とある元不登校児のつぶやきから~不登校、学校/社会への復帰、フリースクール、そしてオルタナティブとは

元不登校児でフリースクールで育った人や、なんとなく今の社会の在り方を良しと思えない人などなど…ある元不登校児のつぶやきをきっかけに広がったツイートをまとめました。 果たして、学校や社会には復帰しなければいけないものなのか?オルタナティブな教育を志向する場が行き場の無い子どもの受け皿としてしか機能していないのでは?そもそもオルタナティブな生き方って?ていうか生き方を根源から問い直す作業とか、もしかして今は流行りじゃない?…などなどの話です。
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須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

11月19日付けの朝日新聞朝刊を見た方はいるだろうか。「不登校 そのとき親は」という題字で記事が掲載。しかし、今でもこのように「学校復帰」が前提とされた記事があるという事実がある。記事を書く記者は過去の記者とは限らない。新しい記者はきっと「学校教育」で育った記者だろうと推測…。

2011-11-19 02:56:45
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

私が学校に行かなかったのは1989年。もうすでに何回も書き込むが、この20年、実質的なものはほぼ変わっていない。なぜなら「学校復帰」が前提とされ続けているから。さらに怖いのは、「学校復帰」があたりまえのような空気が漂いつつあるという現状だろう。親は悩み、子どもはもっと苦しむ…。

2011-11-19 02:59:50
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

この生きづらい現状に、私は絶望になりかけるような感覚に襲われる時がある。とはいえ、学校に行かない人たちはたくさんの人が今を生きていて、私も生きている。生きている人がいる限り、何か希望は見えてくるはずだ。その思いで、私はなにかを仕様と思うのだと思う。

2011-11-19 03:01:14
太田 泉生 @otaminao

あきまへんなあ。 RT @yujisunaga: 11月19日付けの朝日新聞朝刊を見た方はいるだろうか。「不登校 そのとき親は」という題字で記事が掲載。しかし、今でもこのように「学校復帰」が前提とされた記事があるという事実がある。記事を書く記者は過去の記者とは限らない。

2011-11-19 20:20:01
太田 泉生 @otaminao

ここんとこは意味がよくわからん RT @yujisunaga: しかし、今でもこのように「学校復帰」が前提とされた記事があるという事実がある。記事を書く記者は過去の記者とは限らない。新しい記者はきっと「学校教育」で育った記者だろうと推測…。

2011-11-19 20:21:05
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

@otaminao 昨日のツイートの反応、どうも。少々言い切りになってしまったが、長年、取材を積み重ねている人であれば、もっと違う記事になるのではないかと想像した次第。記事を書いた記者は、比較的若いのではという私の「推測」の上での書き込みでした。

2011-11-19 23:34:26
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

@otaminao またその記者が、学校教育を受けて育ってきたら、「学校復帰が前提」という意識を持つこともなく、そのまま記事にしちゃっているんだろうなぁ、という推測です。でも、よく考えてみれば、おいらが推測しすぎの感がありますね。

2011-11-19 23:38:45
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

@otaminao とはいえね、あの記事でいちばん気になるのは、「家にいていい」ということを受け入れておきながら、やはり最終的には登校刺激が前提に立っちゃっているので、そのようなところに置かれた子どもは、落胆する子もいるだろうなぁ、という感想。

2011-11-19 23:41:19
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

@otaminao しかも、優しく受け止めておきながら「刺激」与える、なんて動きは、最近本当に強くなってきていることが、ちょくちょく話に行って親から感じるところなのでした。単純に20年前にもどったというより、迷いや不安が積み重なって、さらにややこしくなっちゃってる感じ。連投失礼。

2011-11-19 23:43:52
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

昨日の朝日新聞記事「不登校 そのとき親は」をちょいと考えているうちに、違和感がいろいろ湧いてきた。「登校の準備」として、①「これならできる」とおもえることをやる ②学校のことを考えないようにするために集中できる時間帯を ③料理などで段取り力を身につけることをする (続)

2011-11-19 23:46:58
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

さらに、①ゲームなどで遊ぶ、②知人に遊びに来てもらうなど、第三者を家庭内に ③外出の機会を などとあった。しかし、これらの「登校の準備」おいらからすると、うっとうしくって、裏があることをしっちゃうと、えらい腹が立ったし、絶望感さえ感じた行動ばっかりなんだけどな。

2011-11-19 23:49:21
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

また、「登校準備」の最後に、「目に付く場所に学校のプリントを張るなど、少しずつ学校への関心を高め、登校を促す時期を決める」とある。そこまでして投稿しなければいけいない自分なのか、それほどしないとダメな子だからと、いろいろとこれに一番腹が立っていたのだけれどなぁ。なんだかなぁ。

2011-11-19 23:51:33
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

私自身はもう20年以上前のことだから、もう過去だという整理で、冷静になっている自分もいる一方で、こういうことには未だに反応する自分がいるのだな。それは、私がまだ子どもという当事者だから、というのはちょっと違っていて、継続して長期間近い所にいて、触れたり考えたりしているからだろう。

2011-11-19 23:54:32
@imymemii

今、 @yujisunaga 君がしているツイート、いろいろ考えながら読んでいる。不登校をいったんは受容しておきながら、結局は学校復帰ありきで登校刺激をしていく。しかもそのやり方は昔のように強引なものじゃなくて、一見良さそうに見える行動療法的なやり方。あーなんか頭痛い。

2011-11-19 23:56:37
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

なぜ、学校へ戻ったほうがいい前提が変わらず存在するのか。そこが私の反応ポイントです。しかし、過去の「戻ったほうがいい」と、今の「戻ったほうがいい」という文脈は、かなり違った環境や背景があると思います。その違いはなにか、なぜ「戻る」前提が存在し続けているのかは、研究のしどころです。

2011-11-19 23:57:41
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

僕がもし今、仮に小学生高学年で、学校に行かなくなったとして、記事のアドバイスのような対応をされたらどうなのだろう。きっと、「受容」してくれる親にほっとするだろうが、しかし、どこか見えないおかしさや違和感を積み重ねる気がしてきてしまう。

2011-11-20 00:00:17
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

小さい子どもにとって、親は一番近い存在で、信用するほかない存在で、それがゆえに絶対なので、親に頼るほかないと思い、自分への諦め感を強くする気がしてしまうのだが、どうだろう。しかし、そこで「違和感の積み重ね」は、確実に、自己の内面に深く鉛として残ってしまうような気がするのだが。

2011-11-20 00:01:38
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

最近、というかここ10年「学校に生き続けながら」も、気持ちは不登校だったと振り返る大学生が増えていると聞く。その根は、学校に行かなくなった子どもより深いという。過去に整理出来なかった(自分でよいんだという感覚が適切か)状態が、今の苦しさになって現れている場合もあるのでは。

2011-11-20 00:05:04
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

今、新たに、改めて学校に行かない生き方への文脈づくりが必要になってきているとも思う。なぜ学校に行かないのか、行かないとどうなのか、行かない生き方とはなにか、オルタナティブな教育の存在、その先にあるものとはなど。最初から新しい生き方までをつなぐための丁寧な文脈が、今必要ではないか。

2011-11-20 00:11:15
高田秋桜 @chamyuhin

そうそう。行く自由もあれば、行かない自由もある。行かせようという画策していたら、それはたぶん全部バレる。子どもを侮ってはいけない。  RT @yujisunaga なぜ、学校へ戻ったほうがいい前提が変わらず存在するのか。そこが私の反応ポイントです。

2011-11-20 00:02:01
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

@chamyuhin 子どもを侮ろうとする仕組みが、なんかいつの間にか出てきていて、それが過去と比べて「巧妙さ」に拍車が掛かっているような気がするのですよ。困ったもんです。

2011-11-20 00:18:31
@imymemii

「戻った方がいい」の文脈は確かにここ10年くらいで大きく変わったと思う。一昔前の常識の押し付けや、真人間になれなくなるという恐怖感とは違う。「あなたのためだから」という優しさが、恐らくはベースになっている。大変だよね、しんどい時もあるよね、でも世の中変わらないから「お前が変われ」

2011-11-20 00:01:48
@imymemii

「勉強はしたほうがいい、あなたの為に」「社会性は身につけた方がいい、君の為に」…学力はあったほうがいい、コミュ力はあったほうがいい、全てはあなたの為。世の中おかしいところもあるけど、それでも生きてかなきゃいけない、それがあなたの為…。うるせえ。何が自分の為かなんて自分で考える。

2011-11-20 00:06:44
の〜みそぬこぬこ @brain_catcat

不登校児童生徒が学校に戻るべきかは難しい問題だけど、戻らないことに大きなリスクがある状況ってのは今も解消されていないのではないかと思う。出来ることなら戻った方が本人のため、というのは否定できない。しかし諸手を挙げて賛成するのは躊躇われる。

2011-11-20 00:09:14
の〜みそぬこぬこ @brain_catcat

これって、「社会は厳しいのだから、それに耐えられるように厳しく教育すべきだ」というのと似てる。スタンスとして、それは一概に間違いとは言えない。それが有効な人もいるし、基本そういう方針でやってきた側面はあったんだろう。

2011-11-20 00:11:35