四の舟×おろし丸によるスケッチブックリレー小説 ねぎくが~夜編~

スケッチブックのカップリング小説。妄想好きな方向けです。根岸君と空閑さんの夜のお散歩編。
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焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「…覚えておいてね。」そう言うと空閑はしずしずと歩きだした。それを追うように駅前につくと、朝も早いのにちらほらと人がいた。

2011-10-25 23:55:50
四の舟@1日目東3ク-23b @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「もう、通勤ラッシュの始まりか」 「始発はそれなりに混むのよね」 ふらふらと駅前までやってきた俺たちは、手近にあったハンバーガー屋に入り込んだ。

2011-10-26 00:01:21
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「…良いわ、見せてあげる。」そう言う空閑の表情はどこか恥ずかしそうであった。それがなぜなのかは分からなかったが、それでも俺は空閑の絵を見たくて仕方がなかった。

2011-10-26 00:26:37
四の舟@1日目東3ク-23b @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「はい」 トンと、空閑はテーブルの上にスケッチブックを開いて置いた。目の前に空閑の絵が置かれる。そこにあったのは… 「空閑、これ」 「ん?」 「ユタンポが描いてあるぞ・・・?」

2011-10-26 00:31:32
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「ええ、ユタンポよ」一体どういうことなのだろうか。考えても考えても分からない。

2011-10-26 00:34:09
四の舟@1日目東3ク-23b @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「…ごめんなさいね。今は見せられないの…」 「いつ、見れるんだ?」 「時が来たら、ね」 

2011-10-26 00:36:00
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「そう、か」ふ、と天井を見上げる。こいつの言動は涼風コンビほどじゃないが、読めない。だがその読めない行動に振り回されているのも、悪くないなと思ってしまっている自分がいるのも確かだ。

2011-10-26 00:37:20
四の舟@1日目東3ク-23b @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「じゃあ、帰るか…」 空閑を促して立ち上がる。そうだ。いま見れなくても、いつか空閑が見せてくれる日を待つことにしよう。それで、いいだろう。

2011-10-26 00:44:04
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 外に出ると、太陽は燦々と輝いていた。今日もまた、秋晴れになるだろう。

2011-10-26 00:46:16
四の舟@1日目東3ク-23b @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko その絵に何が描かれているのか俺が知ったのは、聖夜になってからだった。

2011-10-26 00:48:16
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 聖夜、空閑は俺にその絵を見せてくれた。だがその時には俺もまた、空閑に自分で描いた絵を見せていた。二人の想いは、この瞬間にまたひとつ、深いものとなっていたのだった。

2011-10-26 00:52:30
四の舟@1日目東3ク-23b @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko オレも空閑も、描いていたのは、ベンチで二人並んで、朝日を眺めている姿だったのだ。お互いしっかりと、手をつなぎ合っていた。

2011-10-26 00:54:07