旭丘大戦第八章〜我が身は西軍のために〜

情熱の赤色 @passion_red_sky

旭丘大戦第八章〜我が身は西軍のために〜

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オーバーストライク作戦の第一段階は現役軍の成功で終わった。しらりん隊長は洗脳されていたらしく、ふぁみ隊員との戦いで倒れ、意識を取り戻した。銃撃戦、肉弾戦で倒れた隊員も少なくはなかったがそれでも多くの人が残っていた。そして今、現役軍は西軍の要塞を目の前にしていた。

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「これが西軍本拠地・・・大きいですね」誰かがつぶやく

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「こうでもしないと、楽しくないだろ」「そうですね」

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「さて、一気に決めるとしようか、突入体制！」そうナポレオン総司令官が言うと、全員が円形の陣をとり、天文連隊が扉に爆弾をセットする。

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「楽しみの始まりだ・・・」弾倉を確認し、足りない人は追加し、補充した。無線も動く。

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「爆破！」爆弾が、扉を大きく壊し、煙を立ち上らせた。その中を現役軍が突入する。

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「エリアを制圧！円形を崩すなよ」それぞれの隊長が指示を出す

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中は大きなホールのように、テーブルやいすがそろっていた　だが、誰もいない

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「これじゃまるで俺らを歓迎しているようなもんだな」「ターゲットセンサーを切るなよ、いつ来るかわからない」誰もが、銃を握り直し続けた。静かに、歩く音だけが響く

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「・・・！！センサー反応あり！来ます」誰かがそう叫んだと同時に、光の矢が飛んできた

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「ストらバ！」「サウンドアロー！」ストらバがヴァイオリンを鳴らし、広がった音で矢を作り出す。その矢を光の矢に向けた

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だが、音の矢は、光の矢にむなしく散ってしまう。「うわぁっ！」光の矢は現役陣営の真ん中に突き刺さった

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「まだ音の段階じゃ、俺には勝てないな、集約してるだけじゃな」ホールの奥から、誰かが話す声がする。「・・・俺は西軍総大将、かーくんだ！」

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「・・！！」「ついに大将来たな」その隣にはふくとみ中将、彼も黙ってはいるものの、雰囲気をかもしだしていた

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「本当のサウンドアローを見せてやる」そういって、ヴィオラを弾きだした。ストらバと同じように広がった音は、巨大な女神を作り出した、その女神が握っているのは、弓。

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「サウンドアロー、撩乱」その言葉と共に、女神は光の矢を放した

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「・・・くっ。回避行動！」その言葉も間に合わず、現役軍は損害をおった、あきらかに、現役軍は防戦を強いられていた。

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「もはや堕ちた女神だな、かーくん」ふくとみ中将がつぶやく、その手には刀

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「・・・お前だけは信じていたつもりだったが」「悪いけど、俺はここにはいれない、だから倒す！」そういった瞬間、ふくとみ中将はかーくん総大将に斬り掛かる。

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「トレイン・ゼロ！」いつの間にか、ふくとみ中将はかーくん総大将の後ろにいた　そして、かーくん総大将が座っていた椅子がばっさり二つに切れた

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「おー怖い怖い」ふくとみ中将は、後ろに下がり現役軍にささやいた「本来、俺とお前らは敵・・・だが今回は別だ、西軍を倒すのに協力する、かーくんの動きを止めてくれ」

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「おー怖い怖い」ふくとみ中将は、後ろに下がり現役軍にささやいた「本来、俺とお前らは敵・・・だが今回は別だ、西軍を倒すのに協力する、かーくんの動きを止めてくれ」

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「・・・わかりました、先輩」「現役陣営全員に連絡、作戦変更、コードナンバー３−４−２、確保作戦に変更」

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『了解』「装弾変更、チェーンボールに変更せよ」「陣、配置完了」「よし、囲め！数人一組で組むんだ」