原始仏教（大涅槃経）から法華経、日蓮仏法そして創価学会までを結ぶ根本的な思想 凡夫即仏

komekome39 @komesandazo

釈尊の言葉を正確に後世に伝えるというよりは、その根本思想を後世に伝えるという側面が非常に大きいということだろう。この点が、小乗仏教と異なる点だと思う。それでは今まで議論してきたまとめとして、釈迦が説いた最重要事項の思想がどのように後世に伝えられたかを列挙してみよう。 続く

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「真実を知り得る智慧を会得することで、人は誰でもブッダ（目覚めた者）になりえる」（大涅槃経） 「我が如く等しくして異なること無からしめん」（法華経方便品）長者窮子喩（法華経信解品）、衣珠喩（法華経五百弟子受記品）、髻珠喩（法華経安楽行品）、衣座室の三軌（法華経法師品） 続く

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自我偈を自我得仏来と「自」で始まり、速成就仏身と「身」で終わる、即ち寿量品＝自身と訳した鳩摩羅什の妙法蓮華経。 「（地涌の菩薩は）皆是れ古仏なり」天台大師『法華文句』 「我等が己心の釈尊は五百塵点乃至所顕の三身にして無始の古仏なり」日蓮『観心本尊抄』 続く

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「これは末代の凡女、彼は上代の聖人なり。志既に彼（釈尊）に超過せり。来果何ぞ斉等ならざらんや、斉等ならざらんや」日蓮『妙一尼御返事』 「日女御前の御身の内心に宝塔品まします」 日蓮『日女御前御返事』 「無始の業障忽ちに消え心性の妙蓮忽ちに開き給うか」 日蓮『忘持経事』 続く

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「我らこの本尊を信受し、南無妙法蓮華経と唱え奉れば、我が身即ち一念三千の本尊、蓮祖聖人なり」日寛　『文段集』 「仏とは、生命なんだ！生命の表現なんだ。外にあるものではなく、自分自身の命にあるものだ。いや、外にもある。それは宇宙生命の一実体なんだ！」戸田二代会長の牢獄での悟達 続く

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これらは言葉は全く違うが、実は全く同じ思想を別の表現で示しているだけだというのがわかるだろう。要するに、人間とは最も崇高な仏という生命を内在している。これこそが釈尊が伝えた極理ともいうべき思想であり、それが様々に表現を変えて、現代の創価学会にまで流れているということだ。 続く

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法華経では、釈尊の前世とされる不軽菩薩が「我深敬汝等 不敢軽慢 所以者何 汝等皆行菩薩道 当得作仏」という二十四文字の法華経を説いたとされるが、それは正に、大涅槃経の 「真実を知り得る智慧を会得することで、人は誰でもブッダになりえる」を法華経編集者が意識していたとしか思えないな。 続く

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これで法華経は釈尊とは無縁どころか、その法華経の基盤となる思想をちゃんと説いており、その思想が創価学会にまで流れていることが証明できたと思う。最後に御義口伝のこの箇所を議論しよう。 続く

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「此の品（普賢品）の時最上第一の相伝あり、釈尊八箇年の法華経を八字に留めて末代の衆生に譲り給うなり八字とは当起遠迎当如敬仏の文なり、此の文までにて経は終るなり当の字は未来なり当起遠迎とは必ず仏の如くに法華経の行者を敬う可しと云う経文なり」 続く

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この御書が日興伝なのか否かという議論はともかく、内容的には全く正しいことがわかるだろう。当起遠迎当如敬仏こそ最上第一の相伝とは正にその通りではないか。そして、生身の釈尊より伝わるこの口伝を忘れてしまったのが他ならぬ日顕宗と言えるだろう。 続く

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如何に法主による秘密の口伝を説こうとも、最上とされる口伝の「当起遠迎当如敬仏」の精神を疎かにし、信徒を単なる権力維持や金儲けの道具として扱ったのであれば、もはやそこには真の仏法の精神はない。そして、当起遠迎当如敬仏にこそ、釈尊の、そして日蓮の真の仏法の精神が伝わると言えるだろう。

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最後にこれを引用してこのまとめを終わる。 「学会員が大切なのです。学会員が最高に尊貴なのです。（略） 　法華経に照らせば、広宣流布をしている学会員以上に尊貴な方々はないのです。 　何度でも私は、このことを言っておきます。私の遺言と思ってもらいたい」池田名誉会長『法華経の智慧第六巻』