🐏💭 魔法少女の皆様にお知らせ致します。 【ホワイト・アナスタシア・ミハイロヴナ】様が、魔法少女陣営を脱退致しました。 只今より、化物陣営の方で戦っていただきます。
2022-07-17 20:57:19まって。なんで、なんで? アタシは思わず駆け出して、めもたおと向かい合う彼女の背中へ声を投げた。 「ねぇ、ターシャ。これ、どういうこと?」
2022-07-17 20:59:52「…きっと此奴に脅されただけなのよね。ねぇ、ターシャ。大丈夫よ。アタシがなんとかしてみせるから、だから安心して」
2022-07-17 21:00:25「もう、願い事とかどうだっていい。仲間なんてどうだっていい。…貴女達と違って、どうせターシャの祈りは叶わないんです。」
2022-07-17 21:04:53「“みんなのことが大好きなターシャ”なんていう理想のレッテルも反吐がでますからやめてください。もうその”ターシャ“は要らないんです、…お陰様でね」
2022-07-17 21:05:09「あら?可愛くて好かれてるお人形さんも、裏切りなんて考えられたのね。なにかくだらない不満、そのちっちゃい身体で抱えていたの?びっくり」 「……裏切りなんかじゃないです。ターシャはずっと、あなたたちのこと仲間だなんておもっていませんでしたから!」
2022-07-17 21:05:29ぱっと手にしたステッキを構える。ステッキの水晶部には既に小さな光が宿されていて、思わず息をのんだ。 まさかターシャ、本気でアタシたちを____
2022-07-17 21:05:40「まって、ねぇターシャ、まずそれを下ろして。…何かあったんでしょう?話、ちゃんときくわ。だから、」 「話してどうするんですか?」
2022-07-17 21:05:50「ターシャが今からなんて話せば、みんなは納得するんですか?気まぐれでこんなことしてるとでも思いますか?…話なんて聞かなくても、ちょっと思考すればわかりますよね」
2022-07-17 21:06:23「ターシャは貴方達なんて信頼していなかったんですよ。ずっと。なのに、なのに…信頼してなんて言うから悪いんですよ」
2022-07-17 21:06:32隣で誰かが肩を震わせた。 その肩の持ち主は、小さく何かを吐き出そうとしたように思えたけれど____そのままそれを飲み込んでしまう。
2022-07-17 21:06:42「信頼のハードルが低すぎる貴女達にとっては簡単なことかもしれない。けど、それを押し付けられたターシャの気持ちは?いつだって無視され続けてたんです」
2022-07-17 21:07:17「ずっとそう。つぐちゃんだけじゃない、ターシャのこと、みんな、下に見てる。馬鹿にして、蔑んで、…ターシャのこと嫌いなんでしょ。知ってる、こっちだって本当の仲間だとか思ったことない。」
2022-07-17 21:07:31「仮にターシャのことを仲間だって思ったことがあるとしても、それはターシャに対してじゃない。…気がきいて優しくて、使える“偶像のターシャ”に対してでしょ?どうせ便利な道具にすぎないんでしょ?」
2022-07-17 21:07:55