大川周明『米国東亜侵略史』を読みながらのつぶやき

佐藤優『日米開戦の真実』には大川周明の『米英東亜侵略史』が含まれる。その第一部が『米国東亜侵略史』
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Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

ワシントン会議で主力艦の制限を日本に飲ませたアメリカはそれでは満足せず今度はロンドン会議を開いて巡洋艦などの軍縮を要求してきたのだ。

2010-05-10 21:46:45
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

「日本は敵が自分よりも優勢なる艦隊を建造するまで、自分の手を縛る条約に調印したのだ」とアメリカのスティムソン代表は帰国してから自分の手柄を議会で自慢したのだった。

2010-05-10 21:48:54
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

ロンドン会議のこんなむちゃくちゃな要求を受け入れた日本政府に対する国民の怒りは激しく、遂には統帥権干犯問題まで持ち出されるにいたり、責任者浜口首相は、東京駅において国民の義憤の犠牲となったのだったと。

2010-05-10 21:56:15
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

戦後になって、明治憲法や統帥権の独立が間違いだったかのように言われるが、実際にはこんな屈辱的な条約を受け入れたことがそもそもの間違いだったのだと言うことが分かる。

2010-05-10 21:58:19
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

つまり昭和の浜口首相は幕末の井伊直弼だったと。同じようにアメリカに馬鹿にされて同じように国民の怒りを買い、同じように暗殺されたのだと、そういうことが分かる。

2010-05-10 22:03:01
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

”政府はロンドン会議において低く頭を下げたにもかかわらず、国民は昂(たか)く頭をもたげて、アメリカ並びに全世界の前に、堂々と進軍をはじめたのであります。この日本の進軍は、実に満州事変においてその第一歩を踏み出したのであります。

2010-05-10 22:06:00
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

”もともと満州における日本の権益はポーツマス条約に基づくものであります。もし当時日本が起つてロシアの野心を挫かなかったならば、満州・朝鮮は必ずロシアの領土となったであろうし、支那本部もやがて欧米列強の俎板(まないた)の上で料理されてしまったことと存じます。

2010-05-10 22:19:29
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

”日露戦争における日本の勝利は、ただロシアの東洋侵略の歩みを阻止したのみならず、白人世界征服の歩みに、最初の打撃を加えた点において、深甚なる世界史的意義を有しております。この時以来日本は、朝鮮・満州・支那を含む東亜全般の治安と保全とに対する重大なる責任を荷ない、・・

2010-05-10 22:22:36
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

満州事変に対してスティムソン国務長官は今まで言いなりだった幣原喜重郎がまた何とかしてくれると思ったが何も出来なかったので、自分がその誕生を否定した国際連盟を利用して日本に制裁することを企てたのだった。

2010-05-10 22:31:58
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

満州を日本に奪われて憤懣やるかたないアメリカは、自分の加盟していない国際連盟を使って、満州国不承認の決議をさせ、さらに満州を支那に返せと宣告させたのだった。こんな出鱈目な国際連盟から松岡代表が「日本人の心臓は恫喝や不当なる抑制の前には鉄石である」と叫んで席を蹴ったのは当然だった。

2010-05-10 22:37:27
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

”国際連盟は言うまでもなく世界旧秩序維持の機関であります。それゆえに我々は、復興亜細亜(=植民地されたアジアの解放)を本願とすべき日本が、世界の現状すなわちアングロサクソンの世界制覇を永久ならしめんとするこのような機構に加わることに、当初より大いなる義憤を感じていたのであります。

2010-05-10 22:41:37
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

この必死の反日政策を首謀したスティムソンの意向はそのままフランクリン・ルーズベルト大統領に引き継がれた。そして自分たちの都合で無理やり押しつけた九カ国条約と不戦条約をもって、日本の支那における東亜新秩序建設を侵略行為と断定して、日本に戦い挑んできたのだった。

2010-05-10 22:48:29
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

しかし、これはF・ルーズベルトの新しい政策ではなくシュワードによって主唱されマハンによって理論化され大ルーズベルトによって実行に移された米国東亜侵略の必然の進行だった。

2010-05-10 22:51:03
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

弘安四年蒙古の大群が北より来たとき日本国民は北条時宗の号令によってこれを撃退、いまアメリカが東より日本を脅威するとき東条がこれを膺懲する決意をする。「天意か偶然かめでたきまわり合わせと存じます。」

2010-05-10 22:54:14
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

『米英東亜侵略史』を読むと、学校で教えられる関東軍の暴走などいうのは間違いで、幣原外相を中心とした屈辱的な軟弱外交とその結果招来した政府の信用失墜の必然の結果だったことが分かる。

2010-05-10 22:59:45
Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

幣原喜重郎がアメリカから戦後戦争責任を追求されなかったのは戦前アメリカの意を迎えた外交をしていたから当然だが、実はその幣原平和外交こそは日本を戦争に引きずり込む原因を作ったのだった。日米に対等が軍事力があればアメリカは日本を戦争に挑発などできなかった。

2010-05-10 23:04:14