- MonokuroMsk
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幸福なXXXを。
@XXX2022_
「はは、そんなに緊張しなくていい。」 「あ、ありがとうございます」 彼女の表情から緊張していることを悟った青年は優しく声を掛ける。 その優しく掛けられた声に安心した彼女は、ホッと安堵したように息を漏らす。
2023-05-29 20:32:45
幸福なXXXを。
@XXX2022_
「いいや、大丈夫だよ。なにかお探しかい?」 自分よりも先に店の中にいた少女と青年が話していたのであろうということを眼帯の青年は察することが出来た。だからこそ開口一番発した言葉がそれなのだ。
2023-05-29 20:37:17
幸福なXXXを。
@XXX2022_
けれど店に来てくれたということはお客様なのだから、真剣に考えているのだろう。ならば、と最近入ったばかりの可愛らしいサテンリボンを勧める。
2023-05-29 20:43:23
幸福なXXXを。
@XXX2022_
少し大きいと思えるが髪の毛を結ぶのにでも使えば遠くからでも誰かというのが分かるだろう。結び目を解けば、リボン結び以外の形に結ぶことも出来る。
2023-05-29 20:44:32
幸福なXXXを。
@XXX2022_
「渡したいものがあるんだが……忙しそうだな」 チラリとアレクと呼ばれた眼帯を付けた青年は、両脇に子供たちを連れている少女を見て困ったように首を傾げる。
2023-05-29 20:53:40
幸福なXXXを。
@XXX2022_
するとその視線に気付いたのか、コソコソと近寄ってきた最年長2人組に今までの事を説明。 すると最年長2人組は話し合い、クスクス笑ったあと口を開く。
2023-05-29 20:56:16
幸福なXXXを。
@XXX2022_
「チビ達は俺らが見ておくからたまには2人で遊んでこいよ!」 最年長の言葉にアレクとリリスはえっ、と驚いた表情を浮かべている。
2023-05-29 20:57:33
幸福なXXXを。
@XXX2022_
ふらりふらりとなんてことの無い会話、なんてことない時間を過ごしながら二人はグリュックスタウンの中を巡っていた。 pic.twitter.com/Bknc4uNUrK
2023-05-29 21:03:31
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幸福なXXXを。
@XXX2022_
夕焼けが眩しい街中、今日は楽しかっただろうか。他愛のない話をして、ただ街を歩くだけだったけれど、アレクに取ってリリスが楽しんでくれればそれで良いのだ。
2023-05-29 21:05:27