旭丘大戦最終巻第二章〜鶴舞線奪還作戦、天白昭和区会戦〜

やられっぱなしではいられない!現役軍の反撃が始まる!
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情熱の赤色 @passion_red_sky

旭丘大戦最終巻第二章 鶴舞線奪還作戦〜天白昭和区会戦〜

2012-10-14 22:59:56
情熱の赤色 @passion_red_sky

進むぞ、これ以上の退却は敗北を意味するんだ! 熱血中将八事進軍直前の言葉

2012-10-14 23:00:09
情熱の赤色 @passion_red_sky

名二環植田インター地下・・・

2012-10-14 23:00:34
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ここに、現役軍東方方面軍の総本山が築かれた。この方面軍にはADF第一軍、第二軍、第三軍、第四軍、AAF第三軍の隊員達が所属している。植田帝国の協力もあってか、かなり大きな基地が建設されていた。同時に、多機能滑走路が植田インターに垂直に走る道に建設された。

2012-10-14 23:00:58
情熱の赤色 @passion_red_sky

その滑走路に、2機の偵察機が着陸した。「偵察部隊、ただいま帰還しました!」一人、司令官室に飛び込んできた。この隊員はAAF第三軍所属、もともと第三軍は偵察部隊に特化した部隊である。

2012-10-14 23:01:24
情熱の赤色 @passion_red_sky

「よし、報告してくれ。」第二軍司令官アフロ少将が言う。「さね!打ち込んでくれ。」「りょーかい。」熱血中将にさね、と呼ばれたのはさねひら大尉である。「それでは報告いたします。」そういうと偵察員は地図を広げた。

2012-10-14 23:01:42
情熱の赤色 @passion_red_sky

「今回、偵察で見れたのは天白区と昭和区の東です。天白区と昭和区を繋ぐ道は二つあります、一つは大通りを通って八事に出る道、もう一つは山を通って日赤に出る道です。ですが、この道を通るには植田川を通らなければいけないのですが・・・ここに何門もの砲台が設置されております。

2012-10-14 23:02:01
情熱の赤色 @passion_red_sky

どうやら対空砲、対地砲ともにあるそうですね。ここを超えると、八事基地、名大基地があります。特に名大基地に関しては旧中部軍基地でもありますので、かなり設備が整っていると思えます。八事基地に関しては、ビルからの砲撃が激しくなりそうです。」

2012-10-14 23:02:14
情熱の赤色 @passion_red_sky

「はやりそうなるか・・・だが先に名大基地を占領して八事に進軍すれば、2方向からの挟み撃ちができる。逆も可能だな。」アフロ少将が言う。「地形的に、先に名大基地を陥落させた方がいいだろう。」「だな。」他の司令官も賛成した。

2012-10-14 23:02:35
情熱の赤色 @passion_red_sky

「だが、人数が少なすぎるな・・・砲台要員のことを考えたらもっと足りない。ここまでの撤退戦でかなりの人が負傷してしまった。負傷員全員の回復も待っていられないしな・・・」いのっし少将が言う。

2012-10-14 23:02:57
情熱の赤色 @passion_red_sky

西方方面軍の兵士たちは連戦により疲弊していて、とてもすぐに戦える状態ではなかった。「それに、いつ西軍中部軍が攻撃を仕掛けてくるかわからん。」

2012-10-14 23:03:09
情熱の赤色 @passion_red_sky

「それに関してですが・・・」偵察員が割って入った。「実は偵察中に、敵前線の補給基地を発見しました。そこを爆破すれば、一週間ほど敵の攻勢を止められるかもしれません。」『それを早く言えよおい。』全員が揃って突っ込んだ。「爆撃機を編成!すぐ発進しろ!」

2012-10-14 23:03:25
情熱の赤色 @passion_red_sky

20分後、植田川沿岸で大爆発が起こった。

2012-10-14 23:03:54
情熱の赤色 @passion_red_sky

「爆破確認!これで時間稼ぎができたな。医療班!急いで負傷員の治療に当たれ!軽傷の者は応急処置だけ、重傷の者は集中的に手当しろ!残された時間は5日!5日でできる限りの人を手当してやってくれ。

2012-10-14 23:04:07
情熱の赤色 @passion_red_sky

隊長、司令官級の者は30分後にブリーフィングルームに来てくれ。以上!」熱血少将が声高に叫んだ。

2012-10-14 23:04:17
情熱の赤色 @passion_red_sky

ここには、岡田臨時総司令官率いる東方方面軍の基地が築かれた。が、名駅から半径一キロの円を描くように、西軍中部軍が構えている。つまり、完全に包囲されているわけだ。いや、むしろ半径一キロより近くに来られてないだけいいのかもしれない。

2012-10-14 23:05:27
情熱の赤色 @passion_red_sky

岡田臨時司令官は持っている限りの大砲をツインタワーに配備し、旧物同連合の兵士を測量士として派遣した。これにより、西軍中部軍を遠くから攻撃することが可能になっていた。これで地上の侵攻を防いでいる。

2012-10-14 23:05:43
情熱の赤色 @passion_red_sky

また、広大に広がる地下に関しては、隊長級の兵士でゲリラ攻撃を行って侵攻を防いでいた。ギリギリの、綱渡りのような防衛戦が続いていた。岡田臨時総司令官は言った。保って一ヶ月だろう、過ぎれば、全滅だ、と。

2012-10-14 23:05:52
情熱の赤色 @passion_red_sky

その防衛戦の中で岡田臨時総司令官はいくつかの「重大な決断」と称す決断をした。その中の一つが・・・

2012-10-14 23:06:25
情熱の赤色 @passion_red_sky

「ねぇ、なんで私たち二人でこんなとこ守ってんの?」「わからないよ、岡田先輩に言ってよ・・・」新しく入隊したばかりの一年生二人、神戸少尉と藤森少尉に地下激戦区を任せるという決断だった。

2012-10-14 23:06:38
情熱の赤色 @passion_red_sky

「ほら、そんなこと言ってないで、戦うよ!」その二人の前に、西軍が押し寄せてくる。「テディベアコントロール!」神戸少尉が叫ぶと、彼女の前に等身大ぐらいの熊のぬいぐるみが現れた。そのぬいぐるみに操り人形で使う糸が彼女の手にのびている状態で。

2012-10-14 23:06:59
情熱の赤色 @passion_red_sky

「ほい!」彼女が手を引くと、熊のぬいぐるみは西軍兵士を襲い始める。「ナイス!私も行くよ!」同僚の神戸少尉の活躍に鼓舞されたのか、隣にいた藤森少尉が前に出た。二十面体のサイコロを持って。「リスキーダイス!」そう言って、藤森少尉はサイコロを転がした。

2012-10-14 23:07:10
情熱の赤色 @passion_red_sky

出た目には・・・マシンガンの絵が書かれていた。その絵が浮かび上がり、実体化する。「いっけーーーー!」そのマシンガンから何発もの銃弾が西軍に放たれ、一網打尽にした。

2012-10-14 23:07:26
情熱の赤色 @passion_red_sky

「よっしゃ!もう一回・・・」と言ってサイコロを転がした。が、出た目には骸骨の絵が書かれていた。「あ、やってしまった。」その瞬間、サイコロは爆発し跡形も無く消えてしまった。「なにやってんのーーーーーーーーー!」

2012-10-14 23:07:39
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