011-10-11 07:11:00
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(9)1984年。ジョブズ氏が、ついに完成したMacintoshを立ち上げる。画面に、Insanely Great! (狂っているほど凄い!)という文字が現れる。ヴィジョンが現実化した瞬間。その時、すべての苦労は何百万倍の喜びとなって帰ってくる。

2011-10-11 07:10:20
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(8)「狂っているほど凄い」ものだけが、世界を変えてきた。これからも、「狂っているほど凄い」ものが、私たちの世界を変えていくだろう。常識人から、「お前は狂っている」と言われることは、一つの勲章だ。自分の中に揺るぎないロジックがあれば、気にすることなどない。

2011-10-11 07:08:48
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(7)ジョブズ氏が、Macintoshを仲間たちと作っていた、その現場に身を置いてみよう。美しいフォントがのり、GUIで直観的な操作が可能で、コンピュータが喋り、文字と図形が一つにつながるような、そんなコンピュータ。「狂っているほど凄い」、未来のコンピュータ。

2011-10-11 07:07:31
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(6)That's insane! お前、それ、狂っているよ。それがほめ言葉になるような社会、ないしはコミュニティ。創造性を育むのは、そんな環境。常識から外れるとバッシングされたり、冷たい目で見られるような環境では、なかな天才の芽は育たない。

2011-10-11 07:05:56
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(5)ファラデーは、電磁気の実験をしている時に、見学者の貴族に、「おもしろいね。でも、これが何の役に立つのかね?」と言われた。今の家電製品の全盛を見たら貴族は何と言うだろう。ヴィジョナリーは、常識から見れば、狂っているように見えるものである。

2011-10-11 07:04:49
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(4)ライト兄弟が初飛行に成功する数年前、ある物理学者は、人力飛行が不可能であることを「証明」する論文を書いたという。実際に飛んでも、誰も信じず、しばらくして「本当に飛んでいるらしい」という噂が広がって、ようやく地元紙が記事にした。

2011-10-11 07:03:52
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(3)天才と狂気は紙一重である。なぜなら、創造とは、つまりは脳の動的バランスを崩しつつ運動する行為であるから。既成観念を踏み破るということは、「ルール」や「正解」を無視するということ。常識人から見れば、「狂っている」ということになりかねない。

2011-10-11 07:02:41
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(2)Insanely Great(狂っているほど凄い)というのは、 Macintosh開発中に、ジョブズ氏が口癖のように言っていたこと。少々良い、というのではない。ワーって狂っているほど凄い、そんなものを作ろうぜとジョブズ氏は周囲にハッパをかけていたのである。

2011-10-11 07:01:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

くほ(1)イギリスに留学中、たまたま手にした一冊の本。それが、Steven LevyのInsanely Greatだった。Steve Jobsと仲間たちが、Macintoshをどのようにして作ったかという話。この一冊で、ぼくのコンピュータに関する概念が変わった。

2011-10-11 06:59:13
茂木健一郎 @kenichiromogi

「連続ツイート」をお届けします。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いています! 今朝は、イギリス滞在中に、ぼくの人生を変えた一冊の本

2011-10-11 06:57:48