ヴィンランド・サガの舞台裏 歴史学と考古学が明かすヴァイキング時代

日経サイエンス2023年3月号の特集を編集長がご紹介します。
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幸村誠 @makotoyukimura

すごい、大特集! 今日発売の日経サイエンスでヴァイキングの特集記事が掲載されてございます。アニメヴィンランドサガで考証をして下さっている小澤実先生の記事だけでも7ページにも渡って。 ボクも知らないこといっぱい書いてある! pic.twitter.com/xe6bouaFe8

2023-01-25 12:48:11
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幸村誠 @makotoyukimura

映画ノースマンも今冬公開したばかりだし、なんだか今日本の空気中のヴァイキング濃度が上がっている気がする。

2023-01-25 12:49:44
幸村誠 @makotoyukimura

ナスカの地上絵の特集も面白い。最近アレね、チコちゃんの地上絵見つかったんだよね。NHKのチコちゃんそっくりのかわいいやつw

2023-01-25 12:52:50
リンク 日経サイエンス - 一般読者向けの月刊科学雑誌「日経サイエンス」のサイトです。 特集:ナスカの地上絵 新発見! - 日経サイエンス 南米ペルーの荒涼としたナスカ台地に描かれた動物などの巨大な線画は「ナスカの地上絵」として知られ世界遺産になって 2
日本ヴァイキング協会/Japan Viking Association @Japan_Viking

読み応えたっぷりな、日経サイエンス@NikkeiScience のヴァイキング特集! ヴァイキング社会と商業の解説は、ヴィンランド・サガと合わせて分かりやすいのが嬉しいですね。 後半は、端布から分かる当時の女性像と暮らし。どんな流れで研究が進んでいくのか、大変興味深く勉強させていただきました。 pic.twitter.com/dHGjyqcDp2

2023-01-27 08:37:58
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歴史と考古学の研究から明らかになったヴァイキングの知られざる顔

古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

本日発売の日経サイエンス3月号で,ちょっと異色の特集を作りました。漫画『ヴィンランド・サガ』の舞台となった北欧のヴァイキング時代について,近年の歴史学・考古学の発展を解説。今月始まったアニメの時代考証をされている,歴史学者の小澤実先生に寄稿して頂きました。nikkei-science.com/202303_048.html

2023-01-25 12:15:16
リンク 日経サイエンス - 一般読者向けの月刊科学雑誌「日経サイエンス」のサイトです。 『ヴィンランド・サガ』の歴史学 ヴァイキングの知られざる顔 - 日経サイエンス 角のついた兜を被り,手斧を握って,帆走する海賊船でヨーロッパ各地の街や教会を荒らし回る北欧出身の蛮族集団。わた 27 users 8
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

私のヴァイキングに関する知識は,これまではルーネル・ヨンソンの『小さなバイキング ビッケ』と,留学していた英ヨークのヴァイキング祭りしかなく,「北欧の海賊」というイメージでした。でもそれは略奪された側の記録に基づくヴァイキング像で,間違いではないけど,すべてではありません。

2023-01-25 12:17:08
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

そもそもヴァイキングにとって,略奪というのは夏季にしかできない季節労働だったそうです。人命や船の損傷も避けられず,効率が悪い。もっと安定して稼ぐために,次第に略奪から交易へとシフトしていきました。

2023-01-25 12:19:00
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

我々にお馴染みの世界地図では北欧は左隅にありますが,アイスランドを中心に地図を描いてみると,ヨーロッパ大陸と北米大陸の両方が手の届く範囲にあることがわかります。優れた船を持つ彼らは,世界を股にかけた商人でもあったのです。

2023-01-25 12:21:13
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

ヴァキングたちの活動範囲はものすごく広く,東は中央アジアから西は北米大陸まで出かけ,交易ルートを開き,定住して,新たな経済秩序を築きました。

2023-01-25 12:22:16
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

『ヴィンランド・サガ』のメインキャラであるデンマーク・ヴァイキングのクヌートは実在の人物で,イングランド,デンマーク,ノルウェーの王位に就き,略奪に代わる銀の獲得手段として商業を推進し,商人たちの移動の自由を確保しました。

2023-01-25 12:23:34
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

大英博物館にはスコットランドで見つかった12世紀の美しいチェス駒が展示されています。素材はセイウチの牙です。この時代のセイウチの牙の彫刻は,ほぼすべてグリーンランドのセイウチ由来だったことが,DNA鑑定によって判明しています。

2023-01-25 12:24:30
リンク Wikipedia Lewis chessmen The Lewis chessmen (Norwegian: Lewisbrikkene; Scottish Gaelic: Fir-Tàilisg; Scots: Lewis chesmen) or Uig chessmen, named after the island or the bay where they were found, are a group of distinctive 12th-century chess pieces, along with other game pieces 676
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

ヴァイキング自身が獲った,あるいは北方の住民との交易によって入手したグリーンランドのセイウチの牙がノルウェーなどで加工され,ヨーロッパにもたらされたようです。

2023-01-25 12:25:40
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

漫画の作者,幸村誠先生@makotoyukimuraは史実を徹底して取材したうえで大胆な創作を加えていて,『ヴィンランド・サガ』は内外の歴史学者の間でも注目されているそうです。

2023-01-25 12:29:40
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

特集ではもう1つ,ヴァイキングの女性に光を当てた考古学研究を紹介しています。男社会のイメージが強いヴァイキングですが,女たちも一定の力を持っていたようです。その源泉は,女たちが手織りしたヴァズマル(毛織物)が主要な輸出品となったほか,通貨としても使われていたためだとか。

2023-01-25 12:34:41
リンク 日経サイエンス - 一般読者向けの月刊科学雑誌「日経サイエンス」のサイトです。 女たちが動かした経済 - 日経サイエンス 考古学の研究者たちはこれまで,主に男性の活動に注目し,女性は視野の外に置いてきた。バイアスが生じた理由は2つあ 1
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

『ヴィンランド・サガ』ファンの方には作品をより面白く読むことができ,歴史ファンの方には新たな発見があるはず。3月号の特集「新たなヴァイキング像」,どうぞお手に取ってご覧ください。 nikkei-science.com/202303_047.html

2023-01-25 12:36:33
リンク 日経サイエンス - 一般読者向けの月刊科学雑誌「日経サイエンス」のサイトです。 特集:新たなヴァイキング像 - 日経サイエンス 近年の歴史学と考古学の進展によって,創作世界に登場するヴァイキング像が変化している。船で乗りつけて略奪する「北 1 user
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

日経サイエンス3月号「『ヴィンランド・サガ』の歴史学 ヴァイキングの知られざる顔」の著者,小澤実先生が,ヴァイキング映画「ノースマン 導かれし復讐者」の上演後トークショーに出演されます。2月3日,渋谷にて。 cinequinto.com/shibuya/topics…

2023-01-25 22:48:58
リンク CINE QUINTO/シネクイント 『ノースマン 導かれし復讐者』boidosound上映、トーク付き上映開催決定!! | CINE QUINTO|渋谷ロフト横/シネクイント 『ノースマン 導かれし復讐者』boidosound上映、トーク付き上映開催決定!!「『ノースマン 導かれし復讐者』公開2週目を記念して特別上映回が、 渋谷シネクイント限定で続々決定! この機会に是非ご鑑賞ください! ■boidsound上映! 日時:1月28日(土)19:50回 1月29日(日)19:50回 」をCINE QUINTO(渋谷ロフト横)シネクイントがご紹介します 97