民主党議員が「新報道2001」でTPPについて激論
- toshihiro36
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VTRが流れます
<ナレーション> 先週も“TPPお化け”が永田町を徘徊した。TPPは関税撤廃だけでなく、人の移動や投資などの自由化を目指す経済連携協定。今、アメリカを含む9ヶ国が交渉中だ。野田総理はTPP参加に前向きな姿勢を示した。
2011-10-24 15:14:33野田総理:日本は基本的に貿易立国であるべきだと思いますので...高いレベルの経済の連携をしていくということは、日本にとってプラスであると...
2011-10-24 15:17:24<ナレーション> 「慎重に考える会」の総決起集会には与野党110人の議員が参加。「情報開示がなされないまま、APECまでに拙速に参加表明することに対して反対」の決議を行った。
2011-10-24 15:20:32<ナレーション> 政府・与党内を二分するTPP問題。先週になって初めて外務省はTPP交渉の現状について資料を開示した。関税撤廃、投資など21分野について、交渉の現状や日本についてのメリット・デメリットが挙げられている。しかし、今後懸念される医療分野などの (続く)
2011-10-24 15:33:41<ナレーション> 規制緩和については、「現時点では議論になっていない模様」などと、曖昧な表現が重なった。この表現に反発が・・・
2011-10-24 15:36:14外務省担当者:未来永劫取り上げられないとは、はっきり言えるような状況ではございません。それは交渉事ですから、ございます。
2011-10-24 15:40:21<ナレーション> 外務省は将来、TPPで医療分野規制緩和が議論の対象になる可能性を認めた。外務省で多くの経済交渉に関わった元条約局長の東郷和彦氏に外務省の資料を見せて意見を聞いた。
2011-10-24 15:43:31東郷:交渉に参加すべきか、すべきでないかと言えば、私は参加すべきだと思います。ただ、これだけだとすると、これは非常に受け身ですね。本来的にはそれじゃダメな話なんですね。今のアメリカから出てくるものに対して、ここを対応しようというのは、後手後手な議論で (続く)
2011-10-24 15:48:03<ナレーション> これまでの日本とアメリカとの交渉はどうだったのだろうか。 1989年貿易摩擦解消のために開かれた、日米構造協議。アメリカ側は対日赤字の原因が日本の市場の閉鎖性にあるとして市場の開放と経済構造の改革を迫った。
2011-10-24 15:54:00<ナレーション> アメリカは自国の貿易赤字を解消するため、日本に対し輸出産業に対する投資より、国内での巨額公共投資と求めた。要求をのむ形で日本は(13年間で)630兆円もの公共投資計画を策定。その一部は無駄な公共事業と批判を受けた。 (続く)
2011-10-24 15:59:54東郷:日本の貿易と投資。どういう形で展開すれば、日本にとって一番いいのかという根本戦略の話があるべきなんですね。その戦略をちゃんと立てて、それを粛々と実行していれば、アメリカの戦略も恐れるに足らずだと思うんですがね。
2011-10-24 16:05:15山下:TPPに入って、どういう風にルールを作っていくか。そういうことを日本政府は本当に真剣に考えないと、日本を除いて他の国だけでアジア太平洋地域のルールが決まってしまう。
2011-10-24 16:09:30ここからスタジオです