2011年10月19日 日本学術会議 総合工学委員会 主催   原子力総合シンポジウム2011『原子力安全の再構築―東日本大震災を踏まえて―』実況まとめ。

2011年10月19日に日本学術会議講堂にて行われた日本学術会議 総合工学委員会 主催   原子力総合シンポジウム2011『原子力安全の再構築―東日本大震災を踏まえて―』の実況まとめになります。 公式URLは http://www.aesj.or.jp/2011symp/index.html です。 尚、午後のディスカッションは不参加のため実況はありません。 ---(以下プログラムのコピペ) 続きを読む
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KNB @kw36_wav

#aesj_1019 筑波大成合「またドイツなどでは脱原発の動きもある。ただ世界的視点での原子力再構築が必要になっている。まだ日本の安全信頼性の評価は高い、が合理性に掛けた規制などの評価は低下している。これらを今回の契機に脱却する必要がある]

2011-10-19 10:50:13
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#aesj_1019 筑波大成合「現在の原子力を急に変えることはできない上で事故の収束と戻れる環境の回復が重要。国の教訓と対応ではシビアアクシデントの対応、総合安全評価、統合象徴の必要性、そして技術そのものへの在り方についての課題もある」

2011-10-19 10:52:19
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続いては東京大学の澤田隆氏。 #aesj_1019

2011-10-19 10:53:29
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#aesj_1019 東京大澤田「事故評価と今後の検証について。なにが事故を起こしたのか、まず地震。設計地震加速度に対し大部分は小さく、加速での破損はない。ただ津波では02年の5m以上見直しも実際にはそれ以上の津波に襲われ、多く浸水し設備が喪失した。」

2011-10-19 10:55:35
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#aesj_1019 東京大澤田「地震直後では非常用DGが作動していたので冷却系は作動していたが、津波後では56号を覗いてすべての電源が喪失した。蓄電池での部分ではある程度できたが枯渇し停止し炉心損傷に至った。MAAP解析コードでは1号は地震後3時間で炉心露出など」

2011-10-19 10:56:54
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#aesj_1019 東京大澤田「23号でも数日のうちに炉心損傷というのが東電からの解析結果。つまり1号では大半は燃料が落下して圧力容器も破損だと。23号にしても溶融したが容器内にはあるという状況だと。」

2011-10-19 10:57:53
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#aesj_1019 東京大澤田「今後の道のり、原子炉敷地と環境の正常化が必要で10年以上掛かる。ただ作業は進んでいて1号のカバーも完成。23号も同様だと。」

2011-10-19 10:59:00
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#aesj_1019 東京大澤田「学ぶべきこと。12点を学会ではまとめている。」

2011-10-19 10:59:22
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#aesj_1019 東京大澤田「津波への設計以上への対策不十分と海水浸入。電源喪失での事故進展の抑止失敗と状況把握不可。海水冷却の脆弱性、アクシデントマネジメントの不徹底。格納容器外の水素爆発の想定外という点についても。貯蔵プールの安全上軽視からの脆弱もある。」

2011-10-19 11:01:28
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#aesj_1019 東京大澤田「安全技術の不十分が設計指針での問題もある。現在では決定論的に求めているが、シビアアクシデントは事業者の自主対応で法的効力がない。これらを見直すべきであると。また危機管理組織にも不十分な点、主任技術者の役割りの問題も出ている」

2011-10-19 11:02:46
KNB @kw36_wav

#aesj_1019 東京大澤田「また役所間での役割分担問題もある。更には情報公開不足という反省もある。」

2011-10-19 11:03:23
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#aesj_1019 東京大澤田「対策は太陽な電源や冷却系の構築、シビアアクシデントの想定、安全規制の見直し、とリスクアセスメントの規制化も必要であると。その他の事故遠因についても議論、例えばこれまでの構造強度ばかりの安全評価のソフト面の考慮、運用と規制の省庁連携不足など」

2011-10-19 11:05:13
KNB @kw36_wav

#aesj_1019 東京大澤田「この他社会的影響からの本質的な安全評価の見落とし。また事業者含めて環境を守るという共通認識の必要性。また規則などの変更が難しい文化の存在。前例主義の見直し。省庁の人事システム問題や国際連携不足もあると」

2011-10-19 11:06:37
KNB @kw36_wav

#aesj_1019 東京大澤田「まとめると慢心と想像力欠如が原子力事故の問題であると。安全だという慢心、地震津波での電源喪失への想像力の不足が今回の事故の大きな原因であると反省しています、原子力の一員として真摯に受け止め、教訓を抽出して今後の安全向上に資するべきと思います」

2011-10-19 11:07:55
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続いては、京大の入倉氏。『地震と津波評価』 #aesj_1019

2011-10-19 11:08:18
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#aesj_1019 京大入倉「耐震指針の在り方について。まず今回の地震がどういうものか。類に見ないほどの非常に広い震源域であると。これまではM8までで長期評価されていた。地震後のGPSでの滑り解析などで、大小の滑りが同時のために大規模になったと」

2011-10-19 11:12:27
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#aesj_1019 京大入倉「予測できてなかったことの影響が非常に大きい。指針評価はデータ主義で高精度のデータ、東北では過去400年のデータで長期評価がされた。で最大がM8として地域全体のものはないとして地域ごとの地震の確率評価に。例えば宮城沖などは30年99%など」

2011-10-19 11:14:10
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#aesj_1019 京大入倉「今回の原因、17世以降のデータであること、また地域でのプレート間でのカップリングと歪みの解消可能性など。また世界プレート的には古いマリアナ型でM7が最大という比較沈み込み学の思い込みがあった。」

2011-10-19 11:15:50
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#aesj_1019 京大入倉「踏まえて地震調査委員会が地震規模を推定したのが問題。これが日本の防災対策にも反映。中央防災会議の評価すべき地震として津波地震とは評価され、可能性の指摘はされていた。ただ被害予測は宮城沖だけであった」

2011-10-19 11:17:17
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#aesj_1019 京大入倉「国の防災の比較からしても過小評価であるのは間違いない。 ただ必ずしもそれに限らず地震調査委員会では長期評価の見直しは考えられていた。貞観地震の存在やカップリング計算での従来以上の可能性が出ていた。」

2011-10-19 11:18:40
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#aesj_1019 京大入倉「00年までのデータでは大規模地震の可能性が出ていたがその後は固着していた、これがある種の準備過程であったと言われている。そして長期のサイクルの存在、最大地震の見積の見直しも必要であると。」

2011-10-19 11:19:51
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#aesj_1019 京大入倉「通常では小規模地震のサイクルの積み残しで千年単位の大地震だとスマトラで指摘された。その上でM8想定だったが地域全体では大きさと頻度の関係を見ると統計的な法則から見てもM9は不思議ではなくなると」

2011-10-19 11:20:53
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#aesj_1019 京大入倉「その上での耐震指針について。06年の改訂、阪神の影響と工学技術の発達など。特に南海トラフ地震の切迫から地震同意以外の津波や地盤形状への安全性評価が必要だとされたこと。また米国でのPSAの動きもあった。」

2011-10-19 11:22:19
KNB @kw36_wav

#aesj_1019 京大入倉「基本的には決定論的に評価の上で確率論的に調査する手法。で最大規模を想定するべr機だと明記されていた。またリスク評価の考慮も明記されていた。評価以上の規模が来ても大丈夫というのが指針ではあったが議論も不十分であった。」

2011-10-19 11:23:46
KNB @kw36_wav

#aesj_1019 京大入倉「06年の指針の特徴。活断層の詳細かと地震動の計算方法、そしてリスクの評価と低減化が明記されている。ただ改訂では津波関係が不十分、これは手引きに書くとされ同時改訂されその中では中立性や透明性や専門性についても明記されている」。

2011-10-19 11:25:11
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