茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート2011年2月分まとめ

脳科学者・茂木健一郎さんの連続ツイートのバックナンバー集
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茂木健一郎 @kenichiromogi

相撲(3)批判するやつらは、気楽でいいね。身体張らなくていいからね。大所高所から、多いに論じてくれたまえ。土俵の中でまみれる裸一貫たちの気持ちは、君たちにはわかるまい。

2011-02-03 01:15:54
茂木健一郎 @kenichiromogi

相撲(4)曙の最後の方、国技館に見に行ってもつらかったな。身体でかくてさ、ミジンコみたいに手が出ていてさ。進退が取り沙汰されていて、座っているその姿は、孤独だった。

2011-02-03 01:17:00
茂木健一郎 @kenichiromogi

相撲(5)今回の八百長報道は、そもそも、警察の強制調査に基づく情報を、関係のない第三者に漏らしたという点において疑義がある。それだけじゃない。ぼくは、深く憂うのである。

2011-02-03 01:18:18
茂木健一郎 @kenichiromogi

相撲(6)それはつまり、自分たちの身体を張ってがんばっているのではなく、傍観者、批評家がいばる、のさばる、そんな日本にしては行けないということ。

2011-02-03 01:18:54
茂木健一郎 @kenichiromogi

相撲(7)例え、八百長をしていても、身体を張っている力士たちとともにぼくの心はある。

2011-02-03 01:19:28
茂木健一郎 @kenichiromogi

相撲(8)まあ、いいや、そういうこと。みんな、身体張れよ。評論家にはなるな。傍観者はずるいぞ。批評家だらけの国になったら、日本は没落するぞ。偉そうなやつは信用するな。土にまみれろ。以上。オレは寝る。

2011-02-03 01:23:28
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、相撲についての連続ツイートでしたっ。どすこい!

2011-02-03 01:23:59

2月4日 「そして人生は続く」

茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(1)そして、人生は続く。転んでも、傷を負ってても、時には力尽きても、それでも人生は続く。続かせなければならない。続くことの、邪魔をしてはいけない。

2011-02-04 08:25:02
茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(2)「不祥事」だと高みの見物の第三者が偉そうに言う。「中止だ!」「言語同断だ!」そう言っている本人たちの生命はすでに窒息し、やせ衰えている。他罰的な人たちの心は、どこか肝心なところでやわらかさや春の日差しを失っている。

2011-02-04 08:26:08
茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(3)一方、渦中の人たちは、息を潜めて自分の身体を抱いている。生命の温かさで暖をとっている。新聞がどんな誤報をしても、テレビがどんな決めつけをしても、それが「事実」としてひとり歩きする。だから、そんな時には自分のひざを抱えて、ただひたすら耐えている。

2011-02-04 08:27:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(4)公務員というのは、国のために働こうという貴い仕事。その一方で、リスク忌避志向の人たちを惹きつけることがある。「監督官庁」などという不気味な言葉を平気で使える人たち。リスクをとること、傷付くことへの想像力を欠いた人たち。自分自身の生命が窒息していることにも気付かず。

2011-02-04 08:28:39
茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(5)そして、人生は続く。福祉大相撲が中止になっても、本場所が中止になっても、相撲は続く。相撲取りたちの人生は続く。誰にも、それを止める権利などない。そこには身体の温かさがあるから。無責任なメディアのヒステリックな空気さえも、生命そのものは殺せない。

2011-02-04 08:30:07
茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(6)だいたい、八百長やおちょうと騒ぎ立てるが、本場所を間近で見たことがあるのか? 身体と身体がぶつかり合う、その迫力、生命のみなぎり、悲痛と爆発。自分の目で確かめろよ。本気かどうか、自分で判断しろよ。それだけの話だ。

2011-02-04 08:31:38
茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(7)そして、人生は続く。続かせなければならない。怪我を負っても、血を流しても、息も絶え絶えに倒れても、人生は続く。そんな人生に寄り添うこと以外に、この世に価値があることがあるとは思えない。

2011-02-04 08:32:56
茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(8)他罰的な人の生命は、すでにやせ衰えていて、他者を罰することで何かに復讐している。日本人は、生まれ落ちて以来、何かの人質にとられているのだろう。もう言い加減に、気づくべき時だ。

2011-02-04 08:33:52
茂木健一郎 @kenichiromogi

そ人(9)今回の八百長報道について、私は、全面的に日本相撲協会、そして一人ひとりの力士の側に立ちます。そして人生は続くから。怪我をして、倒れた人をよってたかって打ちのめすような卑劣なやつらの側には、絶対に立たない。そして人生は続くのだから。

2011-02-04 08:35:32
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、「そして人生は続く」の連続ツイートでした。

2011-02-04 08:35:46

2月5日 「新聞」について

茂木健一郎 @kenichiromogi

新聞(1)なんだかんだと批判しながらも、新聞を購読し続けている。一番大きな理由は、朝食の「あて」かもしれぬ。

2011-02-05 07:30:25
茂木健一郎 @kenichiromogi

新聞(2)ぱっと広げると、見開きになって、読みでがあるので、それでごはんをばーっと食べることができる。これが週刊誌や本だと、すぐに頁をめくらなければならないから、面倒くさい。

2011-02-05 07:31:27
茂木健一郎 @kenichiromogi

新聞(3)その新聞だが、記者たちがもったいないと思う。もともと優秀な人たちのはずなのに、なぜか記事にキックがない。今朝の朝日新聞の曽我豪さんの記者有論 「反菅、非小沢、世代交代の」の声 も不思議な読み味。政治のことを、まるで花鳥風月のように論じている。プリンシプルがない。

2011-02-05 07:33:13
茂木健一郎 @kenichiromogi

新聞(4)朝日新聞の「顔」である天声人語も、季節の移り変わりなどの歳時記的なものはいいが、政治になると意味がわからなくなる。つまり、そこに、理路整然たるプリンシプルがないからである。

2011-02-05 07:34:14
茂木健一郎 @kenichiromogi

新聞(5)なぜ日本の新聞にプリンシプルがないのか。記者クラブなどの「仲間内」に守られているからだろう。外国では、フリーランスが記事を書くのが当たり前である。記事を書くのが原則社員だというのは、能力を鍛えるという視点から言えばぬるま湯過ぎる。

2011-02-05 07:35:44
茂木健一郎 @kenichiromogi

新聞(6)プリンシプルは、迷ったときに必要になる。プリンシプルは、一人世間の中に立たねば必要と感じられない。プリンシプルは、真摯に自省する人の友であって、徒党を組んで無反省な人には関係がない。

2011-02-05 07:36:40
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