「小西文書」高市大臣レク文書「捏造」について弁護士が証拠評価の観点から考える

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

@RyuichiYoneyama 真正という言葉も、中味の問題を指す用法もあり、むしろ一般的です。（民事訴訟の真正概念が特殊）

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高市議員が、答弁案を5/11にはじめて見たと日付を特定し、その資料も提出したいと明言した。 youtu.be/DC5thmCdDtg 2月の大臣レクと5月の国会答弁は一言一句同じで、3か月、なにも変更がないし、極めて不自然。 その経緯・資料が何も出ていなかった。

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不自然と思うのが、4/1～7に「答弁案の調整」と最初にまとめられているのに、小西文書にはその期間の文書がない。 文書がないだけではなく、「調整」の結果、答弁案は一言一句変わらなかったという。 ここは文書が破綻しているところだと思う。 そして、5月に通告・答弁案の準備があったはず。 pic.twitter.com/umZBfHVWqi

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高市ストーリーで考えるなら、5月11日に初めて答弁案を見た（その前に原課と補佐官が勝手に調整をして文案を作っていた）。 高市大臣は、その答弁原案を持ち帰って、逐条解説を見て、従来の答弁とも整合することを確認して、責任をもって答弁したという。野党は解釈を変えたというけれど、極端な場合は pic.twitter.com/JNee4woyvO

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一つの番組で問題になりうるというのは、従来の政府答弁でも出ている（極端な場合を除きという形で）。これと整合している。 この点の高市議員の言い分は自然ではある。 その結果、大臣が答弁案に手を入れたのか、変えなかったのか、2つのパターンがある。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

高市大臣が答弁案に修正を加えていたら、3か月前の資料はなんだったのかという話になり、それが文書管理システムに登録された日付はいつなのかが焦点になるだろう。 修正していなければ、2月の資料がそのまま答弁になっていることと、齟齬はしない。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

国会では、記録者西潟氏が聴き取りに、「具体的な記憶はないが、正確に文書を作っているはずだ」と言う趣旨の話をしているから、捏造ではない（大臣レクはあった）可能性が高いと答弁していたが、この供述だけでは弱い。 なにか客観的な記録で裏付けが取れないものか。大臣室周りの記録がないと弱い。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

レクメモ（それも放送原課から郵政関係だけにまわったもの）しか記録がないということは、ちょっと考えられない。 パターンとしては、この出席者でレクはあり、別の話題だったという可能性もある。そうだとしたら、何か記録やメモが残っているだろうし、高市・大臣室側の記憶喚起もできるだろう。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

少なくとも5月の答弁案の資料は高市大臣が残っていると言っていた。これは出てくるだろう。 小西文書の続きも、4月・5月のものがあるはずだ。 こういう客観的な記録をつきあわせてはじめて証明力の評価はできるのであり、この文書単独でどうこういうことはできない。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

総務省は聴き取りをやっているみたいだけど、こんな場面では、当事者の供述の価値は二次的なものですよ。 客観的な記録がどうなっているのかをきちんと精査して、結論を国民に報告しないといけない。 3月以降の文書や、文書管理システムの登録日時、秘書のスケジュール表、面談記録などだ。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

というかね、西潟供述は、詳細は分からないけど、このレクの具体的な記憶はないって言っている訳でしょ。 それはなにも言っていないのと一緒で、捏造を否定する方向には働かないと思うよ。仮に捏造していたとしたら、本当のことをいうはずがないしね。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

@utukushiikuniwo 決着なんてつかないよ。課長はのらくら言って、高市議員は今までと変わらない。 呼ぶのはいいけど、順番は、まずは客観的記録の整理。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

よくよく考えると、レク結果メモが大臣室に配られていないのはおかしいがあり得るとして、レクのときに配られたメモは大臣室に残ってるんじゃない？ 原課がメモを持ってきて、大臣に見せて説明して、じゃあ返してもらって持ち帰ります、なんて多分ありえないよね。大臣室はそういう資料保管するよね。 pic.twitter.com/rMmuA2h3Aa

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弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

これがかなり決定打になるんじゃないかな。 メモが残っていたら、政治的公平についての何らかの会話があったことはまず間違いない。残っていなかったら、それはもう捏造って可能性がかなり高くなるんじゃないかな（仮にレクがあったとしても、話題は別でしょう。）。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

レクでもらった資料なんてすてるよー。という情報提供があったので、この点は撤回。これは、総務省でどの程度資料を保管していたによる。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

恥ずかしながら、僕は高市議員のことをほとんど知らないけど（右翼っぽい人？くらいのイメージ）、4名のうち3枚は極めて疑わしいものだし、「大臣レクはなかった。秘書官にも確認した」って主張は、本当にそうかもしれないと思う。 客観的資料で検証されなければならないし、それはおそらく可能。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

高千議員についていうと、パターンは3つ。 ①政治的公平についてのレクはなかったのが事実 ②レクで政治的公平について話はあったが、忘れて、確認不足で捏造と騒いだ ③レクで政治的公平についてがっつり相談しているが、とぼけて捏造と騒いだ 私は③の可能性はほとんどないと思うな。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

2月の大臣レクのあと、官邸で総理レクがあって、その結果は磯崎補佐官と山田秘書官の2つのルートで総務省に情報が来ている。（いずれも桜井審議官限りとなっている） それを受けて大臣レクをやったというのだが、そのまともな記録がない。高市大臣は総理の反応を気にしていたはずで、これも不自然。 pic.twitter.com/nRuZNc2SMB

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弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

この経緯・文書を鵜呑みにすると、一連の動きを一番上でコントールしていたの桜井審議官だということが分かる。 総理レクの結果はいずれも桜井限りだし、山田秘書官のネガティブな情報は大臣レクには伝えていない（磯崎ペーパーのみで説明している）。大臣レクの結果も直ちに桜井氏に報告している。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

小西議員は、「放送法を守る勇気ある内部告発！」みたいなことを言っていたが、この文書を見る限り、総務省事務方（桜井ー原課ライン）は、やるべきことをやっていない。 磯崎氏の干渉に対し、山田秘書官の情報も高市大臣に共有し、対応を相談することが組織の一員として当然だろう。

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

高市・小西問題は、水掛け論の言い合いではなく、客観的な資料で決着させるべし。一番分かりやすいのは大臣レクの配布資料が大臣室に残ってるかどうかだ。右も左もない。 事実関係はまだ分からないが、仮に政治的公平についてのレクがなかったとしたら、高市議員の対応は堂々たる立派なものだと思う。 twitter.com/kyoshimine/sta…

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

この話もおかしくて、通常は政務三役（大臣、副大臣、政務官）と相談しながら進めるべきところ（大臣に相談しますよねという質問に対し、役所は政務三役と答えている）、副大臣・政務官が出てこない。 「政務」にあげずに進める非正常な進行から、突然、大臣レクが入る。 youtu.be/04rRxFFvdU8?t=… pic.twitter.com/n6PK79po8l

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