NHK-FM『かけるクラシック』で『プリンセスチュチュ』曲がかかったよ！ #ptutu #プリンセスチュチュ #かけクラ 聞き逃し配信は19日の昼までに聞こう！

2018年にはスタッフ有志主催によるコンサートも行われました！

2022年中にキングレコードから発売予定だったオルゴールは、世界情勢の影響を受けて、遅れているそうです。

2017年に発売された『プリンセスチュチュ』BDは現在品切れ中です。お問い合わせは以下から
キングレコードの『プリンセスチュチュ』BDに関するお問い合わせ

2018年に発売された『プリンセスチュチュ』全曲集は、現在も購入可能ですが、お早めにどうぞ。

『かけクラ』でもかかった岡崎律子さんのOP曲CDは2002年から途切れることなく販売され続けています。偉いぞ、キングレコード！！

『かけるクラシック』2023年3月12日放送分より書き起こし。14時40分過ぎから
市川紗椰「次の曲からは、アニメだけど、NHKからはちょっと離れていきましょう。

山梨県ののみてつグラーネさんからです。
「アニメ×クラシックの月間採用おめでとう＆ありがとうございます。クラシックからうまれたアニメ主題歌と言えば、やはり『プリンセスチュチュ』のオープニングテーマであった岡崎律子さんの『MORNING GRACE』をあげないわけにはいかないと思います。アレンジというより、中間部がそのままチャイコフスキーの『花のワルツ』だったりします。作品自体もバレエ学校に通う女の子を描いたものだったので、バレエ音楽を中心にクラシックの名曲が多数使用され、音楽に乗ってドラマティックに展開するお話に、すっかりのめりこんで、最後の方はもう毎回大泣きしながら見ていたものでした。特にヒロインの敵役でありながら、作中いちばんの爪跡を残した水樹奈々さんの熱演が本当にすさまじかったなあ。就職、結婚して、しばらくは離れたアニメの世界に再び私を引き戻した思い出深い作品です。」

市川「名作！『プリンセスチュチュ』……」

上野耕平「あー、そうなんですか。」

市川「バレエ学校の話だけど、全然もう本質はそこじゃない。もう本当にいい作品で、いろんなクラシックもいっぱいでてくるので、他の方からもお便りいただいています。」

上野「大阪府のぽとむさんからです。
「2002年のプリンセスチュチュはバレエをモチーフにしたテレビアニメです。書く登場人物ごとにライトモティーフがあり、各話のクライマックスでは、例えば8話ではチャイコフスキーの『幻想序曲ロミオとジュリエット』、23話では『ルスランとリュドミラ』、24話では『死の舞踏』をほぼ一曲使って盛り上げます。アニメの動きとオーケストラの荘厳な音楽がぴったり合う演出には、思わずスタンディングオベーションしたくなります。今回のリクエストはプリンセスチュチュ全曲集から『くるみ割り人形』の行進曲をもとに和田薫さんがアレンジされたドロッセルマイヤーのテーマ曲です。世界を支配している既に死んだ作家ドロッセルマイヤーが登場するときにかかる音楽です。和田薫さんのアレンジも素晴らしいので、是非ラジオで紹介してください。」

市川「あー、いいところをまたねえ。本当にねえ、クラシック、使い方もいいんですよね。ただただバレエで踊る時ももちろんクラシックも使うけど、ライトモティーフみたいに使うときもあるし、ただインスト（演出？）として……、で幅広いです、使う曲も。『キエフの大門』とか、『亡き王女のためのパヴァーヌ』とか、本当に面白い……」

上野「ロシア物から、フランス物まで」

市川「そうそう。それこそ『白鳥』もへむへむじゃないバージョンも」

（曲）

市川「なんか面白いアレンジで」

上野「面白いですねえ！ドロッセルマイヤー……」

市川「こんなに『くるみ割り人形』が悪く聞こえるんだ？という感じもよくないですか？『行進曲』が」

上野「良かったですねえー！けたけた悪魔が笑っているような。たったたったたたたた、たたたたたん」

市川「ジャン、ジャジャジャジャンジャン、ジャンジャンジャーン！ちょっとだけダースベイダーのテーマに聞こえてきて面白いですよ」

上野「確かにね。トロンボーンがね」

市川「そうそうなんか、長調ですごく明るいはずなのに、こんなにも悪く聞こえるんだという感じも」

上野「キャッキャキャッキャきゃきゃきゃきゃ、きゃきゃきゃきゃキャン！も恐ろしいって感じで、面白い」

市川「本当に面白い作品で、見た目は本当にザ・少女、変身する美少女のもので、で、『プリンセスチュチュ』というタイトルでバレエだけど、本当に全然もっともっと大人とアニメがそんなに好きじゃない人も楽しめるような。後半につれて、『プリンセスチュチュ』というのが、アヒルがある日変身するんですけど、バレエを踊れる子に。恋する男の子がいて。そういう「ザ」みたいなストーリー。アヒルはまあおいておいて、変身しちゃって、動物もしゃべって、好きな男の子がいて、でも全然感情がなくて、ちょっとだけ仲良くなって、敵がいて、みたいな。ベタなんだけど、でもそもそもなんで好きなの？とか、なんでアヒルが変身するの？とか、そこはやっぱり疑ったり、聞かないじゃないですか」

上野「そういうものとしてね、楽しむ」

市川「そこを受け入れないと始まらないじゃないですか。設定として。実はそこに全部何か、そこの設定を登場人物が疑い始める瞬間」

上野「それは面白いですね」

市川「それがどういうことだったのかっていうのが、ちょっとわかってくる。ちょっとメタ的な要素が多い」

上野「それはめっちゃ面白いですね。その登場人物がそもそも疑い始めるんだ」

市川「そもそもなんでアヒルの私が変身できてんの？とか、私なんでこの男の子をこんなに好きなんだろう？別にいいやつじゃないし」

上野「それ面白そうですね！」

市川「面白いです！とっても！でも前半は「ザ」っていうその前提を作るので、そこでちょっとこういうことね……って、子供向けね、ってあきらめちゃう人はいたら」

上野「その先が深いんだ」

市川「面白いですよ、とっても。クラシックの使い方も、幅も広いですし。もう20年以上たったと思うと私、非常にそこがショックですけど。興味のある方はすごい見てほしいですね。名作だと思います。

（その後の『かけクラ』川柳コーナー）
上野「富山県のざつあいーんさんの作品です。

「BGM異趣味な妻との共通項」

きらクラ含めての初投稿で、かけクラ川柳に初投稿します。共通の趣味がない夫婦なのですが、私がクラシックを聞いていると、「〇〇で使われていた曲だ」などの情報をおしえてくれるので、唯一の共通項がここでした。ちなみに私が妻なのですが、夫とするよりごろがいいので、川柳ではこう呼びました」
市川「なるほど、確かにね、異趣味な妻との、ほうが夫よりもね。これちょっとあるあるだったりしません？」
上野「そうかなー」
市川「映画とかアニメもそうだし、バラエティ番組のBGMでクラシックが使われていると、「あっ」ってなりません？上野さんも」
上野「それはそうなりますね、これはここで使うんだ、と」
市川「そうそう！あ、だから使ってるんだ！とわかるときと、なんで全然合わないじゃん！となるときもあるじゃないですか」
上野「割とそっちの方が気になっちゃう。なんでここでこれなの？」
市川「わかりますよ、それ。わかるわかる。それ、アニメでもすごいやっぱりあって、アニメの曲をBGMとして使うものも結構あって、なんでこんな田舎が舞台のアニメ、のどかなアニメなのに、都会のシーンに使ってるの？とか。ツッコミどころでもあり、共通項で話したりできるから、これはあるあるな気がして」
上野「いいですよね、共通項があるっていうのはね」
市川「だからクラシックを聴いていると、旦那さんの方は「あ、これ『プリンセスチュチュ』に使われてたよ、とかいう会話を多分されているっていうことですよね」
上野「いいじゃないですかね」