武田邦彦・中部大学教授講演会@大三島『地震・原発・環境問題の真実』
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本日の武田邦彦・中部大学教授講演会@大三島(愛媛県今治市)『地震・原発・環境問題の真実』 以下、ツイートしますが、文責は全て私にあります。
2011-10-31 23:01:07武田教授@大三島① (福島原発3号機爆発の写真)8月頃にある講演会で使ったら、聴衆が見たことがないとのことで驚いた。何カ月も大騒ぎした酒井法子事件よりも重大事だと思うけど。3号機の爆発は、必ずしも通常の水素爆発ではないのではないか。上部が爆発したのではなく、下部から爆発している。
2011-10-31 23:04:09武田教授@大三島② 福島第一原発3号機の爆発が何なのかは、これからの研究。噴煙は500mくらい上がった。作業員が爆死しなくてよかったと思う。放射性物質は、大三島のこの部屋の中にも数個届いている。この3号機ではプルトニウムが9%使われていた。人類初のプルトニウム原子炉の爆発だった。
2011-10-31 23:07:39武田教授@大三島③ 日本の原発で今まで震度6以上に耐えたことはない。では大三島がダメになるとしたら、どこの原発か。島根は一年中西風なので大丈夫。玄海原発は4から11月だとぎりぎり範囲に入る。放射性物質が届くまで2日くらいかかるから、その間に対策を練る。
2011-10-31 23:11:03武田教授@大三島④ 伊方原発は秋だと半日、山がないので直撃。震度6が来たら必ず倒れる。逃げる時は原発から遠くに逃げてはダメ。原発から放射能は来ない。来るのは「死の灰」、風でくる。風向きが問題、風向きと直角に逃げること。3月12日に政府と東電が嘘を言い、飯館村の人は一日半被曝した。
2011-10-31 23:15:05武田教授@大三島⑤ 「死の灰」が体を取り巻く。放射線の塵は見えない。セシウム137は青酸カリの2000倍の毒性。放射性物質が見えたら死ぬ、それほど毒性が強い。外部被曝は逃げれば終わり。内部被曝は息をするごとに入るが、ウィルスより大きいので、インフルエンザマスクで防げる。
2011-10-31 23:17:40武田教授@大三島⑥ (もし伊方が爆発したら)大三島はじっとしていた方がいい距離。離れたところの方が放射性の塵が迂回してくる。が、土地がなくなる。福島事故は広島原爆の1000倍。広島は3年、福島はこのままだと200年。原発が爆発したら100年は住めないが、国は続けたいから言わない。
2011-10-31 23:21:48武田教授@大三島⑦ 私は国の委員もしていたが、国に抵抗して5年前に辞めた。日本の原発は地震で倒れる。設計は震度4。でもみんなまだ大丈夫と思っている。伊方も動いている。若い研究者たちがお金をもらって腑抜けになってしまった。伊方に南海地震が来たら倒れる。震度4~5で設計しているから。
2011-10-31 23:25:17武田教授@大三島⑧ 東日本大震災で24基の原発が止まった。うち3か所、東通、福島、東海第2で電源喪失。福島は津波の前の地震で。東海第2は爆発する数時間前にポンプが動いて事なきを得た。津波は関係ない。世界には450基の原発があり、地震地帯に60基、うち54基が日本。
2011-10-31 23:28:39武田教授@大三島⑨ 震度6に見まわ得るところに原発が経っているのは日本だけ。54基のうち24基が震度6に見舞われ壊れ、その半数が電源を失い、そのうち4基が爆発した。日本の原発設計は全て同じ。長く続いたこの島の歴史を守り継ぐためにも、原発を止めるべき。
2011-10-31 23:30:47武田教授@大三島⑩ 原子力関係者はもちろん悪い。しかし日本社会にも反省すべき点。床の間に「原発は大丈夫」というお札をかけて、首相に聞いても大丈夫という。ではなぜ僻地に立っているのか、福島や柏崎刈谷ではなく秩父とかに作ればいいと言うと「危険だ」という。「安全」の建前と「危険」の本音
2011-10-31 23:35:36武田教授@大三島⑪ これは安全手当=危険手当が800億でるから。新潟の柏崎刈羽原発は世界最大。危険手当のない他の国にこんなところはない。フランスは安全だと納得したら、消費地の近くに建てる。だから分散している。日本人は乞食になったのかなと思う時がある。
2011-10-31 23:38:06武田教授@大三島⑫ 委員のとき、「魚の規制値をつくろう」というと、危険を認めることになる方だめだと言われた。日本の原発は救命ボートがない。伊方原発近くにいても自宅にマスクがない。日本人は安全だと言いながら危険と思っている。日本人に原発は向いていないのかもしれない。
2011-10-31 23:40:25武田教授@大三島⑬ 被曝は1年に100mSV以上だと因果関係が認められている。1990年に1mSV/年と世界的に約束された。これは国際的約束であって、大丈夫とか、ダメとかいうことではない。この合意によって、自由に海外旅行に行けるようになり、水や食材を自由に輸出できるようになった。
2011-10-31 23:43:22武田教授@大三島⑭ 今ドイツ大使館はガラガラ。なぜなら東京勤務を拒否することが切るから。ドイツの基準は0.1mSV。1mSV/年を定めたとき、原発作業員は20mSV/年とした。ところが5mSV/年超で白血病が多い。因果関係は不明。5年ほど前から労災で救済、生活保障されるように。
2011-10-31 23:47:30@shimanamis 今独大使館がガラガラってのは嘘。独大職員によると埋まっていると。独大は専門家による在日独人向け会談開催。http://t.co/9jZA5ARyあの当時放射能問題を独は地方選挙に絡めてマスコミが恣意的に書いた。独をこのテーマに混ぜて書くとテーマから逸脱する
2011-11-01 01:05:01武田教授@大三島⑮ 電力会社は10年前から作業員も1mSV/年とし、38000人を82000人に増やした。ところが、文部科学省が20mSV/年にしても電力会社から抗議の声が上がらない。客に対して20倍の基準。結果、福島の子どもは学校の行き帰りに2回ずつレントゲンを浴びることに。
2011-10-31 23:49:48武田教授@大三島⑯ ブログにも書いたが、校長先生は子供の健康よりも退職後どこに横滑りできるかが気になって、逆らわない。更に給食でセシウムだけで5mSV、全部で10mSV食べさせられる。危険かどうかは分からない。が、お母さんたちは今だけでなく10年後の子供たちの健康を心配している。
2011-10-31 23:53:24武田教授@大三島⑰ 今危ないのは魚。最初に降り積もった葉物は落ちてきた。魚は静岡沖まで。以外に北海道の汚染が早かった。子どもは避けた方がいい、大人も宮城、福島、茨城、千葉は避けた方がいい。戻りガツオは大丈夫だった。新米はつじつまの合わない数値が出ている。1月になると分かるだろう。
2011-10-31 23:56:07武田教授@大三島⑱ 来年の春くらいまで様子を見たらいい。土に落ちたのが水に溶け、コンクリに浸み込んでいる。もう少ししたら舞い上がらなくなるだろう。4階以上大丈夫と言ってたが、2階でも大丈夫かな。東京の東半分は2mSVになる。事故の教訓「日本人が法律を守らない」。法は1mSV/年。
2011-10-31 23:59:45武田教授@大三島⑲ 話題を変えて環境のこと。原発がなくなっても電力不足に何の心配はない。原発無くなったら、次は石油・石炭がなくなるのではないかと言われるが、去年23年後に枯渇すると報道があった。しかし1970年には40年後になると言われた。実際のところ寿命計算されたことがない。
2011-11-01 00:02:06@shimanamis 訂正:(誤)去年23年後に枯渇⇒(正)去年43年後に枯渇。このあと「40年後には3年延びて、あと46年と言うんじゃないかと思ってる(笑)」と続きました。詳しくは武田先生のブログ→『子供の未来はあまり心配ない…電気』 http://t.co/u2YQNF1l
2011-11-01 19:39:16武田教授@大三島⑳ たとえば尖閣。イラン・イラク並の原油が眠っているのがわかっらから領有権を主張しだした。新聞によると100年分。アメリカは世界の53%のガソリンを世界人口の20分の1で使っている。本当に不安だったら社会改造して鉄道を敷くだろう。そうしないのはなぜか考える。
2011-11-01 00:04:34武田教授@大三島21 アメリカ人はプラクティカルだから、アメリカを見ていればいい。私もかつて不安に思ったが、恩師に指摘され、自分でどれくらいで石油・石炭がなくなるのか計算してみた。8000年(?)から3億年。他の先生も計算したら600万年から3億年と。気が合いますね、と笑った。
2011-11-01 00:09:28武田教授@大三島22 1000年も経つと社会も生活も全然違う。今使っているもので、100年前のものはほとんどない。100年はそれほど大きい。温暖化について。ごみ問題の討論会で、ごみを減らす運動のパネリストに「ごみを減らすと、どこの環境がきれいになるのか」と聞いたが答えられない。
2011-11-01 00:12:16