「ぼくらはそれでも肉を食う」読書メモ

タイトルにある書籍の読書メモです。 最近、本当に記憶力がなくなってきたので、せっかく読んだ本の内容も、右から左に消えて行くような按配なので、通勤途中に読みながらツイートしたものを、順番にまとめました。 なお、このツイートの内容は、僕という人間のフィルターを通して書かれているので、この本の内容と完全に一致するとは限りません。内容をざっくり知ることは出来ますが、細かい例までは書ききれませんでしたので、ご興味のある方は是非、書籍の方を書店でお買い求め下さい。 続きを読む
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福田 礼@撤退予定 @fukupage

しかし動物愛護的な考え方でいくと、鶏肉を食べることは牛肉を食べることより罪深い。それだけ多くの命を奪うからだ。その考えの究極はクジラを食うことが一番罪が少ないということになる。PETAは一度鯨を食べようとキャンペーンで呼び掛けて、多くの人を失望させた。 #ぼく肉

2011-11-16 08:19:29
福田 礼@撤退予定 @fukupage

菜食主義に傾倒する理由でもっとも多いのが、健康上の理由で、次に倫理的な理由が僅差で続く。しかし、それらの理由は後に変化し、健康的かつ倫理的な生活のために、菜食主義を続けようとする。 #ぼく肉

2011-11-16 08:21:49
福田 礼@撤退予定 @fukupage

ところが、アメリカの菜食主義者の多くは肉を食べている。中には雑食の人よりも多く鶏肉を消費している人もいる。 #ぼく肉

2011-11-16 08:22:53
福田 礼@撤退予定 @fukupage

肉食忌避は接触障害への第一歩である。思春期に菜食主義に陥ることは、過食と絶食を繰り返す傾向が強く、善悪の二元論に陥ってしまい、極端にストイックになりがちだ。こういった危険に若者は耳を貸さない。 #ぼく肉

2011-11-16 08:27:36
福田 礼@撤退予定 @fukupage

アメリカでは、元菜食主義者が現菜食主義者の三倍いる。 #ぼく肉

2011-11-16 08:30:51
福田 礼@撤退予定 @fukupage

菜食主義に挫折する人でもっとも多い理由は、健康上の理由である。「貧血になるくらいなら牛の死体を食べた方がましだ」と考える人も中にはいる。菜食主義で健康を維持できた人は、とても幸運だといっても差し支えないだろう。 #ぼく肉

2011-11-16 08:41:51
福田 礼@撤退予定 @fukupage

自分が食べる肉を確保するために、自分の手を汚す必要があるのかもしれない。それが責任を果たすことに繋がるのかも……。 #ぼく肉

2011-11-16 08:46:59
福田 礼@撤退予定 @fukupage

実は菜食主義者も肉食をする人も、身体的にあまり差はなく、BMI値に大きな差は見られない(これはアメリカだけなのかなぁ?)#ぼく肉

2011-11-16 09:00:31
福田 礼@撤退予定 @fukupage

現代社会において、完全菜食を継続するのはなかなか難しいことであり、それができるということは、それだけで恵まれているといえるだろう。 #ぼく肉

2011-11-17 07:58:21
福田 礼@撤退予定 @fukupage

下位の生物(昆虫など)を実験素材として認識するのは容易いが、哺乳類を実験素材と認識するのは抵抗をもつ人が多い。 #ぼく肉

2011-11-17 07:59:37
福田 礼@撤退予定 @fukupage

あのダーウィンでさえも、動物の標本を数多く制作し、そのために多くの動物を殺さざるを得なかったことを、後にかなり後悔し、そして葛藤し続けた。しかし、最後には科学者としての立場をとることとなった。 #ぼく肉

2011-11-17 08:08:06
福田 礼@撤退予定 @fukupage

多くの動物愛護活動家は、「動物実験を行う人間は動物は痛みを感じないと考えている」と主張するが、もちろんそんなことはなく、多くの科学者は自分の行為に疑問を抱き、葛藤しているものだ。 #ぼく肉

2011-11-17 08:10:38
福田 礼@撤退予定 @fukupage

動物実験にハツカネズミを使うべきか?それとも無脳症の新生児を使うべきか?はたまた死刑囚を使うべきか?実験にまつわる多くの人は、こういった葛藤のなかで苦悶している。問題は「道徳」という一面でさえ、人の見解は一致しないということだ。 #ぼく肉

2011-11-17 08:40:38
福田 礼@撤退予定 @fukupage

ハツカネズミを用いた研究や実験によって多くの成果があったと、研究者たちは主張する。その一方で、それらの研究は成果どころか危険なものでしかない、役に立たないものだと主張する人たちもいる。だが、現代の生医学の研究はハツカネズミの実験抜きには語れない。 #ぼく肉

2011-11-17 08:40:40
福田 礼@撤退予定 @fukupage

ハツカネズミはおとなしく、多産で、実験動物としてはとても優れている。しかしもっとも重要なのは「だれもネズミのことなど気にしない」ことだ。多くの人が家でネズミを見つけたら殺すだろう。外に逃がそうとする人は少なく、共存しようとする人は皆無だ。 #ぼく肉

2011-11-17 08:40:43
福田 礼@撤退予定 @fukupage

実験用のハツカネズミは多用な仕様(毛色や体質、疾患、奇形など)のものを、自由に選択することができ、独自の仕様のものはおよそ10万ドルの費用と一年という時間があれば「製造」できる。 #ぼく肉

2011-11-17 19:22:41
福田 礼@撤退予定 @fukupage

動物実験によって見いだされた知見も多い。しかし動物実験以前から見いだされていた知見もある。また、動物実験では見いだすことができなかったり、誤った結果を見いだした事実もある。動物実験反対派は、その否定的な事実に着目する。 #ぼく肉

2011-11-17 19:22:42
福田 礼@撤退予定 @fukupage

ハツカネズミで効果的な実験が望めないことも確かにある。その場合、次の実験材料の候補は、人間により近い「サル」ということになるだろう。 #ぼく肉

2011-11-17 19:24:49
福田 礼@撤退予定 @fukupage

アメリカでは実験動物に関する飼育や使用のガイドラインがあり、それに基づいてかなりいい条件で飼育がされている。しかし、飼育用のケージから脱走した瞬間から、そのガイドラインは無視され害獣扱いとなる。 #ぼく肉

2011-11-17 19:35:56
福田 礼@撤退予定 @fukupage

同じようなことは家庭でも起こる。かわいいハツカネズミは住みやすい環境に美味しいエサを与えられ、死んだら丁重に葬られる。殺されることはあまりない。しかし害獣のネズミは見つかり次第殺され、ゴミ箱に捨てられる。与えられるエサは毒入りだ。 #ぼく肉

2011-11-17 19:38:02
福田 礼@撤退予定 @fukupage

実験用、ペット、害獣の他に、「余った」ハツカネズミというものが存在する。実験のために余計に「製造されてしまった」ハツカネズミだ。それらは毎日処分されている。 #ぼく肉

2011-11-17 19:48:58
福田 礼@撤退予定 @fukupage

アメリカでは、ハツカネズミは動物として扱われていない。実は犬の死体よりも低い立場でしかない。そのせいか、アメリカ全体の犬の頭数はほぼ把握できるが、ハツカネズミの数は把握できない。 #ぼく肉

2011-11-17 19:52:52
福田 礼@撤退予定 @fukupage

「動物」か否かを論理的かつ整合性を保ったまま境界線を設けようとすると、さらに「動物とは何か」を研究していかなければならないため、多くの動物実験を許容しなければならないというジレンマが生じる。 #ぼく肉

2011-11-18 08:15:58
福田 礼@撤退予定 @fukupage

過去に行われてしまった実験はタブーにはならない。先鋭的な動物愛護団体であっても、残酷な実験の結果が有意義なものであれば、積極的にPRに活用する。「すでに行われてしまったものは仕方がない。別の命を救うために、その結果を有効活用する」ということだ。 #ぼく肉

2011-11-18 08:19:09
福田 礼@撤退予定 @fukupage

ネズミは視覚情報を通じて苦痛を共感することができる。それらは「処置によって」嗅覚や聴覚を永久に遮断した実験の結果明らかになった。肉親などの身内の苦痛は、とても強く共感することがわかった。倫理的に問題が多いこの実験は、何故か多くに人に肯定的に受け入れられた。 #ぼく肉

2011-11-18 08:28:05
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