ルドルフ vol.9『ヒロインの仕事』感想まとめ

Ｉ元（観劇残留思念体） @i_moto_y

5)→…実は…その両翼をぶっちぎって一番 心に刺さってきたのはＦ.ジャパンさん演じる某先生でした☺️ その誠実さ溢れる佇まい、尽くされる言葉。傷つき折れた心から… 歳月を重ねて辿り着いた確固たる価値観。かの栄光の時を通過点と言って憚らず、今の穏やかな生活を愛する毅然とした姿に痺れる。…→ pic.twitter.com/drvPNJb2aS

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6)→… 彼の存在があるから、結月の決断が説得力を纏うことができるのだと思えた。花咲爺の演出もまた然り、実に痺れる存在感👏 なお… 序盤で何の前振りも無いのに この方が出てくるだけでクスクス笑う観客がいるのは一体どういう現象なんだ… 私、もしかして騙されてる？って疑惑は否めない(笑)…→ pic.twitter.com/xam0IIHGOZ

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7)→… そして、その師弟コンビとして登場する天才少年漫画家ヤマトくん… えっ、中学１年生？ その資質には舌を巻く。ランダムさんとセンムさんが萌え萌えになっているのが微笑ましい。 そして… 紹介動画（youtu.be/BSTnvQQEasM）で、彼が執拗にＦ.ジャパンさん推しなのには笑いました😆…→

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8)→…さて お話についても思うところが様々に湧き、考える程に後味が揺らぐの好いですな。この作品、自分らしく生きていく為に…周りの価値観に翻弄されることなく、自分の価値観を正しく見据えて 「ポジティブな自己満足追及」というパラダイムシフトに至るのはとても好感を持って観ていられる。…→

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9)→… それは間違いない。ジャンルを問わず、社会で生きていく上で必ずと言って良いほどぶつかる壁。それに対する処世術の一つの選択肢。良い着眼であり、身近に感じられるが故に… 物語を超えて… 芝居を十二分に楽しんだ上での後味の問題として、色々とリアルに考えずにはいられない。…→

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10)→… 結月の結論がアレで済むのも、彼女には生業が別にあるから… というのは やはり否めない。個人の意思だけでは自由にならない価値観/評価基準の元で、軽々に辞めるわけにもいかない生活の掛かった仕事に対して… 自己満足だけを基準には生きてはいけない。少なくとも非才の一般人としては。…→

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11)→… そんなことを考えていると、ふと桜子が結月に漏らした『ずるいと思った』という言葉が改めて腑に落ちてきました。 ただ、結月にしても表には出さないデメリットを背負った選択である筈だから、結局は「他人の価値観を否定しない、非難しない、羨まない… ということに帰結するのかな。…→

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12)→… あとは「ビジネス思考」の扱い。桜子自身には挫折の果てに明らかになる「秘めていた想い」に救いの兆しがある一方で、彼女が武器としてきたビジネス思考そのものが… ただ失敗として放置なのに釈然としなさはある。適切なレビューとサポートが無く、見誤った方向性があったにはせよ、…→

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13)→…取り組みそのものはアリだよね。上司や経営陣が桜子を一切責めずに、むしろプロセスを評価して引き上げようとするのには好感でしたが、二階堂の真の意味での指摘が彼女には届かず… トラウマだけを刺激して鬱になる不運でビジネスのネガティブな印象が強調されてしまう後味にモヤっとする。…→

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14)→… 相反する価値観を否定せぬよう努める物言いは随所にあったから悪意は無いのだろうけど、作品での結果は歴然でバイアス掛かっちゃう。でも社会の潮流に抗うアピールには必要な表現ってところか。いずれにしても、多様な選択肢が尊重され、異なる価値観が侵害されない世界が尊いことは疑いない。

本保弘人（HOMBO Hiroto） @sarieatoshi

ブログ更新しました #ヒロインの仕事 観劇感想精選（453）　ルドルフ 「ヒロインの仕事」 rakuhoku.way-nifty.com/outouki/2022/1…

なるとげんじ @Genji_Naruto

【追記③】桜子さんも決して会社の人達や仕事自体を見下していた訳ではないのだろう。彼女にはどうしても『踏み込めない領域』があって、そこを避けながらベストを尽くすことしかできなかったのだ。売り上げの不振があったとしても単にキャリアを重ねたいだけならそれを糧にまい進すれば良いだけの話。

なるとげんじ @Genji_Naruto

【追記④】キャリアウーマンとして働くのも一つかもしれないが、彼女には別にしたいことがあった。形は違えどその『自分の大切なものに無償の愛を注ぐ』ことを実践している結月ちゃんとの出会い、そして二階堂さんからの『あなたには愛がない』という一言は心の奥底に押し込めていた後悔を呼び覚ます。

なるとげんじ @Genji_Naruto

【追記⑤】重荷に押し潰されそうになる彼女を解き放つ『救い』もまた彼女自身の心の内にある。『妖精』が撒いた『幸せの種』は実はもっと前から既に撒かれていて、必然の出会いや試練を呼び寄せ、芽吹くその時が来るのを待っていたかのようだ。種も元気になる権利も特別ではない。誰しもに等しくある。

なるとげんじ @Genji_Naruto

【追記⑥】『柔らかいものに触りたかった』と言っていた桜子さんだが、それがまだ産まれて間もないヤマトくんの小さかった『手』なのでは？と思い至って、少し大きくなってしまってはいるが、いつかその二人に手を取り合う未来が訪れるのかも、いや訪れて欲しいと思うとなんかおっさん泣いてしまうわ。