旭丘大戦第八章〜我が身は西軍のために〜

情熱の赤色 @passion_red_sky

その言葉を聞いた全員が、動き出す。暴れているかーくんに気づかれないように、一人は実弾を撃ちながら、もう一人は隠れながらも後ろに回った

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「第二陣形、完了」「よし、発射！」チェーンボールが一斉に発射され、かーくんに向かって行く

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「くそっ・・・」何球は防いだが、さすがにすべては防げずにチェーンで捕まった

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「ゲームオーバー」「だな」かーくんは一気に力を抜いた、抜けたと言った方がいいが

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「俺をどうするつもりだ」「どうもしない、西軍を壊滅させたいだけだ」

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「・・・」「それをお前自身の手でやるんだ」「・・・それだけか」「ああ」

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「なら、やる、そのかわりにそっちにもある要求がある」「なんだ」「ロシアンルーレット、で壊滅させろ、確率は１％、助かったら、それはそれでな」

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「・・・いいだろう」「なら、早くここから出てった方がいい、すぐにでもやるからな」「わかった、すぐに脱出だ」

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現役軍とふくとみ中将は共に、外に出た

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「・・・はあ、俺はなにやってたんだ、あんなものに手出して」そういって、かーくんはヴィオラを出した「悲しみの、歌か」静かな要塞に、歌が響く

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「・・・運がいい事を願おう」女神が現れた

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「・・・我が身は西軍のために！」

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光の矢が空に放たれ、西軍要塞を壊滅させた

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「・・・これでよかったんでしょうか？」「いいんだよ、これで・・・」そういいながら、現役軍は小体へ戻った・・・

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第八章、ならびに第二部、完