茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3136回「炎上はその落ち着きどころを見通すことが、社会的タイムマシンに乗る行為」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３１３６回をお送りします。文章は即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

炎上というのは一つの認知的なバブルで、そのことによってさまざまな学びがあるのだと思う。顕在知では扱われていない潜在知が意識にのぼる過程が認知的なバブルであり、ソーシャルメディア上では「炎上」という現象になる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

バブルは、常に急速な学習の過程である。チューリップも南海泡沫も、暗号資産もweb3も、NFTも、その社会的な「落ち着きどころ」がみつかるまでバブルとなり、ソーシャルメディアでは「炎上」する。それは局所最適を抜け出す揺動なのだ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

生成AIをめぐるバブルが、過去の暗号資産やNFT、web3、メタバースをめぐるバブルとは様相が異なっているのは「これこそが本物かもしれない」と多くの人が直覚しているからだろう。生成AIの社会的身体が定着するまでにはまだしばらくかかる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

炎上やバブルがやがて落ち着くということは、人間の認知のおどろくべき柔軟性を表している。社会的に急速な学習が一気に進むのだ。だからこそ、炎上はその落ち着きどころを見通すことが、社会的タイムマシンに乗る行為となる。どこに向かうかを見極めること。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３１３６回、「炎上はその落ち着きどころを見通すことが、社会的タイムマシンに乗る行為」をテーマに４つのツイートをお届けしました。