ほんとうの気候危機
- DrStrangel
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動画『ほんとうの気候危機』を訳してみた。私たちは気候危機のさなかにいるらしい。それは間違いではない。だが、あなたが考えているものとはおそらく違う。評論家/作家のアレックス・エプスタインが、ほんとうの危機の意味と、そこから抜け出す方法について説明します。 youtube.com/watch?v=vEFmVg… pic.twitter.com/QVSA3YYdIy
2023-03-01 08:46:33世界は深刻な危機に直面している。経済全体を破壊し、不必要な苦痛や死を引き起こす危機だ。この危機は気候変動に関連している。だが、おそらくあなたが思い浮かべているものとは違う。 それは、世界的なエネルギー危機である。気候変動に関する政策が生んだ人為的な危機である。 pic.twitter.com/eoaisJ75CC
2023-03-01 08:48:16こうした政策により、世界のエネルギーの80%以上を賄う石油/石炭/天然ガスなどの化石燃料が不足するようになった。何かが不足すれば価格は上がる。これは経済の基本だ。化石燃料不足によりエネルギー価格は上昇した。そして、エネルギー産業は他の全ての産業に電力を供給している。 pic.twitter.com/qHlHs8d0EC
2023-03-01 08:48:17これにより、あらゆる場所でほとんどすべてのものの価格が上がっている。影響は既に出ている。 pic.twitter.com/aSRJtZj0mw
2023-03-01 08:48:17インフレーション 誰もインフレから逃れられない。だが、最も大きな痛手を受けるのはぎりぎりの生活をしている人々だ。あらゆる買い物が重大な意思決定となる。2022年の米国のインフレは約8%、英国は10%、多くの発展途上国ではこれをはるかに超える。このインフレの主要な要因はエネルギー費用である。 pic.twitter.com/LO6cohlvcx
2023-03-01 08:48:18命に関わる冬の寒さ 通説とは逆に、暑さより寒さで死ぬ人の方がはるかに多い。寒さの脅威から命を救うには、低コストで安定したエネルギーが必要だ。それなしでは、貧しい人々は厳しい冬に家を十分に温められない。裕福なヨーロッパでさえ、エネルギー不足のために文字どおり数千人が亡くなるだろう。 pic.twitter.com/IFwh7NPyTx
2023-03-01 08:48:18広がる雇用喪失 エネルギー価格が大幅に上昇すれば、企業は事業規模を縮小するか、完全に操業を止める。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は次のように報じている。 pic.twitter.com/E2AfpopXpo
2023-03-01 08:50:00「欧州のエネルギー危機の影響を受けなかった企業はほとんどない。エネルギー集約型の金属セクターなど一部の産業は工場を閉じようとしている。再開の見込みはないとアナリストや経営者は予測する。これにより、多くの雇用が危機にさらされる」 pic.twitter.com/4WfYNT3m1R
2023-03-01 08:50:01大量飢餓 現代の農業は化石燃料に依存している。天然ガスは肥料の主要成分であり、農業機械を動かすのは主にディーゼル燃料である。天然ガスや石油の価格が上昇すれば、世界中で食糧の価格も高くなる。 pic.twitter.com/6THP7dMMwT
2023-03-01 08:50:01世界農業者機構(WFO)の代表はこう述べている。「物価は2021年に比べて78%上昇した。開発途上の多くの地域では、農家には肥料を購入するカネがない。たとえあったとしても、手に入る肥料がないのだ」。充分な肥料がないということは、充分な食糧がないということである。 pic.twitter.com/Rb1zXWw1Wz
2023-03-01 08:50:02世界中がエネルギー危機に苦しんでいるが、最も苦しいのは貧困国だ。不足するエネルギーを買い負けてしまう。バングラデシュでは最近、広い範囲で停電が起きた。必要なエネルギーが手に入らないのだ。欧州がありったけのエネルギーを必死に買い漁り、このアジアの国は文字通り暗闇に置き去りにされた。 pic.twitter.com/LXPzk4ZscZ
2023-03-01 08:50:02これにより発生するのが暴動である。2022年にスリランカで起きたことを見ればいい。大規模な穀物の不作を受け、すさまじい暴動が国を無茶苦茶にした。穀物の不作の主な原因は、反天然ガスおよび反肥料の政策による肥料不足である。 pic.twitter.com/6qByQYzTaT
2023-03-01 08:51:27こうしたすべての問題の根本原因と、その結果として発生する実際の苦しみは同じものである。化石燃料の不足だ。だが、化石燃料が不足していいはずがない。必要な化石燃料は既に存在する。私たちの足元に埋まっているのだ。だが、それを掘ることができない。 pic.twitter.com/IVI4LUOQ2R
2023-03-01 08:51:27なぜか。各国政府が化石燃料を使うべきではないと決めたからだ。気候危機の真っただ中だと彼らは言う。しかし、気候が変化し、人類がそれに影響を与えていることに間違いはないが、”気候危機”は現実ではない。 pic.twitter.com/j3ZLcWRm3Z
2023-03-01 08:51:28世界はゆっくりと温かくなっている。だが、私たちは暑さよりも寒さで死ぬ人の方がはるかに多い、地質史の中では寒い時期に生きている。世界中で化石燃料の使用を急いで制限することが正当化されるわけはない。 pic.twitter.com/cMmRYy8Sty
2023-03-01 08:51:28嵐、極寒、極暑から私たちを守ったり、干ばつを和らげたりする素晴らしい機器に低コストのエネルギーを化石燃料が提供してくれることで、私たちは気候の影響をはるかに減らして安全に暮らすことができる。気候関連の災害による死者数は20世紀の100年間で98%減少した。 pic.twitter.com/PGrfdQ9PXL
2023-03-01 08:51:29化石燃料の影響を減らすための取り組みとして合理的なのは、安定した形態のエネルギー (その中で最も有望なのは原子力エネルギーである) の開発に基づく長期的な取り組みのみである。 pic.twitter.com/eiSljAygf5
2023-03-01 08:52:42残念なことに、各国政府はこうした合理的なアプローチをとるどころか、”気候危機” を宣言し、直ちに化石燃料の制限を開始した。現実的な代替措置も用意せずにである。 pic.twitter.com/dEgvrQmjqa
2023-03-01 08:52:42彼らは太陽光や風力で化石燃料を置き換えられるふりをした。しかし、太陽光や風力は本質的に不安定である、いつなんどき出力がゼロに近くなるかわからない。彼らの言うことを信じろというほうが無理である。彼らの愚行の結果、苦しめられているのは私たちだ。 pic.twitter.com/On26UaWXA6
2023-03-01 08:52:43国内での化石燃料の生産を急速に増やすかわりに、サウジアラビアやベネズエラに増産を頼み込んでいる。一時期はエネルギー安全保障を満喫していたヨーロッパも、住居を暖め、産業を動かすために必要な天然ガスをロシアに頼っている。 pic.twitter.com/MoUJP44asZ
2023-03-01 08:52:43とんでもないことに、専門家と呼ばれる人々は現在のエネルギー危機を引き起こした破滅的な反化石燃料政策を謝罪するどころか、自信満々にさらに化石燃料の減産をごり押しする。すべての国が世界的なエネルギー危機に苦しんでいるが、最も苦しんでいるのは持たざる国である。 pic.twitter.com/CCwvvf7l4L
2023-03-01 08:52:44多くの人が死に、存在しもしない気候危機の祭壇に供えられるだろう。こうした不正義を私たちはいつまで続けるのだろうか? 『Fossil Future』(化石の未来)の著者のアレックス・エプスタインでした。(了) 英文スクリプト: ↓ prageru.com/video/the-real…
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