リプ物語「ロボットの話」

ぽちくんとしおんさんによるリプライのやりとりから生まれた行き当たりばったり短編ストーリー。 ( ・∀・)+。・゜・。+。゜。+゜・。「げふん処女作。しおん先生の次回作に期待!」 (;^_^)ノ「寝落ちさーせんでしたwぽち先生による続編を期待である!!」
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ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 膨大なエネルギーを発生させて、惑星に存在していた、すべてのものが一瞬のうちに消滅しました。ひとびとは何もわからぬままに、消えてしまいました。ただ、遠く離れた別の惑星からとどく悲しい調べ以外は、すべてが静まり返っていました。

2011-10-12 20:16:15
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ 星が、惑星にいたロボットが、元から惑星にあった全ての物が、爆発した。

2011-10-12 20:11:31
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 一瞬だけ静まり返り、そしてだんだんと音が大きくなってゆきました。建物からひとびとが出てくる度、道が、町が、国が、ひとであふれ返り、どこもかしこも、ひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひとひと、そして―――

2011-10-12 19:09:40
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ ゴゴゴ…!地下――惑星から地響きがした。危険を知らせる音と光。警告信号。「この星は管理者が廃棄されたため、プログラムに従い、爆破します。」感情のない声で響く。

2011-10-12 18:02:53
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 そして水音ひとつたてずに、ろぼっとは水槽に浮き、まったく動かなくなりました。嗚呼これで煩わしい存在がひとつ消えた、そうひとびとが囁き合い、部屋を出ようとした、その時でした。

2011-10-12 17:48:08
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ 沈められていくロボット。それを軽蔑の目で見るひとびと。響くはショートのする音ばかり

2011-10-12 17:43:33
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 とうとうろぼっとは科学者や技術者たちの集まる、広い部屋へ連れていかれました。そこには大きな水槽がありました。ろぼっとは特に抵抗することもなく、ろぼっとを作り出した種族の手によって、ゆっくりと水槽の中へ沈められました。

2011-10-12 17:38:01
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ ロボットはいつも通りのことを言おうとしました。しかし言えません。声が、音がでません。悪質な環境、整備もされてないことによって前よりも酷い状態になっていたのです。そしてロボットは何も言えないまま連行されて行きました。

2011-10-12 17:31:23
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 やがてメンテナンスすらされなくなったろぼっとは、それでも主張をつづけました。一度は壊れかけたろぼっとを直した科学者たちも、とうとうろぼっとを処分することに決めました。牢獄の中のろぼっとへ、科学者が話し掛けます。「何か最期に言いたいことはあるか?」

2011-10-12 17:23:11
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ 人工知能を持ったロボットはやがて作られた牢獄に閉じ込められました。牢獄に閉じ込められても主張することを止めません。

2011-10-12 17:11:55
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 身体は成長しても、心の深いところは、まるで子供のままのような科学者たちは、人工知能を持ったろぼっとの言葉を恐れ、異端だと決めつけました。

2011-10-12 16:40:37
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ 「ボクラがこうなったのはキミタチが星を変えたからだろ?」しかし、そのことを知らない、学んでいない科学者達はわかりません。なぜなら技術は進歩したけれど、教育は一切行われていなかったからです。

2011-10-12 16:36:43
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 「彼らは皆、自由になったよ」人工知能を持ったろぼっとを直した科学者が答えました。すると、人工知能を持ったろぼっとは、少しだけ黙って、そしていきなり音階の外れた声で笑い出し、科学者たちを罵りました。

2011-10-12 16:24:38
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ 無事に直してもらい、話せるようになった人工知能を持ったロボットは科学者達に向かってこう言いました。「キミタチ、向こうの星のロボットはどうしたんだ?」

2011-10-12 16:17:08
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 『星転移動』を再び成功させたひとびとは、今までいた惑星のろぼっとたちを解放しました。そして新しい惑星のろぼっとたちを直しはじめました。

2011-10-12 16:03:17
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ そして科学者達は再び『星転移動』をしました。その惑星を復興させるための技術者を連れて。

2011-10-12 15:52:11
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 その動きの真意を確かめることなく、科学者たちは『星転移動』をするべく、その準備を始めました。人工知能を持ったろぼっとの訴えは、科学者たちには届きませんでした。

2011-10-12 15:22:27
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ 人工知能を持ったロボットは口を開こうとします。開きません。もう一度動かそうとしますが動きません。ただただ錆び付いた音が口から出るのみでした。

2011-10-12 12:58:20
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 もう1度『星転移動』をする。それは、あまりにも単純すぎる考えでした。科学者たちはそうやって惑星ろぼっとを救うことを決めましたが、しかし人工知能を持ったろぼっとは、ただ悲しげに首を横にふりました。

2011-10-12 08:34:40
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ 考えて、考えて、考えました。そして科学者達は惑星を救う方法を1つだけ思い付きました。

2011-10-12 07:53:26
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 その様子を知った科学者たちは、どうにかしてこのろぼっとを、この惑星を救う手だてはないかを考えはじめました。

2011-10-11 21:47:43
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ そのロボットは錆び付いた動きでしたが、まだ動いていました。惑星を救う方法はないのかとまだ働いていたのです。

2011-10-11 17:49:21
ねこすけ @catcat_city

@potipoti803 ―――それは、かつて『星転移動』をなすために作られた、人工知能を持ったろぼっとでした。

2011-10-11 16:10:18
ᕵᓍᖶᓰ🍪 @potipoti803

@soda_water_ 薄暗い穴の中を進んで行く探索ロボット達。しばらく進んだところである物を見つけました。それは――

2011-10-11 13:51:44