「ウクライナ軍が撃墜したのはキンジャールではない」？

キンジャールといえば無闇矢鱈と神聖化されているただの空中発射弾道ミサイルであるが

この撃墜ニュースで親露垢は大騒ぎ。
残骸写真まで出てきてご神体の神秘性を守ろうと必死な彼らはあの手この手で否定しようとしますが、一貫性のないものばかり。
もちろんキンジャールを宣伝しているロシアメディアも同じ動き。

誇大広告通りの性能なら無理でしょうけど、実際はそんなことはなく。

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"国防総省は、パトリオットがロシアの極超音速ミサイル「キンジャール」を撃墜したことを公式に確認した
ペンタゴンのスポークスマンであるパトリック・ライダー准将は、パトリオット防空システムがロシアのキンジャール極超音速ミサイルを撃墜したことを確認した。彼は、アメリカ人またはオランダ人のパトリオットがそれをしたかどうかを確認できないと付け加えたが、彼によれば、キンジャルは間違いなく撃墜された.今回、彼は公式に、防空/パトリオット システムがウクライナにあることを確認しました。"

このニュースも親露垢では逆さまに伝えられる始末である。

"🇷🇺🇺🇦ウクロナチスがパトリオット防空システムから撃墜したとされる極超音速のキンジャール/ダガーと、ペンタゴンの代表者がこれを確認したところ、コンクリートを貫通するBetAB-500SHP航空爆弾であることが判明しました。
https://t.me/two_majors/7352"

残骸の正体はこの爆弾であるとする主張がまとめ作成時点での親露垢の主流のようだ。
実はある意味正解なのだ。惜しい。
では、ロシアのミリブロガーによる解説を掲載していく。

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"Kinzal 弾頭設計に関するバージョン https://t.me/btvt2019/2118 "

"「キンジャール」の撃墜について。現在、多くの人々が写真を比較して、「キンジャール」に似ていない、または「オニクス」に似ていると主張しています。ファイターバンクのフィグハタブリンは、「キンジャール」では鼻部に透明なラジオカバーがあるため、それは「キンジャール」ではないと笑って言いました。しかし、私たちは、組み立てたミサイルを見ているのではなく、内部の実際の爆弾部分を見ているのです。
これは、ロシアの高精度弾薬の典型的なスキームで、有用な負荷コンパートメント、貫通型ターゲット、およびその取り付けシステムが示されています。そして、実際の爆弾部分は非常にベタブ500ШПに似ています。"

"リマインダー。前回の事件は2022年9月14日、スタヴロポリ準州で「キンジャール」が落下した。"

"Kinzhal ミサイルの本体の内側に配置された弾頭と、ロケットの最も外側の形状との外観上の類似点はなく、存在すべきではありません。"

"「キンジャール」の貫通された全船体弾頭を見ると、なぜこのクラスの目標にとって動的迎撃が不可欠であるかが明らかになります。断片化フィールドはそのようなターゲットをまったく受け入れません。"

※このようなミサイルの迎撃は破片効果では不可能で、今回使用されたPAC-3のような直撃させるタイプである必要があるという話

要するに、公開された残骸はBetAB-500爆弾に似ているが、それはキンジャールの弾頭として同様の構造物が使用されているから。
写真や映像を見れば本来の爆弾には無い弾頭としての取付穴などが存在することがわかるし
残骸の破孔はPAC-3が使用されたことの裏付けということになる。